グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

         北アルプス4座の山旅④

                 笠ヶ岳(2898m)

地図:国土地理院1:25000笠ヶ岳                                  

   昭文社:山と高原地図38上高地・槍・穂高

7月25日(水)                            

零時半、人声で目を覚ます。

2時半、トントン音がする。風の音だった。暴風雨になることも予想しながら横になる。

4時20分、人声で起きる。晴れていた。

DSC00054.JPG

一通りパッキングしておいてから、袋に水や上着を入れて頂上を目ざす。

DSC00055.JPG左、頂上

5時30分、笠ヶ岳登頂。

DSC00058.JPG笠ヶ岳山頂

祠で関西オッちゃんに会い、「影笠が見える」と教えてくれる。クッキリと影が映っていた。

DSC00056.JPG影笠

白山が雲海の上に出ていて神々しい。白髪のハイカーがクリヤノ頭の方に向うので2人の地元ハイカーに聞いている。麓の新穂高や中尾温泉が見えていた。祠と朝日に合掌してから下山。

DSC00057.JPG

帰りに水場への近道をとったが、岩の上を降りていくので却って時間がかかってしまう。水場で洗面と水補給を済ませてテントに戻る。小屋からのハイカーが次々と下山して行く。

7時、出発。1時間で分岐点に戻る。ひと登りしてから休む。グループが降りる前に動く。群馬県太田から来た5人組と同じペースでカールを降りて行く。これから新穂高で温泉に入り明日、車で帰るという。今日も快晴となり、段々と暑くなってくる。ところどころに車百合が咲いていた。杓子平を過ぎると、タオルに水を浸けるところもなくなって来た。もろに日を浴びながら降りる。これだけの荷物を背負って炎熱下を降りるのは、2度とやれない。笠ヶ岳だけ日帰りで登る青年が軽装でやってきた。

10時、チャンチャラチャン、聞きなれた音がする。ザックを降ろして携帯をとる。家からだった。状況を伝え、今晩中に帰れること、会社から連絡があった場合の処理を頼んでおく。ホットしたせいか、急に疲労感が出てくる。シャリバテのようだ。木陰で昼食をとったら、益々荷物が軽くなる。高度200m降りる毎に一息つきながら降りる。2200m台でツガの大木が出てきて木陰で一息。グループ達は麓で泊まるせいか、音沙汰ない。1人降りて行く。イワシャジンに似ている野草の花が咲いていた。

DSC00059.JPG

高度1600mを切るとブナとナラの原生林に入って行く。ジグザグにひたすら降りる。林道が眼下に見えても一向に近づかない。流石に笠新道はきつい。半ズボンになっていたら、1人ハイカーが追い抜いて行く。携帯で松本からの高速バスの予約をしておく。

14時、登山口に出た。水場があり、しばらく頭を冷す。

         炎天の縦走果たし冷やす顔

小池新道からのハイカーが林道をセッセと歩いて来てアッという間に消える。炎天下、林道は照り返しもあり、一層暑くなっていた。しかし、途中に水場があったり、山側の岩の隙間から冷風が吹いていた。新穂高に近づくとジグザグに降りて行く。

15時10分、バス停前。松本直行バスが午前中と午後1便出ていた。タクシー運転手が近づき松本に行くならどうぞ、と声をかけてくる。1人だから結構と断る。公営の浴場があったが、先ず食堂で大瓶ビールを飲みながらトロロ蕎麦を食べる。ここの蕎麦はうまい。ザックを担いで浴場に行くと午後4時までだった。後、15分。石鹸を土産場で買って入る。身体を洗って風呂に入った時には4時。年配の係員が女湯の方に声をかけ、湯のバルブを外から閉めてしまう。焼けた肌には熱過ぎ、胸下まで湯に浸かって出る。のんびり入らないと疲れがとれない。係員が掃除にやってきた。下着を入れた袋が置き忘れていた。青年と一緒に出る。彼は16時45分発の高山行きバスに乗る。一緒だ。それまでアイスクリームを買ってベンチに座って話す。上高地帝国ホテルに2ヶ月勤務。8月末には帰る。今朝、焼岳に登り、西穂高ロープウェーで降りてきた。ホテルは2人で2万6千円だが、お勧めしないという。

高山行き濃飛バスは20人ほど乗せて定刻に出る。栃尾温泉や熊牧場を経由していく。途中、道路工事のため平湯には3分遅れで着く。降りる前、切符を探しまくる。青年が後ろに落ちたのを拾ってくれた。ありがたい。平湯から若い外人グループが乗り込んでいく。松本まで切符を買おうとしたら、新宿直行のバスの切符を買っている人がいた。やがて高山からの新宿行きバスが到着。松本行きの高速バスに電話して予約を取り消して切符を買う。出発は予定より10分遅らすというので、土産品売り場に行き物色、結局、野沢菜を買ってバスに乗る。

17時35分、乗客は10人。新穂高から一緒だったオッサンの斜め後ろに移って情報交換。横尾から東鎌尾根、槍ヶ岳、西鎌尾根を歩き双六小屋に泊まって帰ってきた。千葉から来ており、百名山は36だが、交通事情に詳しい。インターネットで検索していた。大型缶ビールを3缶買って飲んでいる。トイレがあるから安心して飲めるという。ブランディを勧めたが、チャンポンだと酔うと言って断られる。

18時40分、松本料金所はETCで素通り。渋滞していなければ便利だ。途中、諏訪湖SAで20分休憩。蕎麦を食べる。

19時30分、出発。残ったブランディを空けたら、グッスリ寝てしまう。

21時48分、新宿駅前に早着。松本経由より約1時間早かった。

計画が変わり、始めてのテント持参単独行となった。雨天になれば小屋泊まりにするところ好天に恵まれ、全てテント泊となった。食料を減らして軽くするのが楽しみとなった。翌日から左膝が痛みだし、治るまで1週間以上かかった。最終日、高度差1800mを一気に降りたのが効いた。

Kasagatake(2898m) in Gifu pref.       100Famous mountains in Japan

1.AccommodationKasagatake lodge(0578-89-2404)one night two meals9000yen

2.Information:Takayama city Kamitakara branch(0578-86-1111)

3.SeasonJul to Sep

RecordsJul25

5:20-5:30   climb to peak.

5:50-6:00   back to tent and packing.

7:00-8:00   down to junction

8:05-11:00  down Kasa new route and take meal.

11:50-14:00 down to logging road.

14:15-15:10 walk to new Hotaka spa and take spa.


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