グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

           東北3座の山旅②

                  八幡平(1613m)

地図:国土地理院1:25000八幡平

昭文社:山と高原地図⑤岩手山、八幡平

9月11日(水)

 5時過ぎ、外は明るくなっていた。身支度をしておく。

 6時、千人風呂に入る。着替え場所に入浴方法が案内されていた。男と女が入るドアが分かれている。中は総ヒバ作りの大きなホールで、大風呂2つにも男女別になっていた。5つの浴槽があり、一通り入ってみる。打たせ湯では肩、膝、足の裏とあてていく。四分六分湯の真中にお猪口が2つ置いてある。説明文によると、温泉湯を一日お猪口で1~2回飲むと便秘に良い。飲んでみる。酸っぱい。確かに酸性度が高い。最初、男12人、女6人いたが、女性陣は居なくなっていた。一度、水を飲み、中心部にかける。

 6時40分、うだらない内に出る。部屋にガスコンロがあったので、お湯を沸かしテルモスに入れる。朝食は7時からだったが、ニュースを見てから行く。食堂は既に一杯。トレイを持って自分で好みのものを取って奥にいく。漬け物や梅干など塩気が多い。2杯目のご飯でサラダと納豆を食べる。コーヒーを飲み、帰りに冷水を容器に補給する。ロビーには、棟方志功の絵と「舞神」と書いた額が飾ってあった。トイレに行っておく。

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 8時20分、出発。十和田ゴールドラインを走行。猿倉、谷地、蔦温泉を通過して奥入瀬渓谷に出る。観光センターに駐車、トイレに行く。入り口に大町桂月のレリーフがあった。

 DSC00021.JPG大町桂月

晩年は蔦温泉に住んで奥入瀬を詠っている。

      住まば日の本遊ばば十和田歩きや奥入瀬三里半
 

木洩れ日の中を走る。蝉の音しか聞こえなかったが、高度が上がるにつれ、渓流の音が聞こえてくる。川沿いの道を気持ち良さそうに散策している。一度、銚子大滝を過ぎたところで駐車、轟く音を耳にしながら写真に収める。

DSC00023.JPG銚子大滝

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十和田湖に出て湖岸を走った後、200m、上り下りする。土産店の駐車場に入り地酒を買ってから、ビジターセンターに入る。ここは約20万年前の火山爆発から始まり、1千年前に御倉山が出来ていた。

DSC00025.JPG十和田湖遊覧船乗り場

 車に乗り、和井内から一気に登っていく。発荷峠には展望台があったが、そう寄り道できない。国道103号線を降りていく。東北自動車車道に入る手前で国道282号を左折、更に341号線を走る。右手の道端に花がずっと咲いていた。山間に入ると、左手が山麓、右手が水田の道を走る。いよいよ八幡平に登っていく。途中、蒸気が高く上がっているところがあった。

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 大沼が見えるところにビジターセンターがあり、トイレを兼ねて入る。未だ新しい。動物の足跡がフロアに書いてあり、辿っていくと標本の動物に出会う。鳥の鳴き声がボタンを押すと聞こえてくる。ビデオ部屋で「山ルート」案内を見て出る。八幡平アスピーテラインを走る。八幡平頂上はガスの中だった。有料駐車場に車を入れる。

 13時10分、石をコンクリで固めた道を登る。見返峠にトイレがあったので済ませておく。時計と反対周りに遠回りして歩く。竜胆が咲いていた。

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 見晴らしの良さそうなところにベンチがあったが、ガスの中。樹林帯を過ぎると湿原に出る。木道を歩くと左手に八幡沼が見えた。

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この一帯には食虫植物のモウセンゴケがある。源太森からの道と合流し、湿原をひたすら歩く。陵雲荘は工事中だった。ひと登りするとガマ沼に出る。右手のルートを登る。

 14時、八幡平登頂。中年女性が帰るところだった。

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弁当を食べ、お茶を飲んでいると、東京から盛岡経由で来たハイカーが茶臼岳からやって来た。明日、盛岡から岩手山そして姫神山を登って帰る。見晴台に登ってみたが、何も見えない。岩木山や岩手山の方向に名前が書いてあった。帰りは、めがね沼や鏡沼の脇を通っていく。

DSC00034.JPG鏡沼

駐車場に戻ると、雲で7合目位まで隠された岩手山が見えた。左手には茶臼岳が見える。

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DSC00038.JPG左、茶臼岳

 八幡平樹海ラインを走行。時速70キロ平均で走る。途中、車を止めて背中をさすられている人がいた。くねくね曲がっているうち酔ってしまったようだ。後方に八幡平が見えた。山容は、どっしりして百名山にふさわしかった。広大な原始林に圧倒される。

DSC00040.JPG八幡平

15時20分、松川温泉にやってきた。午後4時に閉まってしまう地熱発電所に寄る。

DSC00041.JPG地熱発電所

松川地熱館に入って見学。ここで出来た電力は東北電力に売っている。ビデオで発電の仕組みを学び、外に出て冷却塔の近くに行ってみる。ボタンを押すと、蒸気が吹き出てランプが点いた。松楓荘に行く。泊まり客が手続きをしていた。待つ間、主人からコーヒーをいただく。ここの湯は940年前から出ており、260年前から温泉場になっている。部屋は1号室。早速、汗を流しにいく。内湯で身体を洗い、露天風呂へ。誰もいない。

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一度、部屋に戻り、吊り橋を渡って洞窟風呂に入る。

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源泉が直接注ぎ込み、やたらと熱い。

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18時、夕食の連絡があり、大広間に行く。生ビールを頼み、肉を焼いて食べる。他に刺身や岩魚と盛りだくさん。食後、お湯をテルモスに入れ、衣類を洗濯して乾燥室に乾しておく。部屋でテレビを観ている内に寝てしまう。部屋に弁当を持ってきてくれて目を覚ます。用意されていた布団に入って寝る。

Hachimantai(1613m) border of Akita pref. and Iwate pref.

100Famous mountains in Japan

1.    Accesscar is better. Tohoku expressway MatsuoHachimantaiIC, pref. road45,23

            Pref. border gate(1540m)

2.Information:Hachimantai city office(0195-76-2111)

3.SeasonJun to Oct

RecordsSep11  peak hunting course

13:10-14:00  go to Mikaesi pass and walk around tree way on marsh to Gama pond

and climb to peak.

14:10-14:50  direct to starting point.


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