グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

           越後・会津4座の山旅③

                 会津駒ケ岳(2133m)

地図:国土地理院1:25000会津駒ヶ岳、桧枝岐

   昭文社:山と高原地図⑭尾瀬

8月19日(火):雨                       

 5時過ぎ、バスが登っていく。お湯を沸かせて梅粥を食べる。ザックカバーを探したが見つからない。レインウェアの下にバッグを担ぐ。ミニバンの夫婦は群馬から来ていて先に行く。

 6時30分、出発。直ぐ上にトヨタレンタカーのバスがエンジンをかけて駐車していた。パジェロの先にゲートがあり、押してみると通れる。工事中の道を降りていくと木の枝に赤いリボンを見つける。林の中を入って降りて行く。方向といい、百名山のルートにしては、おかしい。藪の先に駐車場が見え、降りる。左手は竜ノ滝への道だった。元に戻って地図を確認すると、「取付に木の階段」とある。パジェロの反対側に階段があった。

DSC00057.JPG滝沢登山口

 7時20分、気を取り直して階段を上がり、ブナ林の中を登っていく。しかし一度諦め気分になったせいか、歩くリズムがつかめない。3度目の雨中登山で身体が拒否反応を示しているのか、急登のせいか、何度も息を整えて進む。

 8時20分、小憩中、駒ノ小屋管理人に会う。小屋は完全予約制で金曜日に帰る。髭面だが愛想が良い。ぬかるみもあった。10分後、水場入口に出る。水場は3分降りた所だった。そのまま通過、緩やかになった道を登っていく。その後は40分置きに休み、ビタミン入り水を飲みながら登る。オニアザミが咲いていた。

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 オオシラビソの林で団体客と擦れ違ったが、年配者のせいか疲れていた。ダケカンバが現れる。ハリフキが赤い実をつけている。足元に茸を見つける。

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 高度2000mになると木道になり、湿原が現れる。一息入れて行くと駒ノ小屋に出た。

DSC00055.JPG駒ノ小屋

山頂まで700m、木道を歩いて中門岳方面に向かう。標識のある所で右折、階段を登っていく。

 10時45分、会津駒ケ岳登頂。霧が深い。丁度、群馬夫妻に会い、写真を撮っていただく。

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 雨は止まず、中門岳まで歩くのを諦めて小屋に戻る。小屋の中は人が多く、レインウェアを脱ぐのも面倒なので、駒ノ大池のベンチで傘を差しながら食べる。隣りにいたベトナム風帽子を被ったオッサンは百名山を82終わっていた。やはり平ヶ岳は諦めていた。

 11時50分、出発。先に降りていた群馬夫妻に追いつき、一緒に休む。館林に住んでおり、3月になると山を登る。同郷に向井千秋さんがいた。少年サッカーチームも盛んだそうだ。一足先に降りていく。雨はやんだ。竜胆がみずみずしい。

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 13時30分、車に戻り、靴下を履き替えてサンダルで運転。国道352号に戻り、観光協会に電話、露天風呂の近くの民宿「あづま」を紹介してもらう。そこは、川窪橋を渡って右折して直ぐだった。少し離れた空き地に駐車して205号室に入る。廊下の壁に横浜の岩崎中学校生徒の写真が飾ってあった。

 15時、公衆浴場「燧の湯」に行って、民宿から預かった無料カードで入る。

DSC00059.JPG燧の湯

 露天風呂に入ると、下に舟岐川が流れていた。雀蜂が寄って来たので水鉄砲で応戦する。

 18時、食堂に行く。地酒を飲みながら、岩魚の塩焼き、裁ちソバ、天ぷら、けんちん汁、そして豚肉とシメジを火で暖めながら食べる。他に2人分用意されていた。福島テレビを観る。特集で昨日の歌舞伎を放映していた。デザートは、ここの特産「はっとう」。そば粉で作った菓子で、ごま味でさっぱりしている。食後、部屋で横になりながらテレビを観る。外は雨だった。

8月20日(水):曇のち晴

 5時過ぎ、檜風呂に入る。6時の天気予報では、日本の中で新潟県と福島県だけ雨マーク。今日は平ヶ岳登山を諦め、木賊温泉で待機する。

 6時30分、戸外でラジオ体操の音楽が流れる。朝食案内があり、降りていくと釣り人2人が食べていた。前夜、寄居から一般道を使って10年振りにやってきた。ここの裁ちソバと山菜料理が目当てだった。山女のキャッチアンドリリースで楽しむ。日光への道を聞くと、片側通行が多いという。帰りは小出に戻った方にする。

 80歳のお祖母さんが1人で世話していた。今日から3日休業、娘が孫娘の夏休みの思い出作りに東京に行っている。5年前まで、中学生が民宿に分散して泊まっていたが、不景気で来ないと言う。

 9時30分、出発。途中、JA農協に寄ってリンゴや缶詰、ビールを調達。村を出て、沼田街道を右折、見通川に沿って尾瀬小繋ラインを走行。トンネルを越え、舘岩村に入る。対向車があらわれてほっとする。宮里集落に入り、民宿を探す。福本屋など2、3軒あたったが、休業だったり、満室という口実?で断られる。「みやさと荘」は大丈夫だった。昼過ぎに来ることにした。

 時間つぶしに「少年自然の家」に向かったが、部外者立ち入り禁止。橋の近くに駐車して本を読む。埼玉ナンバーのバスが少年を乗せて帰って行った。ツマミを食べながらビールを飲む。

 13時30分、木賊(とくさ)温泉の露天風呂に行く。道脇の駐車場に車を停め、西根川べりに降りていく。入り口の箱に200円入れる。

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馴染みの客が洗濯していた。帝釈山越えの道を聞くと栃木県側が工事中で通行止めと言う。岩風呂は熱く、30分で充分だった。

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         岩風呂の熱さに耐へし夏日かな

 風呂後、道に出て直ぐの酒屋で売れ筋の酒「平泉」を買う。宿に戻って、洗い場で登山靴の泥をとっておく。ミヤマカラスアゲハがペチニアの花にやってきた。

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女将さんがやって来て2階の部屋に案内される。

DSC00065.JPG民宿みやさと荘

 今日は貸切りのようだ。既に布団が敷いてあった。横になって高校野球を観戦する。

 18時、夕食の案内があり、降りて行くと主人が待っていた。楠定秋さん。長らく林野庁に勤め、定年後、失業保険をもらってから再び契約で働いている。趣味は木工作り。玄関には自作の置物が飾ってあった。差し出されたお茶の茶托は栃の木に南天を彫っていた。話を聞きながら山菜料理を食べる。祖先は源氏系。息子は東北電力に就職、福島の社宅に住んでいる。娘は田島に嫁いでいる。舘岩村には小・中学校はあるが、高校は廃校になった。

 岩風呂は400年前からあり、上にある祠は温泉の神様が祀ってある。神様は鶏を嫌うので、この村では飼っていない。村の人が交代で10日毎に掃除しており、今日は終わったばかりだった。もう一つの広瀬の露天風呂はボイラーで沸かしていると言う。

 民宿に泊まると、いろんな話が聞ける。部屋に戻って明日の仕度をして寝る。

AizuKomagatake(2133m) in Fukushima pref.  100Famous mountains in Japan

1.          AccessCar is better.Touhoku expresswayNishinasushiobaraICnational      road400,352,Hinoemata

            Toubu railway:Asakusa-AizukougenOzeguchi station,AizuBus to Hinoemata

2.          InformationOzeHinoemata onsen tourist asociation(0241-75-2432) 

3.          AccomodationAizuKomanokoya(080-2024-5375)located near peak no meal   3000yen(need reservation)

4.SeasonJun to Oct

RecordsAug19

7:00-7:30   climb to logging load from gate(930m) to the end(1100m)

7-30-8:35   step up wood stair and climb among beech woods to water place gate(1670m).

8:35-10:00  climb and walk tree way to KomanoKoya lodge(2050m).

10:05-10:25 walk tree way and climb to peak.

10:30-10:45 back to lodge and take meal.

11:50-13:30 back to starting point.


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