グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
袈裟丸山、鹿俣山の山旅②
鹿俣(かのまた)山(1636.7m)
地図:国土地理院1:25000藤原湖
11月3日(日)晴
5時に起きる。Ⅰが沼田山歩きガイドのパンフレットを持ってきて鹿俣山登りを提案する。榛名富士を予定していたが、1時間余りで終ってしまうので願ってもない。
5時50分、お湯入りポットをピックアップ、朝食をとらない分だろうか、みかんとリンゴをもらう。簡略な地図しか載っていないが、パンフを頼りに出発。車の窓は霜で凍り付いていた。インターチェンジ近くのコンビニで食糧を調達して車内で食べてから玉原高原に向う。高速道路を潜ってから一路、山間を走行。迦葉山を迂回して一気に登っていく。1882年に出来た玉原ダムの脇を過ぎると、道脇に雪が寄せられていた。センター前の駐車場は未だ凍っていて危ない。手前に駐車する。
7時20分、出発。千葉から来たカメラマンと一緒にブナ林の中、雪道を歩く。ゲレンデに出たところで別れる。トンネルを潜って2つ目のゲレンデに行く。トイレがあったが、未だ使えなかった。ブナ林を登って行く。
鹿の足跡が残っていた。前足が横に並び、後足は縦に並んでいた。
雪山や鹿の足跡辿りけり
上のゲレンデで1本立てる。登山道は踏まれた後が残っていた。ジグザグに登って行く。粉雪を掴んで口に入れて水分を補給する。右手の谷に武尊山の剣ガ峰が現われた。
10時過ぎ、登頂。
玉原湖
藪で半分覆われていた。カップに雪を入れブランディをかけて飲む。谷川岳の天神平スキー場はすっかり雪景色になっていた。武尊山の方の平べったい形と前武尊のシャープな形が見える。赤城山の方は未だ雪が積もっていなかった。
10時45分、軽アイゼンを付けて降りる。ブナ林が切れ、ゲレンデを降りて行く。雪がかなり積っていてラッセルしながらいく。
下からカップルが登ってきた。高度が下がってブナと笹原の中の道を歩く。幾つかの大木が沼田名木百選になっていた。Tはずっと先に行っていたが、分岐点で待っていた。アイゼンをはずしてセンターハウスに戻る。凍っていた道も溶けて歩きやすくなっていた。
12時20分、レストラン玉原の入り口でヤキソバを食べる。隣りの家族は高崎から来ていた。リンゴをいただく。お返しにプラムを差し上げる。新鮮なリンゴは美味い。食後、直売所に寄って「ぐんま名月」というリンゴを買う。
沼田に出て国道120号線を走り、白沢高原温泉に入る。お湯が温かった。ここは道の駅の中にあり、風呂あがりに直売所に寄ってタロイモやニンニク、陳玄菜を買っていく。帰りの道は混んでいた。沼田ICに入ってから東伊香保と前橋間は事故渋滞となっていた。
一度、山里SAに寄って行き、練馬から目白まで一般道路を走り、駅前で別れる。午後7時半だった。
鹿俣山は「みなみらんぼう山の詩」で紹介されていた。10月だと玉原湿原の草紅葉に息をのむという。