グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

            武甲山(1295m)

1.2002年6月11日

2.地図:国土地理院1:25000秩父

     昭文社・山と高原地図22奥武蔵・秩父

3.西武線:池袋―飯能―横瀬¥720 秩父鉄道:浦山口―寄居¥710 

東上線:寄居―池袋¥870

 駒込5時発の始発で、池袋に向う。西武池袋駅で5時17分発、各駅停車の小手指行きに乗る。案内によると西武線沿線には20の大学があった。5時57分、小手指に着くと隣に飯能行き電車が待っていた。飯能でも西武秩父行きに接続できた。4両編成の電車が高麗川に沿って渓谷を登っていく。西吾野駅のほか正丸トンネルの中で停まって対向車と交差する。通勤時間帯だからだろうか。

 7時10分、横瀬駅着。

DSC00249.JPGDSC00250.JPG

 武甲山の石灰採取は頂上まで達していた。かって1336mあったのが41m削られている。

DSC00251.JPG武甲山

 線路沿いを歩く。道端には赤い芥子の花が咲き、左手に三菱セメント工場がある。陸橋を潜ると、前方に二つこんもりと突き出た二子山が見える。

DSC00252.JPG二子山

 右手の建物は三菱マテリアルセラミックス工場。横瀬小学校の生徒が集団で登校して来る。年長組は「おはようございます」と挨拶していく。トラックが後ろから通り過ぎていく。車を駐車させて出て来た女性はバックパックを背負い、スタスタと歩いて生川工場の事務所に入っていく。一度、砂利道になったが直ぐ舗装道になる。徐々に登っていく。宇野千代の文庫本を読みながら歩く。

8時20分、延命水で一服。生川を渡り、武甲山神社の一ノ鳥居を通る。

DSC00253.JPG生川を渡る

DSC00254.JPG一ノ鳥居

両脇に狛犬が座っている。ここから「丁目」と彫った石柱が立っていた。茶屋を過ぎると杉林になる。鱒の釣り場の脇を登っていく。小持山へのルートは鉄板が川に敷かれていた。13丁目で林道から別れて登山道に入る。ジグザグに行く道のほか真っ直ぐ登れる道もあり、杉木立の中、一気に登っていく。天気予報では台風4号が近づいており、今日は曇の筈だったが、木々の間が晴れていた。18丁目に不動ノ滝から落ちる水場がある。

9時45分、大杉広場に出る。高度1000m。周囲5mはある杉が戦後生まれの杉を睥睨していた。枝が四方八方に出ている。 35丁目にも巨杉が立っていた。杉林を過ぎると階段になる。階段はペースが乱れる。蜩が鳴いていた。肩の十字架に出る。更に林の中を歩く。新設トイレを横目に52丁目の御岳神社に入って左手の道をとる。

DSC00258.JPGトイレ

DSC00259.JPG御岳神社

10時25分、第1展望台。網越しに眼下を見ると、砕破した石灰岩をトラックが運び出していた。1000m下なので小さく見える。

DSC00260.JPG山頂からの展望

DSC00261.JPG

ぼんやりと榛名山の輪郭が見え、端に両神山が大きく見える。看板には「発破時には退避小屋に行くこと、落雷に注意」など書いてある。第2展望台に行ってみる。こちらの方が狭い。奥に座って食べる。日差しが強くなってきた。突然、白犬が2匹現われる。やがて初老夫婦。秩父の方からやってきた。

11時、下山。肩の十字架に戻ると4回の発破時間が書いてあった。

DSC00263.JPG

ツゲの林を降りていく。退避所を幾つか通過。元気良く挨拶してきた中年女性を先頭に男1人、女2人が続いて登ってきた。左手のシラジクボ地域の斜面は伐採されていた。カラマツ林の中を降りていく。

11時40分、長者屋敷ノ頭。ここから2分歩くと水場がある。ゆるやかな尾根歩きをしてから、一気に降りて沢に出る。二つの渓流が滝となっていた。頭を水に浸ける。橋立川に沿って歩くと林道になる。段々日差しが強くなる。後ろを振り返ると、青々とした武甲山が見えた。

            武甲山裏は緑に更衣

 しかし夏の登山には向いていない。炎天下の林道で本を読みながら歩く。広場に出ると、秩父札所28番・石龍山橋立堂だった。

DSC00268.JPG石龍山橋立堂

 土産品店から「鍾乳洞に行かれるなら荷物を預かります」と声がかかる。「帰りに冷えたビール飲みます」と答え、リュックを置いていく。鍾乳洞へは入場料200円払って入る。中は冷えていて気持ち良い。跪いて通るところが多い。豪快さはない。お地蔵様、石旬や弘法大師の後姿を見る。

DSC00265.JPG橋立鍾乳洞

階段を登って外に出ると、出口の左手で般若心経を謳っていた。数珠を持ったオッサンが年配の聴衆に絵馬について話している。ここには馬頭観世音坐像が安置されていた。後ろに50mはある岩が立ちはだかっている。かって原住民の棲家でもあった。土産店に戻り、奥で缶ビールを飲む。胡瓜の漬け物を出してくれる。さっきの聴衆はバスに乗っていく。

光化学スモッグ注意報の案内を放送していた。駅まで歩いて10分、ガードを超えて左折して登っていくと浦山口の駅だった。切符を買って待っていると、反対側から電車がやって来る。午後2時9分は三峰口の方で、熊谷方面は2時37分。その間、駅長から老人と一緒にお茶をいただく。浦山ダムを教えてくれた。谷あいに見える。平成9年に出来た。この秩父鉄道は創業百年、主にセメントを運んでいた。彼は42年勤務の内大半を運転手として勤務、一度失業保険をもらってから再度運転、最近駅長になった。秩父に住んでいる。今まで死亡事故を起こしたことがない。

DSC00269.JPG

 14時37分、駅長にお礼してから乗り込む。

DSC00270.JPG

 ここでは決められたところしかドアが開かなかった。冷房の効いた車両に移る。西日を避けて座る。お婆さんと話す。77歳、三峰口に近いところに別荘を持ち、時々やってくる。秩父札所は33ヶ所満願成就していた。西武レッドアローの特急を使うのでお花畑駅で降りていく。こちらは長瀞の風景を眺めながらブランディを飲む。

 寄居駅で降り、東上線に乗り換える。小川駅で降り、同じホームで待つ急行に乗り換える。酒が効いたのか寝不足のせいか池袋まで寝てしまう。17時、終点に着く。 

Bukouzan(1295m) in Saitama pref.  200Famous mountains in Japan

1.AccessSeibu Ikebukuro line Ikebukuro-Hannou,SeibuChibu line Hannou-Yokoze

2. InformationYokoze town promote section (0494-25-0111)              

3.SeasonApr to Nov

RecordsJun11

7:10-8:10    walk from Yokoze station (250m)to Enmeisui.

8:15-9:45    climb to big cedar square,

9:55-10:40   climb to Ontake shrine and peak.

11:00-11:40  down to ChojyayashikinoAtama(960m)

11:45-13:30  walk to Hashidate limestone cave.

14:00-14:20  walk to Urayamaguchi station.


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。