グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
北アルプス4座の山旅③
三俣蓮華岳(2841m)
地図:国土地理院1:25000三俣蓮華岳
昭文社:山と高原地図37剱・立山、 38上高地・槍・穂高(笠ヶ岳)
7月24日(火)晴
4時20分、疲れていたのか良く寝られた。テントをたたみ、ザックを担いでトイレの前で待つ。スッキリしたところで急登にとりかかる。昨日も一緒だったオバサン3人組を抜いて行く。荷物も大分軽くなってきた。それでも身軽なハイカーおじさん3人組に抜かれる。しばらくして1人がキジ打ちで道から離れており、先に行く。彼らは鷲羽岳に向う。笠ヶ岳がはっきり見えた。
ハイマツの尾根を過ぎ、鷲羽岳への分岐点を右に登っていく。振り向くと薬師岳、名山の風格がある。
7時30分、三俣蓮華岳登頂。広場にある石に座って休む。西側からの槍ヶ岳は雲海の上に見えた。
今度は尾根伝いに歩く。丸山を過ぎた頃、後ろからテント担いだ関西オッサンが追い越していく。同じルートを行く人で、双六岳の方に登っていった。こちらは楽な中道を歩く。ハイマツの中でクァオクァオという声が聞こえた。その内、声の主がわかった。雷鳥だった。親子に出会う。
大地も身体も暑くなってきた。雪解け水があると、タオルを水に浸し帽子の中に入れて被る。
10時、一気に降りて双六小屋に着く。水を補給し、一つ300円のリンゴをかじる。ここには富山医科大学診察所がある。テント場を過ぎて笠ヶ岳に向う。未だ遠くに見えた。残雪があると、頭をこすりつける。暑いが、槍ヶ岳を近くに、尾根が穂高に続いているのを見ると、気分は爽快になる。
11時30分、鏡平への分岐点。眼下に鏡平の池と小屋が見えた。ハイキング格好の身軽な家族が弓折岳から降りてきた。小屋に荷物を置いて登ってきた。
弓折岳(2588m)を登ると、昇り降りは少なくなって距離をかせぐ。時たま太陽が雲の中に入り、歩きやすくなる。ひたすら歩く。標識がないが、見晴らしがいいので尾根を安心して歩く。槍の手前、千丈沢乗越から尾根が続いていた。
ビタミン粒を水に溶かして飲み、飴とチーズ、チョコを食べながら歩く。秩父岩(2792m)に向って登ると、笠ヶ岳も近づいてきた。誰もいない。この調子だと小屋には午後5時になってしまう。
山登り疲労と絶景吐息して
17時過ぎ、テント場にザックを置き、小屋まで行く。岩だらけの上を登って行く。ようやく小屋に着き、テント場代を払い、ビールを飲んでいると、大阪の青年が頂上から降りてきた。頂上は明朝にする。テント場に戻り、設営してから雪渓の下に降りて水を調達。ガスバーナーでお湯を沸かしカレーライスを作る。夕陽に照らされた槍、穂高そして眼下に焼岳を見ながら食べる。蚊がいた。蚊取り線香を足元に置いて食べる。ヘッドランプを点けてみたら電池が切れかかっていた。急いで食べ終わり、片付けてテントに入る。満月が現れた。
Mitsumatarengedake(2841m) border of Toyama pref. ,Gifu pref., Nagano pref.
300Famous mountains in Japan
1.Accommodation:Mitsumata lodge(090-4672-8108)one night two meals9000yen
2.Information::Oomachi city office(0261-22-0420)
3.Season:Jul to Sep
Records:Jul24
5:10-7:30 climb to peak.
7:45-10:00 down and up and down ridge to Sugoroku lodge.
10:15-11:30 walk ridge to junction of Kagamidaira
11:40-14:00 walk ridge to Chichibu rock.
14:10-15:15 walk to junction of Kasa new route.
15:30-17:00 walk ridge to Kasagatake lodge and set tent.
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