グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
帝釈山と高原山の山旅①
1.2003年9月20~21日
2.交通:I車
3.宿泊:ホテル・ニューもみぢ¥11700
4.温泉:かたくりの湯:¥300
帝釈山(2060m)
地図:国土地理院1:25000帝釈山
9月20日(土)雨時々曇
6時30分、王子駅北口、三井住友銀行前に集合。前日、南アルプス聖岳、光岳縦走から戻ったばかりで左膝に不安を抱えての参加だった。
王子北ICから首都高速、東北自動車道を走行、今市ICで降りる。国道121号線を北上、東武鬼怒川線に沿って川治温泉まで走り、左折してトンネルを通り、ダム湖八汐湖を渡っていく。鬼怒川を遡り、栗山村で右折、田代山林道を走っていく。峠に近づくと通行止めになっていた。
雨も止んでおり、桧枝岐に繋がる林道を行けるだけ行って帝釈山に登ることにする。山の中腹、4駆でなければ、とても通れない砂利道を行く。幾度か橋を渡り、「工事中につき一般車、通行止め」と書いたところを通過。天候のせいか作業していなかった。結局、峠に着いてしまう。駐車スペースもあり、帝釈山登山口と書いてある。案内板では高度1683mあった。
11時45分、出発。出来たての木段を登っていく。
こちらのルートを整備してハイカーを案内しているようだ。距離900m、高度差377mを40分で登頂してしまう。
雲の間から会津駒ケ岳や燧ヶ岳が見えた。
お湯を沸かして焼ソバを作る間に、前回の山帰りに買った飯田産キウリのモロキュウを配る。焼ソバには缶詰の焼肉や乾燥ニンニクを入れていて元気づく。梨と飲み物を用意して満腹になる。地震を感じた。
13時15分、雨が降り出したので降りる。駐車場で、Ⅰが保冷バッグから出した缶ビールをいただく。恒例となった。
14時10分、出発。帰りは平家狩人の村や湯西川温泉を経由して121号線に出て400号線を走行、塩原温泉に行く。
17時過ぎ、宿泊所に着く。410号室に荷物を運び込んで、直ぐに温泉に入る。余り汗はかかなかったが、雨にも濡れたので気持ち良い。
18八時、食堂に行く。10組以上が来ていた。大きなトレイに盛り沢山の料理がある。定番の鍋物は火が消えてから食べる。食後、部屋で飲みなおす。
Tが富山駐在時代に身につけた小唄を披露。唄う前に解説してくれた。粋な芸に拍手。富山市は真面目タイプが多いが、高岡市は遊び人が多い。薬は長崎や薩摩藩との密貿易で調達していたという。
Ⅰは今月で還暦。今後、水彩画、マラソン、スキー、3百名山登頂を目標にしている。色んなことに造詣があった。天皇の祖先は熊襲に九州を追われ、瀬戸内海を経て沼地の大阪に達したが上陸できず、熊野から山越えして奈良に進出したという説を披露。
Taishakuzan(2060m) border of Tochigi pref. and Fukushima pref.
200Famous mountains in Japan
1.Access:Car is essencial. Tohoku expresswayImaichiIC,national road121,
Tashiroyama logging road
2.Information:Misakubocho office(0539-82-0008)
3.Season:Jun to Oct
Records:Sep20
11:45-12:25 Climb wood stairs to peak. You can see Mt.Komagatake and Mt.Hiuchigatake.
13:15-13:50 Down to starting point.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
長崎県2座の山旅②
多良岳(996m)
地図:国土地理院1:25000多良岳、古枝
11月10日(月)曇
6時、雨は降っていなかったが、レインウェアにスパッツを装着、ヘッドランプを付けて登る。
ジグザグに登って行ったが、標識の距離数がマチマチだった。「逆坂」から緩やかに降りて行き、見上坂から登り返す。40分後、明るくなりランプを仕舞って登る。急に視界が開け、黄葉の林の中から多良岳が屹立していた。夫婦坂には2つの大岩があった。間を登っていく。コルに出て1本立てる。1712年、平川与四右衛門が作った役行者坐像が脇にあり、一本歯の下駄が供えられていた。
鳥居を通り石段を登り、右に巻いて登っていく。
斜めに線の入った岩が現われ、太良町寄進の鎖を使い、石段を登り終えると頂上に出た。
7時20分、視界ゼロ。ここは鹿島消防署の管轄で多良岳権現がある。
10分で降りる。行者像があるのは、奈良時代からの修験道だからか。
鹿か山猫の尿の臭いがする。
リズムをとって脱兎のごとく降りて45分で車に戻る。
国道252号に出て、有明海に沿って走る。「カキ焼」の看板が多いが、午前中のせいか、どこも閉まっていた。鹿島バイパスに入り、207号線を走る。和泉式部公園が左手にあった。498線から34号に出て、武雄北方から高速に入る。途中、金立SAで食事とトイレを済ませ走り出すと、ガス切れの赤いマークがつく。大宰府で降りてガソリンを満タンにして福岡に入り、レンタカーの隣のスタンドで補給して車を返す。
Taradake(996m) border of Nagasaki pref.and Saga pref.
300Famous mountains in Japan
1.Access:Car Nagasaki expressway TakeoKitagataIC→national road34, 207,pref.road
252,Nakayama camp
2.Season:Apr to Nov
3.Information:Tara town sightseeing association(0954-67-0065)
Records:Nov10
6:00-7:20 From Nakayama camp(546m),climb zigzag and rock using chain to peak.
There is a shrine.
7:30-8:15 Back to starting point.
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長崎県2座の山旅①
雲仙岳、多良岳
1.2003年11月8~10日
2.単独行
3.レンタカー:デミオ1300 2日¥14175 都市高速¥600 大宰府―大村¥2900
大村―諫早¥450 仁田峠循環道路¥770 武雄―大宰府¥1950
ガソリン:39.9l¥3945 412キロ
4.その他 島原城¥510 瑞穂温泉「千年の湯」¥500
11月8日(土)曇
17時過ぎ、福岡の滞在ホテルを出発。半道橋の先から都市高速に入る。既に薄暗かった。九州道路に入り、鳥栖で長崎方面に入る。運転が慣れてきたところでスピードアップ、時速120キロで走る。
18時、金立SAで休憩。レストラン風月で「秋の膳」を食べる。
テレビの天気予報では、明日50%雨だった。
19時20分、出発。40分後、大村ICで降り、国道444号に出て、黒木渓谷を遡っていく。途中、酒屋に寄ってビールとツマミを買い、ルートを確認する。萱瀬ダムの先で国道から離れて左折、登っていくと、「この先、車両進入禁止」まで出る。脇に大きな駐車場があり、バスが1台停まっていた。少し離れて駐車。明朝に備えてヘッドライトを付けて歩いてみる。穴の中でゴミを燃やしていた。民家の下を歩いて行くと、突然、犬に吠えられる。見通しもないので車に戻り、ビールを飲んで寝る。雨の音が聞こえていた。
雲仙岳(1359m)
地図:国土地理院1:25000島原
11月9日(日)曇
4時45分、目覚まし時計の音で起きる。雨は止んでいた。薄明るくなったところで出発。民家の先で吠えられたが、無視して通過。分岐点をまっすぐ歩いたが、雑草が伸びていて足跡が見えない。分岐点に戻ってコンクリ道を登っていくと民家に出る。ガイドブック「九州の山」では五家原岳を経由するコースのようだ。遠回りになるので諦めて戻り、雲仙に向かう。ダムを過ぎて役場らしき建物を通る。衆議院選挙会場になっていて7時前なのに、投票しに来ていた。時間短縮のため高速に入り、諫早で降りて、国道34号線から57号線を走る。島原鉄道の黄色い単車が走っていた。橘湾に出て小浜温泉街に入り、左折して登る。ホテルや雲仙地獄の湯気を横に見ながら街を通過する。
8時過ぎ、仁田峠循環有料道路に入る。 8時から17時までオープン。昨晩来ていても同じだった。ゴルフ場の脇を通ってジグザグに登って行く。濃霧の中、バスの後ろについていく。排気ガスを吸うのに辟易していた頃に大駐車場に出た。登山口から少し離れた所に案内されて停める。
トイレに行ってから出発。登山口ではグメの実を売っている。ロープウェー乗り場の脇に普賢神社があり、鳥居を通過。直ぐ6合目だった。高度1090m。一帯は小振りの雲仙笹の中から樅の大木や椿が茂っていた。ここは森林浴の森の日本百選に選ばれている。
歩道は整備され、景色の良さそうな所にはベンチが備えられていた。ナナカマドやトネリコの木々も現われる。1人散歩気分で登って行く。
9時5分、紅葉茶屋の峠に出る。
一息いれて鳥の鳴き声を聴きながら岩場を登る。
9時30分、登頂。一等三角点を触る。風を避けて紅茶を飲んでいたら、平成新山の一部が見えた。写真を撮ろうとしたが、直ぐガスに覆われてしまう。
黒斑の猫がいた。鼠でも探しているのだろうか、穴を嗅いでいた。下の方から人の声がしたので降りていく。関西弁の団体。2組ともにぎやかだった。紅葉茶屋から国見岳分岐に向かう。
急勾配の坂道を登る。時季はずれのツツジが咲いていた。
分岐点からは、緩やかな下りで九州自然歩道になっていた。尾根伝いに歩いていくと妙見神社に出る。
一休みしてから一気に降りていく。家族で登って来る人達が多かった。
11時10分、駐車場に戻り土産店を覗く。近くから昭和天皇の歌碑への道があった。ここから阿蘇山が見えた時、ガイドが案内すると天皇は「ア、ソ」と答えたそうだ。歌碑まで行く時間がないので車に乗り込む。国道57号に出て島原に降りていく。
12時、道の駅「みずなし本陣」に着く。温泉場は手打ちソバ道場に変わっていた。
雲仙岳災害記念館に寄ったが、時間がないので出ていく。
12時45分、白土湖(シラチコ)に着く。ここは1791年、眉山が爆発し、島原港と共に出来た。今でも湖底から清水が湧き出ている。大きな鯉が悠然と泳いでいる。
山崩のこのかたを湧く清水かな 田士英
島原城に行く。入り口で駐車場代310円を払ってから城内に入る。5層の天守閣を見学。大和武士松倉重政が家康に取り入って設計した城で、有馬氏の旧城である原城の石垣を使い、農民を酷使して築いたせいか、キリシタン弾圧の記録も見当たらなかった。南蛮貿易や有馬晴信等のキリシタン史料が展示されていた。別棟に観光復興記念館があり、1991年6月3日の大火砕流で43人が亡くなったことを教えてくれる。
14時20分、武家屋敷街に行く。観光客優先の駐車場に車を停めて、人の後について行く。篠塚邸に入る。
通り抜けると道の中央に水が流れていた。風情がある。
30分後、出発。中腹の道路からは有明海と対岸が見えた。有明から国見を通っていく。
瑞穂町の、すこやかランドにある温泉「千年の湯」に行く。日曜のせいか利用者が多い。お湯はぬるかった。生ビールを飲み、一休みしてから出る。
18時、多良駅に着く。ここは特急が停まる。駅前の寿司屋に入って刺身定食を食べる。板さんも山が好きだった。登山口までの道を確認しておく。セブンイレブンに入ってビールとオデンを仕入れてから中山キャンプに向かう。街を出るとわかりやすく山間を登っていく。登山口には駐車スペースがあった。高度546m。明日の天気予報は60%雨だった。車内でビールを飲みながらオデンを食べ、トイレに行ってから就寝。
Unzendake(1483m) in Nagasaki pref. 200Famous mountains in Japan
1.Access:Car Nagasaki expressway IsahayaIC→national road34, 57,389,Nita touge
2.Season:Apr to Nov
3.Information:Unzen sightseeing association(0957-73-3434)
Records:Nov9
8:30-9:05 from Nita touge, walk to Momiji jyaya.
9:05-9:30 climb to Fugendake(1359m).
9:50-10:45 walk to Myoken shrine.
10:50-11:10 down to starting point.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
1.2003年12月18~19日
2.地図:国土地理院1:25000別府西部
昭文社・山と高原地図56阿蘇・九重
3.レンタカー¥7350 ガソリン26L¥2641 270キロ
4.高速代:大宰府―湯布院¥2800 日田―筑紫野¥1450
露天風呂¥400 ソバ会席¥1500
12月18日(木)晴
19時、福岡のレンタカー閉店前に出発。榎田で右折、半道で都市高速に入る。鳥栖の分岐点を過ぎ、40分後、山田SAに駐車、夕食をとっておく。夜空には星が出ていた。
20時15分、大分自動車道に入る。途中から片道一車線になる。湯布院ICで降り、国道216号を走る。右手に湯布院の夜景を見ながら登っていく。
21時10分、峠にさしかかったところに登山口の案内があった。右手の駐車場に車を停める。ビールを飲んでからトイレに行く。近くに車が停まっていた。水タンクがあり、蛇口を捻ると水が出てきた。ライトのせいか下界の方が薄明かるい。車に戻ると、駐車していた別の車が消えていた。峠を走る車のライトが尽きない。明日のルートを頭に叩き込んでから寝袋に入って寝る。
12月19日(金)
5時過ぎ、窓から覗くと雪が積もっている。ラジオで天気予報を聴くと、この冬一番のシベリア高気圧が張り出し、海は荒れ、九州北部は雪になるという。行けるところまで行くことにする。コーヒーを飲み、カレーパンを食べる。レインウェアにスパッツ、手袋、軽アイゼンを付け、防寒帽を被って出る。
6時、ヘッドランプを付けストックを使いながら雪道を歩く。幾つかの道があったが、同じ方向に向かっていた。樹林帯に入る手前まで牧場のようで柵が出来ていて、ロープがはってあった。潜って通る。木枯らしが林の中を突き抜ける。雪の上の枯葉が蟹のように動いていた。木と木が軋む音がする。道を見失うことなく登っていく。雪が湿っているせいかアイゼンに雪が溜まる。
6時30分、広場に出る。合野越。湯布院からの道と合流していた。市街のライトが未だ点いている。やまなみハイウェイでは車がゆっくり動いていた。
ジグザグ道を登って行く。曲がる間隔が長く、ゆっくり高度を上げる。霧氷が枝に張り付いていた。雲が切れ、東に陽が見えたが、直ぐ隠れてしまう。
雪道に動物の足跡が残っている。前足が横に、後ろ足が縦に凹んでいた。鹿だろう。
ジグザグ幅が狭くなり高度を上げていく。雲が払われ、頭上に2つの峰が見えてきた。岩に取り付き、階段状の道を登る。
7時50分、鞍部のマタギに着き、一息入れる。リュックを岩下に置き、西峰に向かう。
鎖を使うと、手袋では滑りやすかった。一度、道をはずれてしまい、諦めようとした。左にずれて行くと道に戻る。鎖を頼りに横に進んで、ひと登りすると頂上だった。
8時20分、標識の前に立つ。雪で読めなかったが掃って写真を撮り、直ぐ戻る。
マタギに帰ると、リュックは雪にまみれていた。ストックを2本使って降りていく。巣箱が木にかかっていた。
往きの足跡にも雪が積もっている。走るように降りていく。
原っぱに出ると横殴りに雪が降っていた。鶴見岳に行くのは諦める。車の窓に張り付いた雪を掃い、車内を暖かくする。トラックがチェーンをつけていた。
9時30分、出発。ギアをローにしてゆっくりと降りていく。街に入って駅前まで出てから高山辰雄の作品を観に田代美術館に向かう。自動車歴史館の駐車場に車を停めて確認してから行ったが、閉まっていた。ぬるかわ温泉に向かう。砂利敷きの駐車場に車を停め、民家で風呂代を払って隣の家屋に入る。
男湯に1人居た。横浜から福岡へ出張し、昨日、湯布院の旅館に泊まり、ここにやって来た。午後3時発の特急で日田に向かう。お互いにデジカメを撮り合う。雪がぱらつき、庭の木々に雪が積もっている。
先にあがり、近くの手打ちソバ屋「温川」に入る。主人は佐藤尚武氏。ソバ会席を頼む。盛りソバから始まり、海苔の香りとソバの風味が溶け合った暖かい花巻ソバを食べる。
デザートはソバガキ、青キナコでまぶしてある。
今日のソバは北海道から取り寄せたものを手打ちにしていた。兄弟で露天風呂と素泊まりの旅館を経営していた。
12時過ぎ、出発。高速に入ろうとしたら、閉鎖。国道210号線を走る。玖珠ICから入ろうとしても駄目だった。天ヶ瀬温泉を通過、鉄道と平行して走る。本州では中々見ない山容を眺めながら走り、日田から高速に入る。
14時40分、山田SAでトイレに行き、一休み。ここにも雪がぱらついていた。
15時過ぎ、出発。横風が強いのでスピードを落して走る。筑紫野ICで降り、県道31号を走って西鉄グランドホテルに帰る。17時だった。
Yufudake(1583m) in Oita pref. 200Famous mountains in Japan
1.Access:Car Oita expressway YufuinIC→pref. road216, 11
2.Season:Apr to Nov
3.Spa information:Yufuin sightseeing association(0977-85-4464)
Records:Dec19 snow covered mountain at that time.
6:00-6:30 from gate(770m) ,climb to Gouyakosi(1010m).
6:30-7:50 climb to Matae(1480m).
7:50-8:20 climb to Nishimine(1583m).
8:25-9:25 down to starting point.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
群馬3座の山旅③
榛名山(1391m)
地図:国土地理院1:25000榛名湖、伊香保
昭文社:山と高原地図⑳赤城・皇海・筑波
6月16日(水)
6時に目覚まし時計で起き、風呂に行く。殿方用が換わっていた。広い洗い場と内湯があり、その先に露天風呂がある。外に出る脇に寛永四年作の石灯篭が立っていた。海野弘「足が未来をつくる」を読みながら湯に浸かる。彼にはいつも啓蒙される。
7時、朝食。ナメコ入り味噌汁、トロロ、煮物、出し巻き、サラダの他、ホウバの味噌焼き。ご飯は軽く食べる。
8時過ぎ、隣に立つ片岡鶴太郎美術館に半額券で入る。
絵葉書が1枚入っていた。一作一作に気魂が込められていてNHK教育番組で観ていたのより迫力がある。書や焼き物にも手をつけていて多才振りがわかる。おばさん組が姦しいので早々に出る。
西の河原公園に行く。既に日差しが強い。河原に「瑠璃の池」といったように幾つか名前の付いた湯溜まりがあった。
奥のツツジ畑に行ってみる。階段をほぼ登り終えた時、戻って来たオバサン達にツツジはもう咲いていませんと言われて、戻る。ビジターセンターに入って見学した後、ウーロン茶を飲んで喉を潤す。木陰に斎藤茂吉の歌碑が立っていた。
いづこにも湯が噴きいでて流れゐる谷間を行けば身はあたたかし
吾妻植物園でオダマキとブルーベリーの鉢植えを買って帰る。白コマクサの鉢植えを売っていた。
10時過ぎチェックアウト。カーナビに榛名湖温泉とセット。国道292号から145号を走行。何度か吾妻川を渡り、郷原で右折、県道28号線に入り昇り降りする。榛名湖畔に出て半周、榛名公園手前の駐車場に車を停める。
11時20分、ビジターセンターに入って樹木や花鳥の名前をチェック、トイレに行ってから一人、榛名富士に取り付く。ガイドブックをコピーした紙を頼りに登山道をジグザグに登っていく。コナラやクリの森の中は静かだった。中ほどで2人の男性がロープや登山道を整備していた。真っ直ぐ登る道があるが、降りる際には使わないようにロープがはられていた。35分かけてロープウェイの頂上駅に着く。高度1366m。
ゴンドラがやってくるところを写真に撮り、ゆるい階段を登って神社に出る。ここは1391m。
別ルートを降りていく。こちらの方はジグザグが少なく滑りやすい。ストックを使って降りていく。20分で麓に出る。榛名湖温泉「ゆうすげ」は直ぐ見つかった。400円払って入る。湖を眺めながら風呂に入る。
13時5分、湖畔を歩いていく。釣師が糸をたれていた。木陰の中、予定時間に間に合わせるよう急ぐ。禁漁区域があり、直ぐ側にボートを寄せて糸をたれていた。
13時半、車に戻り、馬の臭いのするところを避けて湖畔に近い木陰に行って食事。1時間後、出発。湖畔ではウェディングドレスを着たモデルを撮影している。湖の奥に西洋風の建物があり、湖に白鳥の形をした遊覧船が動いていた。県道28号を走り高崎に向かう。街に入ったところで最初に見つかったガソリンスタンドで30ℓ補給。国道17号線に出る。高崎市は広かった。倉賀野工業団地を過ぎて左折、群馬の森公園に入り、駐車場の奥に車を停める。隣りは原子力研究所だった。橋を渡って群馬県立近代美術館に行く。小川には大きな鯉が悠然と泳いでいた。
公園を歩いて300円払って所蔵作品展を観る。カタログを買ってみたが、展示の一部しか掲載していないし、展示以外を解説。寄贈品も多い。湯浅一郎作品は全て、黒田清輝の作風に似ている。明治期画家の環境がわかる。オークションで良く見る今井俊満の大作があった。抽象油絵で激しい躍動感に圧倒される。学生用なのか20点以上の作品解説カードを部屋毎に設置しており、近代美術に欠かせない作家の作品を集めながら僅かな入場料しか徴収しない中山公男館長の意気込みを感じた。
16時55分、出発。国道17号から462号、本庄児玉から高速に入る。同じ会社のトラック軍団が100キロ以上出して連なっているのは壮観だった。
17時45分、高坂SAのレストランで夕食。練馬から池袋を避けて国道17号に出て帰る。
Harunafuji(1391m) in Gunma pref. 200Famous mountains in Japan
1. Access:Car Kanetsu expressway ShibukawaIkahoIC→national road17, pref.35,33
Bus JRbus Kanto(03-3844-0496) Sinjyuku-Ikaho onsen 2300yen
Gunma bus kyoukai(027-261-20729Ikaho onsen –Haruna kogen
2.Accommodation:HarunaAzumaso(027-74-9711)one night two meals7300yen~
3.Season:May to Oct
Records:Jun16
11:20-12:05 climb zigzag to Harunasan ropeway summit and go to shrine(peak).
12:10-13:05 down other route and take spa ’Yuusuge’
13:05-13:30 walk along lake and back to starting point.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
群馬3座の山旅②
草津白根山(2171m)
地図:国土地理院1:25000上野草津
昭文社:山と高原地図⑰志賀高原・草津
6月15日(火)晴
6時半、起きて別の風呂に行く。3人入っていたが、昨晩かなり飲んだ様子。小さな露天風呂に入る。朝食は8時から。20分で済ませ、ポットにお湯を入れてもらう。トイレに行ってから支払いを済ませる。女性がバッグを持とうとするが、袋だけ持ってもらう。ここのスタッフはサービス精神に溢れていた。
8時45分、出発。砂利道を走って「池の平」に向かう。大きな駐車場に車を停め、旅館でもらった案内図を頼りに遊歩道を降りて行く。笹とカラマツ林をぬけると湿原に出る。真っ直ぐにのびた木道を歩いていくと、若い家族がいて、父親が大きな望遠レンズを使って樹木の芽を撮っていた。右手に池があり、湿原を過ぎると登りになる。家内はゆっくり車に戻って行く。「忠治の隠れ岩」を過ぎて林の中をヒト登りするとガレ場に出る。三方ヶ峰だった。頑丈な網が立ててあり、砂礫にコマクサが咲いていた。
等間隔に網の孔を開けて網を黄色く塗ってあり、写真を撮りやすくしていた。
見晴らし歩道の方に人が歩いていたが、時間がないので直ぐ引き返す。「篭ノ登山」が近くに見えた。
7月から8月にかけて高山植物が咲き誇る頃に来てみたいところだ。
10時過ぎ、車に戻る。地蔵峠の方の道は舗装されていた。峠は賑やかだった。良く見るとレンゲツツジが満開。鹿沢の方まで、そこかしこに咲いていた。国道144号線を右折、嬬恋村から万座ハイウェイに入る。車は殆ど走っていない。万座から一気に登って行く。硫黄の臭いがする。
11時5分、420円払って白根火山第2駐車場に入る。登山準備してから逢ノ峰への木段を登っていく。15分で着いてしまう。あずま屋に入ってオニギリを食べる。風が強かった。食後、スキースロープの脇を降りていく。
タンポポの咲き乱れたるスロープなり
12時、降り切ったところで家内と別れ、真っ直ぐに逢ノ峰へ登っていく。1人になるとスピードをあげ、他のハイカーを抜いていく。頂上で浅間山が良く見えた。
コメツガやシラビソの林を抜けると火口壁に出た。
西側を半周し、火口の木道を歩いて最高地点を目指す。火口壁を登ると浅間山一帯が見えた。一息入れたところで、なだらかな道を登り隠居夫婦を抜いて行く。
12時45分、最高地点に着く。標高2150m。先の本白根山へは立入り禁止だった。1976年、火山性ガスによる死亡事故が発生していた。
隠居夫婦は木更津から来ており、今日は赤城山の温泉で泊まる。写真を撮り合ってから別れる。火口に降りてから展望所まで登る。頂上は風が強く、帽子が飛ばされそうになる。
膝と腰をおとして進む。ここにもコマクサが咲いていた。赤みが濃くなっている。
ハイマツやシラビソの林を降りていくと、関西弁丸出しの中高年3人組に会い、しばらく話しながら歩く。四阿山、黒斑山と登ってきて今日帰る。黒峰温泉ホテルは1泊7500円で泊まった。車内泊したりして安くあげている。オッサンはここに観光バスで来ており、何かと詳しい。鏡池で写真を撮り合った後、先に降りる。
ダケカンバのある樹林帯を歩いて2組抜いて行く。振子沢で残り少ない雪渓を越える。
ゴンドラを見ながら出発地点に戻る。さっきは動いていなかった本白根第2リフトが試運転をやっていた。
14時前、車道を歩いて帰る。小型のシャトルバスが通っていた。ゴンドラを使う観光客を湯釜の方へ案内するためか無料だった。予定より早かったので弓池を一回りする。
1902年にも噴火していたところだが、小高いところにはハイマツがはえていた。
14時半、荷物を車に置いて家内と湯釜に向かう。家族やカップルの観光客と一緒に15分かけてコンクリ道を登る。
湯釜が現れた。
蔵王のお釜の色と違い、青と白を混ぜたアクア色。直径300m、水深30mあり、世界で最も強い酸性湖と言われている。戻る。
15時、出発。一気に高度を下げ草津に降りる。ベルツ通りに入ってからカーナビの言うことを聞かず、真っ直ぐ行ってしまい、コンビニに寄って確認して駐車場まで戻り、しゃくなげ通りをやや降りたところに草津ホテルが建っていた。車はそのまま置いて鍵を預けて中に入る。2階の「うぐいす」に案内される。仲居のご挨拶を受けてお茶を飲んでから湯畑に向かう。下駄を借りて行く。
西の河原通りは土産物店と旅館が並んでいる。一通り品定めしながら歩き湯畑に出る。「熱の湯」で、湯もみと踊りショーをやっている。最終時間が4時半、丁度間に合った。
500円払って入る。団体客がいて混んでいたが、4時半前になると交代、最前列に座れた。司会者の解説の後、年配者を交えたモンペ姿の8人が「草津よいとこ一度はおいでお湯の中にもコリャ花が咲くよ」と歌いながら持ち場につく。一斉に大きな板を歌に合わせて反転させてお湯を混ぜる。一般参加10人応募したので、手を上げて並ぶ。
順番が来て、板を裏返し、戻す。最初タイミングが難しかったが慣れてくると隣とも呼吸が合ってきた。適当なところで交代する。帰りに賞状と記念品として草津節を書いたタオルをもらう。
湯畑の周りを歩く。手すり下の石杭に草津にやって来た著名人の名前が彫ってあった。日本武尊から木曽義仲、前田利家、良寛、小林一茶、ベルツ、若山牧水、横山大観、小林秀雄と続く。帰りは別の通りを歩く。白根神社に向かう道角に、高村光太郎、十返舎一九、松尾芭蕉碑への案内版が立っていた。
元の道に戻り、家内が長寿館で温泉饅頭、草津ガラス店・蔵でカップを買っていく。蔵店の前では温泉卵も売っていた。二号館では、とんぼ玉の実験工房がある。歩いていくと、古いスキー板で作ったベンチがあった。
ホテルに戻り、風呂に入る。同じ形の風呂が2つあった。入っていた人に聞くと、隣の方が熱いという。確かに熱い。戻ると夕食の用意がされていた。ホテルからのサービスの酒もあった。味は昨日より美味しい。心をこめて料理しているのがわかる。食後、家内が風呂に行っている間、年配の男性が布団を敷いてくれた。良く歩いたせいか、達成感からか良く寝られた。
Shiranesan(2171m) in Gunma pref. 100Famous mountains in Japan
1.Access:Car Kanetsu expressway ShibukawaIkahoIC→national road17,353,145,
292,Shirane kazan
Bus Sinjyuku-Kusatsu :JRbus Sinjyuku(03-5379-0874)
Kusatsu-Shirane kazan:Seibukougen bus(0267-45-5045)
2.Accommodation:KusatsuHotel(0279-88-5011)one night two meals15000yen
3.Season:May to Oct
Records:Jun15
12:00-12:45 from Shirane kazan(2010m), climb Mt.Ainomine(2109.9m)and walk among hemlock trees,crater to climbMt.Motoshirane loop highest point(2150m).
12:55-13:30 down and up to View point. you can see Kagami pond.
13:30-14:30 back to starting point.
Recommend to see Yugama(strong acid pond) on 10minutes walk from Shirane kazan.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
群馬3座の山旅①
黒斑(くろふ)山、草津白根山、榛名山
1.2004年6月14~16日
2.同行者:家内
3.自家用車
4.高峰温泉:1泊2食¥12000
草津ホテル:1泊2食¥15000
黒斑山(2404m)
地図:国土地理院1:25000車坂峠、浅間山
昭文社・山と高原地図⑲浅間山
6月14日(月)快晴
5時50分、出発。カーナビに従って走行。首都高速5号線から東京外環自動車道を経由して関越道に出る。途中、横川SAでオニギリや弁当を買う。妙義山が直ぐ近くに見えていた。朝日を浴びてカーナビの画面のホコリが目立つので拭き取る。
8時15分、小諸ICで降りて、チェリーパークラインを走る。くねくね曲がりながら高度をあげる。荷物が曲がるたびに動くので、スピードを落としながら曲がる。木々の色が瑞々しい。高峰高原ホテルが見え、更に登っていき、ホテル前の駐車場に入る。2組のハイカーが準備を終えて出かけていく。
9時半、案内板で確認し、「山の神」と書いた板がある鳥居を通って表コースをゆっくり登っていく。
登山口
天気も良く、先週の計画を前倒ししたのは正解だった。カラマツ林の中、鳥の鳴き声を聴きながら車坂山を登り降りする。登り返し、見晴らしの良いところに出た。2人がデッサンしていた。離れた所で景色を眺めながらオニギリを食べる。四阿山、妙高山、北アルプス、蓼科、八ヶ岳と続いていた。引き続きゆっくり登っていく。家内にとっては久しぶりの登山、後ろから足の動きを注意する。岩鏡のほか岩陰にハクサンイチゲ、ツガザクラが咲いていた。
ハクサンイチゲ
右前方にニホンカモシカがいた。こっちをじーと見ている。
山の端にニホンカモシカたたずめり
写真を撮る間もなく崖下にいなくなる。ヤセ尾根を登っていくと、三鷹から新幹線、JRバスを使ってやってきた青年が追い抜いていく。コメツガやシラビソのほかシャクナゲがあった。赤茶けた避難用のシェルターを過ぎたところで浅間山が現れる。
中コースとの分岐点まで降りる。この先、右手が切れている登りになり、高所恐怖の家内は休む。その間、不要の物を置いて頂上まで行ってくる。
身軽になりホイホイ追い抜いて行き、トーミの頭まで登り、コメツガやシャクナゲ、シャクナゲの林を通っていく。
道には未だ水がたまっているところもあった。
11時50分、黒斑山。浅間山が間近に見える。
動植物を拒絶した山容で、前掛山は紫がかった茶褐色に縦襞をつけ、左手斜めに通行禁止の道跡が山腹に向かっていた。三鷹の青年と写真を撮りあう。青年は車坂峠3時発のバスに乗って帰る。叔母さん組は天気が良いので7時に妙義山の麓から出てきた。見える山を同定する。荒船山は岸壁が陰になって小さく見えた。
裏コースへの道はロープがはってあり、蛇骨岳や仙人岳と書いた道標が束ねられていた。左手の火口壁は黒々と屹立していた。
中央左、仙人岳、右、鋸岳
眼下の方は浅間神社から切れ落ちている。
15分で家内のところまで戻り、仕度してから中コースを降りていく。谷あいの、コメツガとシラビソの林の中なので、好天では利用する人がいないようだ。
13時45分、車坂峠に出、公衆トイレに行ってからレストランのベンチに座って残飯整理する。現天皇が皇太子の時の昭和41年8月に訪れたことを記念した大きな石碑が立っていた。
14時20分、砂利道をゆっくり走ってゲレンデを越え、高峰温泉に着く。入り口手前に駐車したら、スタッフが現れ、荷物を運んでくれる。通された部屋の名前は龍胆、トイレは部屋になく共同だった。一服してから1人で高峰山に行く。
15時、車道を戻って歩く。登って来た黒斑山の全貌が見えた。
黒斑山
浅間山より古く、約21000年前に火山活動を終えている。黒斑山は浅間山三層からなる成層火山の1つであり、ここを登頂したことで良しとすることが納得できた。
標識に従って山道に入る。林の中を歩いていくと、高峰温泉の建物が見えた。緩やかな登りの後、粒ヶ平に出る。車坂峠からの道と合流し、更に歩いていく。石の間からハクサンイチゲが咲いていた。岩場の脇を通ると、下に剣が見える。降りていくと岩から突き出した剣の脇に高峰神社の祠が祀ってあった。30年毎に作り直しており、今のは4年目になる。
見晴らしの良いところにカップルが2組座っていた。佐久平が一望、富士山は雲に隠れていたが、天狗岳までは良く見えた。
佐久平
右手、池の平の手前の深沢が草原になっていた。 岩場の頂上に行って「水の塔山」を撮って帰る。
水の塔山
16時前、旅館に戻り、家内に報告。展望風呂に行き、身体のほか下着と衣類を洗い、ゆっくり湯に浸かる。温めだった。となりの風呂場には水がたまっていた。色々な効能が書いてあり、枡で飲んでみる。年配のオッサンは神奈川から来ており、3回目だった。
「ここはサービスがいい。秘湯を守る旅館の一つで、十枚たまると1回宿泊無料になる。30年前は灯油ランプだった。今は電気を使っている。女房は450山登ったところで膝を痛め、黒斑山も登っていない。今回は池の平のコマクサを見てきた。何時来てもいいが7月はニッコウキスゲが咲き乱れる」
話好きのようで切りがないので、適当なところで先にあがる。部屋に戻り、洗濯物を外に乾す。下にたまった水分を絞ることを繰り返す。
18時過ぎ、2階の食堂に行く。予約がギリギリだったせいか、窓際ではなかった。ビールと冷酒を頼む。酒は小諸市古屋酒造の生貯蔵酒。今日のお品書きがあり、テーブルには食前酒・朝鮮五味子の他、コンニャクの刺身、酢の物、煮物、ソバ寒天、蕨のおひたしが用意されていた。
しばらくして岩魚塩焼き、焼き鯉の山芋煮、山菜のテンプラとご飯、味噌汁、野沢菜を持ってくる。途中、スタッフがオニギリ弁当の注文をとりにまわっていたので頼んでおく。
20時半、観望会に参加。広場に三台、天体観測用の望遠鏡が置かれていて、スタッフが解説してくれる。木星とその衛星2つはくっきり見えた。彗星は時期が遅く、ぼんやりだった。目が慣れて来ると北斗七星も肉眼で良くわかった。浴衣姿では長く居られずスタッフに挨拶して部屋に戻る。浅間山の雄姿を想い出しながら寝る。
火の山のけむりのかげの温泉に一夜ねむりて去りし旅人 若山牧水
Kurohuyama(Asamayama)(2404m) border of Nagano pref. and Gunma pref.
100Famous mountains in Japan1.Access:Car Kanetsu,Jyosinetsu expressway KomuroIC→pref.road79,130,
Cherry park line, Kurumazaka pass,Takamine onsen
Nagano Shinkansen Sakudaira station,JR bus Takamine Kogen line,
Takamine onsen(1400yen)
2.Accommodation:Takamine onsen(0267-25-2000)one night two meals12000yen
3.Eruption information:Karuizawa town shoubou(0267-45-1880)
4.Season:Jun to Oct
Records:Jun14
9:30-11:15 from gate of shrine(1973m), take Omote course. climb among hemlock and Veitch’s silver fir woods to shelter.
11:20-11:45 climb to peak. you can see Mt.Asama well.
12:00-13:45 down to starting point by Naka course.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
東北3座の山旅③
和賀岳(1440m)
地図:国土地理院1:25000北川舟、大神成、羽後朝日岳、陸中猿橋
7月31日(土)
4時35分、奥羽山荘を出発。標識を確認して斉内川を遡っていく。砂利道になってから高度を上げ、大倉岩や小路又キャンプ場を通過、駐車場に着く。Iは国土地理院地図に記されたルートにこだわっていたが、甘露水から登っていくことにする。八戸ナンバーの車は更に先に行ってしまう。Oは足が重くてキャンセル。砂利道を歩く。
5時45分、甘露水口からジグザグに登る。杉林を通ると、ブナと少しのミズナラの大木が立ち、朝の気配があって気持ちよい。
6時40分、小川で奥羽山荘のオニギリ弁当を食べる。青森から来た古希の夫婦が先に行く。その後について行く。滝倉水場を過ぎて登っていくと、避難小屋跡に出る。何もなかった。紫陽花が咲く道から倉方を過ぎると尾根に出た。肩を登り終えて前方を見ると、和賀山に繋がる峰が見えた。小社の先に薬師岳の標識があった。
8時25分、薬師岳頂上。単独で抜いて行ったオッサンは、ここから良く見える鳥海山の麓、矢島から来ていた。古希の奥さんから乾しイチジクをいただく。
彼らの後について小杉山に向かう。稜線に出ると花畑だった。小さな池塘がある。
9時20分、小杉分岐。30分後、小杉山に出る。水を持ってリュックをデポして行く。古希夫婦より先に行く。「若いっていいわね」が口癖で、内心は少しもそう思っていないようだ。
10時33分、登頂。田沢湖と駒ケ岳が良く見えた。
トンボと蝶と虻が舞っている。矢島の人から氷水を、古希の奥さんから李をいただく。夫婦はマットを敷いて腰を落ち着けていた。矢島の人の後について歩いたが、どんどん離れて行く。左手、和賀川の源流に雪渓があり、空洞になっていた。最近の荒沢岳での事故死を思い出す。下から冷風が吹いていた。
11時15分、小杉山でリュックをピックアップ。25分後、Tは雉打ちに潅木の陰に隠れる。日差しが強くなっていた。炎天下に長くいるときつくなる。花畑ではカップルが食事していた。
12時20分、薬師岳に戻る。オオハナウドの花の先に和賀山塊が見える。
秋田市から3人で来た中年女性が1人残っていた。もっと早くから登らないとバテル。一服してから降りる。紫陽花道に戻ると木陰になり、頭がシャキッとする。
13時30分、滝倉水場に出る。思いっきり冷水を頭にかぶり、手ぬぐいを水に浸けて絞って頭を巻く。生き返った。Oが下で待っているので、余りゆっくり出来ない。Tが遅れ、Ⅰが先に行く。
14時20分、登山口に出た。
甘露水を飲み、靴を洗ってから駐車場に戻る。皆揃ったところで日陰の道端に座ってビールを飲み、モロキュウを摘み、焼きソバを食べる。
15時10分、出発。麓は未だ34度あった。大曲ICから高速に入り、泉ICで降りて紆余曲折の後、古川ビジネスホテルに着く。Tと同室になり、風呂に入ってから、通りの向かいにあるトンカツ屋で食べる。ボリュームがあった。食後、部屋で古代日本史について議論する。
Wagadake(1440m) border of Akita Pref and Iwate Pref.
200Famous mountains in Japan1.Access:Car is better. Akita highwayOhmagariIC→national road105,pref259,
Maki rindo, Komitimata camp, parking.(about40km)
2.Information:Daisen city(0187-63-1111)
3.Season:Jun to Oct
Records:Jul31
5:45-6:40 climb zigzag among beech woods and take meal.
7:10-8:25 climb to Yakushidake(1218m).
8:35-9:50 down and up to Kosugiyama(1229m).
9:55-10:33 climb to peak.
10:50-12:20 back to Yakushidake.
12:30-13:30 back to Takikura(water point).
13:40-14:20 back to starting point.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
東北3座の山旅②
森吉山(1454m)
地図:国土地理院1:25000森吉山、阿仁合、太平湖、阿仁前田
昭文社:山と高原地図⑤岩手山・八幡平
7月30日(金)晴
4時に起き、40分後、出発。あたりはニュータウンだった。国道4号線から大和ICに出て東北自動車道を走る。Oが運転を交代、秋田自動車道に入ると2車線が多くなる。
6時10分、錦秋湖SAに入る。本線からかなり離れていた。店は8時から開く。ベンディングマシーンで焼きオニギリを暖めてから食べる。150m先に温泉があった。
7時8分、大曲ICで降り、110キロ先の森吉に向かう。国道105号に入り一路、大曲、角館を通過、西木村から山間を走る。秋田内陸鉄道の線路に沿って行く内に森吉山が見えて来た。トンネルを越え、マタギの里、阿仁に入り、道の駅「あに」で食事にする。
9時に店が開いたが、レストランは10時からだった。ここでは熊肉も売っていた。店員に確認して登山口に向かう。看板を右折していくと同じ幅の道があり標識も出ていない。お爺さんに聞いたが、訛りが強く一方的に話す。半分の確率で走ってみたが、私道に出てしまう。戻って民家で確認する。確かに小さくキャンプ場の行き先が出ていた。しばらくして砂利道になり高度を上げて行く。裏道を利用するのは地元の人だけのようだ。
11時、大きな駐車場は日差しが強いので登山口近くに車を停める。
登山口近辺
きれいなトイレ小屋が立っていた。10分後、歩き出す。今日は私が先発になる。ブナ林の中、ゆっくり高度を上げて行く。
12時前、木陰で昼食をとり、30分後出発。
中年女性4人組が降りて来た。ゴンドラ山頂駅の建物の脇を通過。木道を歩く。
尾根に出て右に取り、鳥居のある避難小屋で一服してから頂上を目指す。日差しは強いが風が気持ちいい。黄色と紫色のタカネツリガネニンジンが続いていた。
13時55分、登頂。
山頂
秋田国体記念碑
鳥海山は見えなかったが、西に太平山、男鹿半島が見え、南に田沢湖、東に駒ケ岳、更に雲の上から岩手山が顔を出していた。黄揚羽蝶が横切っていく。昭和47年実施の秋田・沖縄国体の記念碑が立っていた。近くにハクサンシャジンが咲いていた。お地蔵さんも。
ハクサンシャジン
14時20分、出発。避難小屋で汗をぬぐい、ブナ林をひたすら降りて行く。余り離れないように調整しながら歩く。
アキノキリンソウ
16時10分、登山口に戻る。
登山口
見上げるとブナの葉が青空に張り巡らされ、白みを帯びたグレーの幹が屹立していた。冷えたビールで乾杯する。25分後、出発。砂利道を走っていく内、ゲレンデ入り口に出た。ここからは舗装道路。国道105号に戻り、一気に走る。角館の手前で六時になったので携帯で宿泊先に連絡しておく。太田町に入り、川口温泉奥羽山荘に向かう。町営のせいか標識が出ていてわかりやすかった。
18時30分、山荘に着く。風呂に入り、夕食を食べて寝る。
Moriyoshizan(1454m) in Akita Pref.
200Famous mountains in Japan
1.Access:Car is better. Akita airport→national road13,341,Tsunodate,105,
Kouya rindo, Bunatai camp, parking.
2.Information:KitaAkita city(0186-72-5243)
Spa:Seseragi-Onsen(0186-84-2827)350yen
3.Season:Jun to Oct
Records:Jul31
11:10-11:55 from Parking(840m),climb among beech woods and take meal,
12:25-13:55 pass Gondola station(1160m), tree way, turn right at ridge Ishimori, refuge lodge to peak.
14:20-16:10 back to starting point.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
東北3座の山旅①
泉ヶ岳、森吉山、和賀岳
1.2004年7月29日~8月1日
2.交通:I車 同行I、T、O 会費:¥33500
3.宿泊:ウェルサンピアみやぎ泉¥7860
川口温泉・奥羽山荘¥7265
古川ビジネスホテル¥4095
泉ヶ岳(1157m)
地図:国土地理院1:25000定義、升沢
昭文社・山と高原地図⑦蔵王
7月29日(木)晴
6時20分、王子駅北口の三井住友銀行裏で落ち合い、Ⅰ車の後ろに座る。Tとは2年振りだった。40分後、武蔵野線北川口駅前でOが初参加。若い時は結構登っていた。昨秋、リタイア。ペルー遺跡巡り9日間ツァーに行ってきた。川口ジャンクションで東北自動車道に入る。途中、渋滞に会う。1台、スピンして後部を凹ましていた。未だ発生して間もない状況だった。
8時25分、上河内SAに寄る。Oが運転を交代。1時間後、安達太良SAでトイレタイムをとる。
10時50分、仙台南ICで降りてから泉ヶ岳スキー場に向かう。専ら地図を頼りに走るので、間違いやすい。それでも何とか泉ケ岳ロッジに着いた。軽く食べておく。
12時10分、ゲレンデの脇を登って行く。大きな白い山百合が咲き、草むらに蛇が動いていた。
真っ直ぐ登って行くので結構キツイ。「なめるな」の看板通りだった。アカマツ林に入って落ち着く。兎平に出ると再び炎天下を歩く。湿気もある。道脇の草や枝がきれいに刈り取られている。草原で作業をしている人が3人、電動刈取り機の刃を研いでいた。
岡沼を過ぎ、樹林帯の中で一本立てる。ひかり坂を登り出すと、藪の中だった。ⅠとTが七ガ岳に登った時は背丈以上の藪で、こことは比較にならないと言う。
14時30分、泉ケ岳に登頂。
太平山三吉神社の祠の前でオニギリを食べて、北泉ケ岳に向かう。アヤメが咲いていた。
ブナやミズナラの潅木帯を緩やかに降りて行き、20分で三差路を右に分け、登り返す。
15時40分、北泉ケ岳に登頂。ここから船形山まで14キロある。
展望もなく、虻が襲撃して来たので早々に下山。三差路に出てから、うぐいす坂を降りて行く。ところどころに山百合が咲いている。ブナ林の道には、ぬかるんだところもあった。林の中は霞んでいるのか視力が落ちた感じになる。川の音が気持ち良い。青アジサイと白アジサイがかなり咲いていた。桶沢川を渡ったところが水神で、一休みする。明治28年に「泉嶽村中」が建てた石碑が立つ。雨乞いの場所だった。
17時過ぎ、ロッジまでカラマツの多い林の中、ゴロゴロした道を歩く。家が見えてからは歩きやすかった。野外活動センターに出て水を補給、靴の泥を払っていたら、子どもの指導員が「泥はきれいにとって下さい」と言う。排水口をきれいにして出る。
17時50分、ロッジに戻り、Ⅰが保冷しておいたビールで乾杯。彼自身はノンアルコールビールだった。大和町にあるウェルサンピアみやぎ泉に向かう。20キロ走って19時過ぎに着く。ここは厚生年金事業振興団が経営。3階の部屋に荷物を置いて直ぐ2階のトロン温泉に入って汗を流してからレストラン「四季音」に行く。生ビールが美味い。天井からポトリと水が落ちて来た。結露。スタッフに指摘すると棹の先にタオルを巻いて拭きとる。コース料理を食べて部屋に戻る。十畳部屋に布団が4つ敷かれていた。窓側に寝る。
Izumigatake(1172m) in Miyagi Pref.
300Famous mountains in Japan
1.Access:Car is better. HigashikyushuexpresswayKokubuIC→national road220,
pref.71,Ohnohara rindo, Yagai katudo center mae
Bus is available from subway station Izumichuo(5 times a day).
2.Information:Sendai city izumiku office(022-372-3111)
3.Season:May to Oct
Records:Mar8 Kamoshika route
12:10-13:10 climb side of ski run and among red pine woods to Usagidaira.
13:20-14:30 climb to peak.
14:45-15:05 down to Sansaro.
15-05-15:40 up to Kita Izumigatake(1253m).
15:45-16:40 down to Mizugami.
16:45-17:30 back to starting point.