グランパの登山日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
1.2013年10月6~8日
2.単独
3.自家用車:走行564キロ
4.バス:乗鞍エコーライン片道¥1400
5.温泉:中の湯旅館¥700
6.地図:国土地理院1:25000焼岳
昭文社・山と高原地図38乗鞍高原
はじめに
丁度10年前に家内と旅をしながら両座を登っている。その時の記録は残っているが、写真がない。そこで300名山の記録の最後を締めるために、車内泊しながらの旅となった。
10月6日(日)
13時、出発。中央高速道を走行。日曜日、車も少ない。諏訪湖SAでトイレタイム。コンシェルジュに平日のETC割引を問い合わせ、帰りは八王子料金所を午後8時か10時以降にする。ここの標高は806mだった。
15時55分、松本ICで降り、国道158号線で上高地に向かう。帰りの対向車が多い。新島々の直販店でリンゴ、柿、葱、胡瓜を買う。
16時45分、道の駅「風穴の里」に行き、一番奥に停める。ここのレストランは午後4時まで。キャンピングカーや観光バスが寄ってトイレを使った後、出ていく。
ハッチバックを開けて、久しぶりに自炊。まず湯を沸かし、カレーとご飯のパックを温める。ビールを飲みながら胡瓜に、ここの店で買った野菜タレをつけて食べる。葱をたっぷり用意してラーメンに入れて食べ、リンゴを食べ、明朝のお粥パックを温めておく。使った容器を手洗い場で洗う。車内の後部座席を倒してマットを膨らまして寝袋の中に入って休む。窓から星が見えていた。
焼岳北峰(2399m)、焼岳南峰(2455.4m)の頂上登山禁止
地図:国土地理院1:25000焼岳
昭文社・山と高原地図38乗鞍高原
10月7日(月)
4時前、起きてトイレに行き、洗面を済まして出発。急カーブが多い。外気温は12℃。トンネルではスピードを出す。幾つか越え、坂巻温泉の標識を過ぎる。上高地への釜トンネル前で左折。上高地方面はまだ閉鎖されていて車が並んで待っていた。200mほど走った後、中の湯方面と書いた標識を右折、ジグザグに登って10曲がりしたところに登山口があった。既に5~6台停まっていて隣りに駐車。もう一休みする。
5時30分、起きてオジヤとリンゴを食べて仕度。夏に富士山を登り、砂走りを降りた時に腰を痛めているので、大事をとって腰にコルセットを装着する。
6時5分、ストック1本使って出発。しばらく歩いた後、急登25分。ブナ、トチノキの樹林帯を登っていく。年輩の2人組みを抜いたが、青年に抜かれる。倒木が多い。
6時45分、高度1830mで窪地に降りて行き、登り返す。
一帯は下に笹、上にシラビソの木。笹が多ければ熊がいるだろう。カメラを持った身軽な男が朝日を浴びている森林を撮って行く。
30分後、分岐点に出る。北峰と南峰がそびえていた。
青空の下、灰色の岩、ハイマツの緑、黄色のダケカンバと紅葉したナナカマドの色合いが鮮やかで圧倒される。
天高し錦繍の山仰ぎけり
林を通り、笹とイワヒゲが咲く道を登っていく。視界が開け、右手は下堀沢の崖だった。
ジグザグに岩場を登っていくと、南峰は近寄りがたい。
コルに出ると、火口湖正賀池が下に見えた。
8時25分、出発。ガスを噴出している脇を通って北峰に向かう。
噴煙の脇を登っていく。硫黄が付着していた。
8時50分、登頂。先に登り終えたオバサンに写真を撮ってもらう。
彼女は裾野出身、富士山は10回以上登っている。しかし世界遺産になって人が増えたので、他の山にシフトしていた。近くの愛鷹山はツツジが咲く頃とか大野山は秋の紅葉が良いと教えてくれる。
明日、登る乗鞍岳はハイマツに囲まれているせいか若々しい。北アルプスも色づいていた。
ここの火山活動は約3万年前からといわれ、1915年の噴火で大正池が出来た。1962年の噴火で負傷者が出た時から29年、入山禁止した歴史がある。
撮影の邪魔にならないよう、やや下がったところに座ってオニギリを一つ食べていたら、隣りに岐阜県古川から来た中年男が小型ガスでお湯を沸かしてラーメンを食べる。ゼミの後輩で高山のK代議士の話を聞く。大蔵大臣を務めた父親の構想だった安房トンネルを実現させていた。3代目は父親の秘書を務めているが、地元では出来が悪いとの評判だった。
9時40分、先に下山。6歳若いが白髪の男は良く来るようで、今年は噴煙振りや硫黄の花が大きくなっているという。日差しも強いので、コルで半ズボンにしてからストックを2本にして降りる。古川の人が先に行く。30分後、朝、抜き去った老夫婦に会う。酒田からで、この後、平湯に泊まり、明日、乗鞍岳に行く。その後、恵那山を予定しているので、コースを案内する。
その後も次々と登山者が現われ、その度に待つか、別のルートをとる。その内、若い白人6人が現れる。女性3人はミズーリとサウスダコダからで自然愛好派だった。分岐点で塩尻から来た親子と休む。軽めのヘルメットをかぶった男が現れる。北アでは、この夏から落石に備えてヘルメット着用を推奨していた。
12時前、追い抜かれるようになり、シャリバテを感じたのでオニギリを食べる。
12時45分、登山口。靴を履きかえて出発。10年前に宿泊した「中の湯」旅館に行き、日帰り入浴代払って男場に行く。
誰もいなかったので、写真を撮っておく。内湯は42℃と45℃がある。階段を降りて露天風呂に浸かる。ここもかなり熱い。穂高岳と明神岳がよく見えた。
風呂あがりに缶コーヒーを飲み、係員に白骨温泉経由の乗鞍高原への道を確認、国道158に戻って行くことを勧められる。
前川渡まで行ってトンネルを過ぎてUターンしてから前川渡大橋を渡って乗鞍岳線を走る。トンネルを越えて大きくジグザグに登っていく。乗鞍観光センターの先にある広い駐車場でトイレから離れていないところに駐車。駐車場の奥にある自然保護センターまで行って時間をつぶす。同じように見学していたKさんと話す。昭和14年生まれ。恵那在住で奥さん、娘と婿と来ている。彼自身は6人の姉の後、生まれた。娘2人がいる。今日は乗鞍岳に登り、位ヶ原まで紅葉を見ながら歩いてから、バスに乗って帰って来た。3人は夕方まで休んでいる。現役の時は、社内の人と山スキーやテニスもしたが、今は野球一筋。岐阜マスターズトーナメントに出場したりしている。少年野球のコーチをしているが、3度注意しても直さないとビンタをくらわしている熱血漢。奥さんはテレビCMが流れている時は足腰を鍛えている。無料のかけ流し温泉を教わって別れる。
17時30分、車を奥に移動させて夕食を作って、焼酎のお湯割りを飲みながら食べて寝る。
Yakedake(2544m) border of Gifu pref. and Nagano pref.
100Famous mountains in Japan
1.Access:Car is better.Nagano expressway MatsumotoIC→national road158
No car:Sinjyuku-Nakanoyu by bus. If you stay NakanoyuRyokan,car picks you up,otherwise climb 40mnts.
2. Information:Matsumoto city Azumi branch(0263-94-2301)
3.Onsen:Nakanoyu Ryokan(0263-95-2407)700yen
4.Season:Jun to Oct
Records:Oct7
6:05-7:15 climb from parking area(1609m) to junction(around2000m).
7:20-8:25 climb zigzag to col.
8:30-8:50 pass through and climb rocks to north peak(2394m).you can enjoy
beautiful landscape of north Japan alps,Kamikouti,Norikuradake.
9:40-11:05 back to junction and take snack.
11:15-12:35 back to starting point. I recommend to take onsen at NakanoyuRyokan.
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