グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
南越後3座の山旅①
火打山・妙高山・高妻山
1.2002年9月17日~20日
2.同行者:H、MI、MH、MN 高妻山は単独
3.MI車:会費¥3000
バス:長野―中社¥1160 戸隠キャンプ場―長野¥1360
高速バス:長野―新宿¥4000
4.宿泊 山田旅館:1泊2食¥9000 黒沢池ヒュッテ:1泊2食¥8100
戸隠小舎:1泊2食¥9000
9月17日(火)雨のち曇 小谷温泉
5時45分、高田馬場駅前で落ち合う。首都高速に入らず、直接、関越自動車道に向う。
7時30分、佐久平PAでトイレタイム。段々と雲行きが悪くなり、妙高高原ICを降りた頃から雨が降り出す。杉野沢からジグザグに登っていく。笹ヶ峰では本降りだった。当初、予定していた、ここからの登山を諦め、小谷(おたり)温泉に向う。400年前、上杉、武田合戦の折りの落武者が発見した湯治場。カーナビには登録されていない道だった。舗装しているところは僅か。水溜まりのところや車1台の幅しかないトンネルを通って乙女峠を越える。かって深田久弥夫妻が雨飾山を登り終え、ヒマラヤ登山家古原夫妻と話をしながら歩いた道だ。
12時過ぎ、山田旅館に着いて別館に案内される。MHは早速、酒盛りを始める。しばらくして雨がやんでしまう。1時間早くやんでいれば雨飾山に挑戦していた。MIはガソリンが切れそうなので、麓のガソリンスタンドまで走っていく。帰って来たMI、村役場で発行している雨飾山登山案内を手にしていた。感謝。
14時、1人で登山地図を持って歩いてみる。旅館の人に聞いた道は、旅館の裏道だったが、直ぐ消えてしまったので、車道に戻る。雨飾山荘の手前で車を止めて休んでいたオッサンと話す。丁度、雨飾山の頂上が見えた。
しかし直ぐ雲で覆われてしまう。山荘の近くに露天風呂もあった。山に向う道を歩く。途中、記念碑が立っていた。明才堰。明治12年9月15日から4年かけて16キロの用水路を作っていた。雨飾高原キャンプ場への道と別れ、鎌池の方に登っていく。池は駐車場の先にあった。時計回りに歩く。鬱蒼とした木々と池の間に細道が続いていた。
トチの実が落ちていた。「小谷行き」と書いた標識に従って行く。
雨上がり蛙飛び出すブナ林
やがて倒木が道をふさぎ、雨で凹んだ道が藪に覆われてしまう。一度誰かが通った跡があり、辿っていけた。その内、わからなくなる。へこんだところを踏み込んでみたが、深みにはまるだけ。戻って別のへこみを行くと小道に出る。近くに林道が見え、ホッとする。
16時、旅館に戻ってズボンを見たら、草の実が一杯ついている。地図はあてにならない。温泉に入って冷や汗も流す。ここの湯は飲めた。外は雨。夕食までテレビに釘付けになる。日朝の歴史的会談を放映していた。
17時30分、食堂で食べる。大きなトレイに盛りだくさんの料理。部屋に戻って休む。直ぐ寝てしまう。
火打山(2462m)地図:国土地理院1:25000妙高山、赤倉
昭文社:山と高原地図⑱妙高・戸隠・雨飾
9月18日(水)晴
5時、テルモスにお湯を入れ、弁当をバッグに入れる。外は晴れていた。
5時55分、出発。昨日走った道を戻って笹ヶ峰の登山口に出る。駐車場のランドクルーザーに柴犬が繋がれていた。入り口には犬立入禁止と書いてあった。
7時前、高度1315mから登る。20分で遊歩道と別れ、ひたすらブナとシラカバ林の中を登る。沢に出た。
8時、黒沢橋を渡り、12曲がりを30分かけてジグザグに登る。途中、大きなブナが3本あった。一服した後、ダケカンバやオオシラビソの林を通る。階段状の木道を進む。
9時30分、富士見平の分岐点。妙高山に行くルートと分かれる。オヤマリンドウが咲いていた。
左の道をとり、ダケカンバやウラジロナナカマドが繁った林を歩く。左手に雲に隠れた火打山が見えていた。黒沢岳の西側を巻いていく。
10時30分、三角屋根の高谷池ヒュッテに着く。荷物を整理して小リュックだけ担ぎ、バッグをヒュッテの軒先に置かしてもらって火打山に向う。
池糖にはヒツジグサが水面から突き出ていた。湿原にかかる木道を歩く。岩石が草原に出ていて、リンドウが適当な間隔で咲いていた。更に「天狗の庭」で木階段を登っていく。
右手前方には鬼ケ城の断崖が見えた。途中、女子大生の挨拶攻めにあい、追い越していく。新潟大学4年生達45名で養護科専攻、昨日から黒沢池ヒュッテに泊まり、火打山を登っている。これが単位の一つだった。
雷鳥平に出てハイマツの間やガレ場の階段道を登っていく。
12時25分、火打山登頂。ガスっていて何もみえない。写真を撮って直ぐ降りる。
高谷池ヒュッテに戻ってリュックにバッグを詰め込み担ぐ。木道のある緩やかな登りで茶臼山を越える。
妙高山、手前に外輪山、眼下に青い八角型の黒沢池ヒュッテと池が見えた。急坂を降りる。
15時過ぎ、黒沢池ヒュッテに到着。八角型の方は女子大生、我々は隣りの三角小屋にアサインされる。外のベンチで水を煮沸してテルモスに入れ、蓋を開けておく。小屋で酒を飲み、胡瓜に蜆入り味噌を付けて食べる。美味い。
同宿者は千葉から来たテニスコーチ。予定を一日ずらし、車で関温泉まで来て車内で泊まり、神奈山経由でやって来た。途中、熊笹に覆われた道を通ってきている。明日、火打山を往復して帰る。テニス談義をした後、夕食も一緒にする。小屋は余裕をもって休めた。
Hiuchiyama(2462m) in Niigata pref. 100Famous mountain in Japan
1.Access:Car is better.Kanetsu,Jyoshinetsu expressway Myokou kougenIC→,pref. road39,Sasagamine parking
2.Accommodation:Kouyaike hut(0255-86-3139)one night two meals
7000yen
3.Information:Myokou city tourist association(0255-86-3139)
4.Season:Jun to Oct
Records:Sep18
6:55-8:00 walk from gate(1310m)among silver birch to Kurosawa deai(1500m).
8:05-9:30 climb among abies mariesli to Fujimidaira junction(1900m).
9:05-10-30 climb to Kouyaike hut(2120m).
10:55-12:25 walk around pond and climb rock and wood stair to peak.
12:27-15:05 back to Kouyaike hut and continue up and down to Kurosawaike hut (2120m).
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