グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

         祖母山と天岩戸神社の旅

1.2001年7月21日

2.単独行

3.自動車:レンタカー1日分¥8850 走行距離452キロ ガソリン¥4242

  福岡高速¥550×2 大宰府―熊本¥2500 玖珠―大宰府¥2300

地図:国土地理院1:25000祖母山

   昭文社・山と高原地図57祖母・傾

7月21日(土)

 前夜、バジェット・レンタカーで車を調達、ホテルに駐車しておいた。

 5時に出発、福岡天神北の高速入り口はセンターライン寄りにあり、通り過ぎてしまう。薄暗い中、見知らぬところを走ると勝手が違う。高速に入ってからは、標識を頼りに大宰府ICまで走り、九州道路に入ってからは車線も広がり、スピードを上げ時速120キロで走る。熊本ICから国道57号線を走る。車も少なく一路、阿蘇の山々に向って走る。

 立野で右折して325号線に入る。快晴の下、外気を吸いながら走る。高森峠を越え、高千穂に向って走る。河内で県道8号線に入る。五ケ所高原トンネルを通り、左手に記念碑が立っていた。ウェストン碑だが、通り過ぎる。ウェストンは明治23年11月6日、ここから登っている。松浦武四郎は神主に案内されて登った。

五ヶ所村で右折、小学校の脇を通って祖母山に向う。舗装道だったのでホッとする。この道は九州自然歩道で、ハイカーが歩いていた。やがて未舗装になる。水たまりが多くなり、石が突き出ている。橋には鉄柵が浮き上がっていて、がたっと音がする。スピードを落して走る。それでも前方の4駆車に追いついてしまう。曲がり角で追い抜かしてもらう。

 北谷登山口の広場に出た。車が3台並んでいた。隣りに停める。追い越した車もやってきて、2人の中年男が降りてきた。福岡から前夜、一般道を走ってきた。以前、「五ヶ所」まで来たが天候のせいで引き返したそうだ。

DSC00271.JPG登山口

 新しい小屋で排便を済ませ、記帳してから、先に登っていく。2合目の先に水場があり、飲んでみる。4合目まで10分毎に登っていく。4合目から稜線を登っていく。樹林帯を歩いていくと頂上近くの九合目小屋に泊まったハイカーが降りてきた。千間平からは、平坦な道になる。

 9時5分、宮崎、大分、熊本の三県境に着いて休む。

DSC00273.JPG三県境

 今度はスズタケを通る。2mあるのが密集してトンネル状態になっていた。20分後、国観峠に出る。原っぱで、前方に祖母山が見えた。お地蔵さんが赤い袈裟と帽子を被っていた。残り高度250m登る。長年の雨で登山道の土が流され、くぼんでいるので脇を登る。樹木はブナのほかハイノキで9合目小屋の周囲にはモクレン科のオオヤマレンゲが群生していた。

 10時25分、登頂。頂上には山口から神原コースを登ってきた人と熊本の常連ハイカーが話していた。広場は蝶とトンボが飛び交っている。大分県側はガスがかかっていて視界が悪い。

DSC00277.JPG祖母山頂

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   祖母山のトンボ飛び交ふ頂よ

 日陰で食事をとる。登山口で会った2人と話してから風穴コースを降りる。

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 アサギマダラが花に止まっていた。

DSC00280.JPGアサギマダラ

 古い地図には点線になっていたルートだけあってワイルドだった。ロープを置いているところが多い。スズタケトンネルも狭く低い。ロープを使って大岩を降りるとき、右手関節の甲を擦りむいてしまう。ストックを一本にして慎重に降りていく。茸が多い。

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 12時20分、風穴に出る。下に降りて見ると、冷房室に入ったよう。

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 逆に上に昇ると熱風を浴びたようだった。せせらぎの音、蜩の鳴き声を聴きながら降りていく。

DSC00288.JPG

 途中、誰にも会わずに林道に出て、小屋にもどる。カップルがキャベツを洗っていた。福岡郊外に住んでいて4駆でやってきて、キャンプの用意をしている。国観峠を推薦したが、熊の出没を気にしていた。冷たいアミノバイタルをいただき、元気を取り戻す。お礼に折りたたみ袋を差し上げる。汗を拭き、ストックを洗い、靴を履き替えて車に乗る。

 13時30分、出発。五ヶ所村まで対向車に会わなかった。炎天下、全てがじっとしている。高千穂峰を通過し、天岩戸に向かう。途中、コンビニに寄ってアイスコーヒーを飲み、道を確認。山の中腹に沿って県道7号を走る。神社前の駐車場に入り、大きな天狗像の近くに車を停める。お布施を払うと宮司が名所を案内している。川向こうの天岩戸や本殿でお祓いをする。杉の大木に囲まれた環境は典型的な神社のたたずまいだった。明治天皇の歌碑が立っていた。

DSC00289.JPGDSC00293.JPG天岩戸神社

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DSC00295.JPGタジカラオノミコト

 15時、県道7号線を北に向かう。山の中腹をくねくね、標識を頼りに走る。簡単に走れる道ではなかった。ほとんど1車線で、時々交差できるスペースがある。滝名所も、ちらっと横目に見るだけ。緒方まで34キロと書いてあったが、せいぜい時速40キロ代しか出せない。対向車に備えて、ひたすら前を見ながら走る。幸に県境の尾平越トンネルまで1台も会わなかった。トンネル内で車と擦れ違う。トンネルを過ぎると、曇天だった。やがてフロントガラスに雨滴がたまってくる。登山疲れや時差ボケなんかいっていられない。事故を起こさないことを念じながら走っていく。

 16時、原尻の滝を過ぎ、国道502号線を左折。再び山越えする。前の軽自動車は時速50キロで走っていて、時間はどんどん過ぎていく。竹田市街に入ると、信号3回待ってようやく右折、国道442号線を探したがない。熊本に出る57号への標識しかないので、諦めて左折する。

 しかし、運良く442号線への標識を見つけ、右折して山間に入っていく。雨は止んだが、ガソリンが半分以下になっていた。ガソリンスタンドに入り、20リットル補給。

店員に福岡までの最速方法を聞く。「私らは、いつも真っ直ぐ日田に向かう。他に豊後   街道を走って、途中、近道を使うのが一番早い。けんど、わかりにくいので、薦められない。標識「小国」を目指し、そこから日田に向かって下さい」と教わる。

 17時を過ぎていた。営業時間20時までに返すか連絡をとらなければならない。九重山の麓を目一杯走る。小国町に来て、予定を変更、一番早く高速道路に乗ることにする。387号線を右折、信号のない山道を走る。210号線に出ると左折、更に「ふんごもり」を右折、玖珠で大分自動車道に入る。18時だった。

 大分方面は雨のため速度制限していたが、反対側は無事だった。車も少ない。追い越し車線を時速120キロから140キロで突っ走る。小型車にしては良く走る。ただ登りになるとスピードが120キロを切ってしまう。

 鳥栖で九州自動車道に入る。福岡まで40キロ切っていた。20時まで戻れる可能性が出てきた。流石に車が多くなり、時速100キロ平均で走る。大宰府ICで都市高速料金を合わせて払い、3号線の千代で降りる。天神で渋滞になったが、ホテルを右折してミツビシのガソリンスタンドで満タンにして戻り、レンタカーに着く。19時30分だった。 

Sobosan(1756m)  border of Miyazaki pref. and Ooita

pref.                                               300famous mountain of Japan

1.AccessCar is better. Kyushu expressway KumamotoIC, national road57,325,

            pref8,Gokasho,gate of Sobosan.

2.InformationTakachiho town office(0982-73-1212)

3.SeasonMar to Jul, Sep to Dec

RecordsJul 21

8:00-8:40  Climb from gate to 4th stage.

8:40-9:05    Climb to ridge and border of 3 prefecture(1488m).

9:10-09:35   Walk to Kunimitouge(1486m).

9:35-10:25   Climb to peak and take meal.

11:00-12:20  Down to Fuuketsu.

12:30-13:00  Back to starting point.


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