グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

            東北3座の山旅①

               八甲田山、八幡平、岩手山

1.2002年9月10日~12日

2.単独行

3.交通機関:羽田―秋田JL551便(08:05-09:05)秋田―羽田JL556便(17:20-18:25)

       レンタカー 2日¥25042 走行距離 452キロ 38lt

4.宿泊:酸ヶ湯旅館:12食¥9500「千人風呂」 松川温泉・松風荘:1泊2食¥8500「洞窟風呂」

 相の沢温泉「お山の湯」¥500

            八甲田山(1584m)

地図:国土地理院1:25000八甲田山、酸ヶ湯

昭文社:山と高原地図④八甲田・岩木山

9月10日(火)晴                          

 羽田空港カウンターへ出発1時間前に着く。予約満席と言われ、スタンドバイ3番のカードをもらう。セキュリティで虫除けスプレーとアーミーナイフがひっかかり、ナイフは制限品扱いになる。ゲートは82番、飛行機は沖止めだった。1階のロビーで搭乗時刻まで待つ。秋田空港の天候は霧、運航可能か確認中という案内があった。

7時50分、搭乗開始。しばらくして係員が空席待ちカウンターに来て手続きしてくれる。搭乗後、到着まで休んでおく。

 10分遅れで空港到着。出口では「マツダレンタカー」の看板を掲げたオッサンが待っていた。制限品をピックアップしてから会う。車は既に横付けされていた。金を払い、返却方法を確認して出発。国道13号線にでて、7号線に合流。秋田市内をのんびり走る。男鹿半島の東を過ぎ、右折して285号線をとる。車の量も減り、街路樹の中を走っていく。森吉方面への道だった。コスモスが道端に咲いている。一面、稲穂が実っていた。鷹巣町から7号の方に走れば良かった。道が空いているので、そのまま285線を走る。しかし山を登って行き、却って時間がかかったようだ。大館で7号線に戻り、国道454線を走る。「虹の湖」で小憩。幾つか「道の駅」の案内があった。大きな駐車場にレストランやトイレの施設がある。394号線を走行。

 13時半、酸ヶ湯旅館の手前に駐車。

DSC00019.JPG酸ヶ湯旅館

 カウンターで申し出る。日の入りの時間は午後6時、それまでに帰れなかった場合に備えてフラッシュライトも持っていく。続々とハイカーが降りて来る道をホイホイ登っていく。ブナ林の中だが、太陽が頭上にあり汗が吹き出てくる。ノコンギクやミヤマキリンソウが咲いていたが、時間に追われて写真を撮るどころではなかった。湿原に出ると大岳が遠くに聳えていた。

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木道を過ぎて再び森林の中を登っていく。

DSC00003.JPG右、大岳

 15時、大岳避難小屋。一息入れ、ストックを用意。最後の登りに取りかかる。

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                                          大岳避難小屋

 荷物が少ないせいか、気合いが入っていたせいか、結局、予定より1時間早く登り切ってしまう。15時35分。広い砂礫地だった。誰もいないし、ガスが立ち込めて下界は見えない。

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        山頂や頭上に開ける秋の空

 八甲田山は複式火山、第2次活動でここや赤倉山、高田大岳が出来たことが書いてある。蜻蛉の動きが鈍い。紅葉の前ともなると、飛ぶ姿も見えなくなる。降りて鏡沼に出る。ここにはモリアオガエル、クロサンショウウオ、メススジゲンゴロウが生息している。クロサンショウウオの稚魚だろうか、黒いオタマジャクシが水辺にいっぱいいた。

DSC00008.JPG鏡池

 花を撮っていく。

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 アオモリトドマツの森林の中を降りていくと水場に出る。仙人袋という湧き水。木枠で囲まれたところに落ちる水を飲む。振り向くと大岳が見えた。

DSC00012.JPG仙人袋DSC00011.JPG大岳

 近くに仙人岳ヒュッテが建つ。三沢から来た人がビールを冷しに来た。沢を降りていくと、硫黄の臭いがする。地獄湯の沢に出た。

DSC00013.JPG地獄湯ノ沢

硫化水素ガスや炭酸ガスのため岩が変質していた。誰もいないとガス噴出した時のことを考え、足元に神経を集中しながら一気に降りていく。樹林の中を進む。

 17時35分、鳥居を通ると登山口だった。

DSC00016.JPG登山口

先に広い駐車場があり、酸ヶ湯旅館の南口から正面に出る。靴を袋に入れて持ち込み、チェックイン。食券の夜と朝用をもらう。210号室に案内され、まずテレビを点ける。貴乃花が勝ってホッとする。浴衣に着替え、貸しタオルを大小持って、男湯に入り身体を洗う。年配の人が一人、横浜からだった。青森まで列車を使い、バスで奥入瀬まで来て歩いて来た。明日はロープウェーを使い、湿原を歩く。山の状況を伝える。

 18時40分、食堂では夫婦、親子、女性一人、同僚といった人達が席についていた。ビールを飲みながら食べる。

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緊張感と空腹感が段々ほぐれてくる。食後、部屋に戻って窓から外気にあたる。三日月が出ていた。硫黄の臭いもする。布団を敷いて寝る。

Hakkoudasan(1585m) in Aomori pref. 100Famous mountains in Japan

1.   Accesscar is better. Tohoku expressway KuroishiIC, national road 494,Sukayu spa

Actual:Akita airport national road13,7,454,394,Sukayu spa

2.   AccommodationSukayu spa(017-738-6400)one night two meals 9500yen

3.   Information:Aomori Pref. culture&tourist section(017-722-1111)

4.   SeasonJun to Oct

RecordsJun25

13:40-15:00 from Sukayu spa(890m),climb wood step to Kenashitai ,walk among Beech  and Sakhalin fir forest to Ohdake lodge(1430m).

15:00-15:35   climb to Ohdake(1585m).

15:40-17:35   down to Kagami pond, Sennintai marsh, Jigoku yunosawa, Shinto gate


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