グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

             樽前山(1041m)

1.2002年6月19日(水)

2.単独行

3.レンタカー:¥5670 走行距離61キロ ガソリン¥509

地図:国土地理院1:25000樽前山、風不死岳

   昭文社:山と高原地図②ニセコ・羊蹄山

 8時過ぎ、マツダレンタカーの事務所に行く。昨日、応対した青年が手続きする。1300CCの車を6時間借りる。

「時間が余ったら、苔の洞門に寄ってみようと思っているのですが」

「今は閉鎖しています。苔が荒らされ、大岩が塞いでいます。その上、熊が出るようになりました」

 車は未だ3738キロしか走っていなかった。樹林帯の中、国道276号線を走行。真っ直ぐ行くと札幌に出る所を左折してしばらく走る。樽前山の標識が見えた。左折。直ぐ未舗装の道になる。道道161号も樹林帯の中だった。更に登山口に向う。両脇の溝が深く、タイヤが落ち込まないよう真中を走る。標高660mの7合目にヒュッテと駐車場がある。既に14台停まっていた。

DSC00245.JPG

DSC00225.JPG

 9時、入山届を出し、危険地域をマークした地図をピックアップして出発。ミヤマハンノキとナナカマドの林を抜けると、見晴しの良い礫地に出る。支笏湖が見えた。

          支笏湖の小船動かす夏の水

 樽前山には樹木は生えていない。丸太の階段を登っていく。道脇にエゾイソツツジが続く。ベージュ色の小さな花がかたまって咲いていた。小学生でも登れる道を歩く。遠く苫小牧の工場や市街が見えてきた。先行していた夫婦に追いつき、花の名前を教えてもらう。咲き始めたイワブクロはタルマイソウだった。3年振りに登ってきたが、道が整備されているという。

 9時40分、外輪山に出る。溶岩ドームの異様な塊が見えた。

DSC00226.JPG

中腹から噴煙を出している。有毒成分が含まれているので立ち入り禁止になっている。山は約9千年前の噴火でできた。1667年と1739年の大噴火で火口ができ、1909年には4月17日から3日間で溶岩ドームができている。風が気持ち良い。外輪を回る。樽前神社奥ノ院の鳥居は半分石壁で守られ、岩室があった。

DSC00228.JPG

火口原に降りていくと、硫黄の臭いがする。ドームの一部が黄色くなっていた。足元にはエゾイソツツジとタルマイソウが咲いている。イワヒゲもあった。

DSC00230.JPGドーム

溶岩流の跡を超えていく。岩礫に筒状の黄色いウコンウツギが咲いていた。花の内側は赤くなっている。高度900m切って登り返し西山に達する。誰もいない。

DSC00231.JPG西山

 支笏湖の西側が見えたが、羊蹄山の方は曇っていた。

DSC00232.JPG支笏湖

少し戻って左手に降りていく。ドームの風景が変り、黒い頂がギザギザしてきた。火口原から東山に行く道は立入禁止なので遠回りする。

 風不死(フップシ)岳への分岐点でカメラを手にした中年が休んでいた。外輪の道を登っていくと登山口で一緒だった4人組に出会う。彼らも写真目当てだった。岩雀だろうかチュッチュと鳴き声が聴こえる。

 11時15分、東山。ここよりドームの頂の方が高いが登れない。

DSC00240.JPG

頭がオレンジ色の黒虻が群がってくる。彼らの縄張りのようで、汗の臭いが招いたようだ。

DSC00241.JPG右下、黒虻

 ほうほうの体で降りていく。しばらく後ろ首を狙ってきた。外輪山に戻り、海側に座って食事。コーヒーとパンにする。軽装の団体が降りて行った。食後、2本のストックを使って降りる。林の中を降りていくと道端に穴から出たばかりの蝉の幼虫を見つける。

DSC00243.JPG

 見晴らしのきく所で団体が休んでいた。隠居組が多い。東京から来ており、雌阿寒山などを登り、これから温泉に入り、札幌のお祭に繰り出す。ここは支笏洞爺国立公園の中だった。

DSC00244.JPG

 12時10分、登山口に戻る。今日、届けていたハイカーは40人。トイレに行ってから車に乗る。樽前・錦岡線を走って苫小牧に向う。殆ど使われていない道だった。途中、錦多摩川を堰きとめてダムにする工事現場を通る。市街に入って国道38号線の手前にある六車線のバイパスを走って戻る。

 13時20分、近くのENEOSガソリンスタンドで満タンにして車を返す。

Tarumaesan(1041m) in Hokkaido. 200Famous mountains in Japan

1.   Accesscar is better. Chitose airportnational road36,276,Dodo141,

           Tarumaesan hut

2.   AccommodationTarumaesan hut(0144-32-6111)no meal

3.   Information:Tomakomai city commercial& tourist(0144-32-6111)

4.   SeasonmidJun to Sep

RecordsAug10

9:00-9:40   climb from Tarumaesan hut(660m) to the outer rim of crater.

9:40-10:25 walk to Nishiyama(995m).

10:30-11:15  walk  outer rim of crater ,around dome, up to outer rim, Higashiyama(1023m).

11:20-12:10 back to starting point.


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。