グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

              御正体山(1682m

1.2006年5月25日(木)晴

2.同行者:O

3.交通:首都高速=鶴ヶ島¥3100 鶴ヶ島=都留IC¥5300 327キロ

4.温泉:芭蕉・月待ちの湯¥700 アルカリ性単純温泉

5.地図:国土地理院1:25000都留、御正体山

                           

4時30分、出発。外環状線から関越自動車道に入って鶴ヶ島ICで降り、O家の前で電話、彼が乗り込んで6時前に出発。中央環状線に入って、「あきるの」終点まで行き、国道16号を700m走って中央高速に入る。途中、談合坂SAに寄ってトイレに行き、オニギリを食べる。都留ICで降り、県道24号に出て道坂峠まで行く。高度1020m。このルートは最も高度差が少ないが、途中上り下りが続く。

8時5分、旧道に入り、「御正体山」と書いた看板のあるところから登りだす。

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杉林の中、小さなジグザグを一気に登っていく。Oの名前は昇。名前の通り登りに強かった。細い道を登りきって尾根に出ると、名前が消えた看板がかかっていた。右、今倉山、左、御正体山だろうか。

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刈り取られたばかりの枝や笹が道に残っている。ツゲ林の間から谷あいに民家が小さく見えた。一度、視界が開ける。高度1228m地点に四等三角点があった。ウグイスやホー、ホーと鳥が鳴く。足元にスミレが咲いていた。新緑の広葉樹、爽やかな雑木林の中を徐々に高度を上げていく。

9時10分、「岩下の丸」。見晴らしはない。Oは三角点に座って休憩。ぐっと降りて少しずつ登り返す。一度、登山地図にない道が出来ていたが、登りの道を選んでいく。50分後、休んでから進む。ところどころに「境界見出標」と書いた赤札がかかっていた。前方に目標の山が見えていた。左手、白井平からの道と合流する。

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一息入れて登っていく。足元に「8合目」と書かれた石があった。蝮が近くを動いていく。ブナ、ミズナラ、モミの樹林帯の中の急坂を登り、頂上らしきところから更にひと登りすると人が見えた。

11時、登頂。2人連れと単独者がいた。木陰にマットを敷いて、湯を沸かしラーメンにモヤシ、イワシ、ニンニクを入れて食べる。ここも展望はない。

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DSC02421.JPG山頂

池ノ平ルートから来た人は富士山鑑賞を満喫。山伏峠からやって来た3人組も。一度、富士が見えるところまで行ってみる。木の間から、雪に覆われた富士が見えた。山頂に戻ると、三島から来たオバチャン2人がテーブルを占拠。季節毎に来ていた。

この山名の由来は、木花咲邪姫(このはなさくやひめ)が噴火した富士山を逃れ、この地で正体を現したからという伝説がある。この山そのものがご神体で広場の片隅に小さな赤い祠があった。一方、富士山で荒行を務め、池ノ平からの修験道を切り開いた木喰行者妙心は、1815年、五穀を断ち、即身成仏したという。

12時5分、下山。Oにもう1本ストックを渡し、2本使って降りてもらう。下りは弱かった。普通に歩いても遅れる。道に落ちている枝を払って通りやすくする。「牧の沢山」に向かう途中、雑木林の中に首輪を付けた犬が1匹我々に向かって唸っていたが、向かっていかなかったので消えていく。猟師が現れるかと思ったがいない。飼い犬が野犬になったのだろうか。鳥の巣箱が幹にあった。

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「岩下の丸」が良く見えるところで一休み。右手前方に丹沢山塊も見えたが、一部は雲に隠れていた。

DSC02428.JPG丹沢山地

一度下りて登り返す。黙々と歩いたが、僅かに吹いて来る風が気持ちよい。足元に「四ツ沢」標識が横たわっていた。

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夏場になったら、ヤブになった道で暑さと虫にやられるところだ。尾根歩きを終え、足幅を小さくして降りていく。

14時30分、車に戻る。靴下1枚脱ぎ紐を緩めて靴をはく。温泉場の電話番号をカーナビにセットして出る。

DSC02432.JPG道坂トンネル

15時20分、「芭蕉・月待ちの湯」の手前の大きな駐車場に車を停め、替え着と手ぬぐい、タオルを持って入る。

DSC02433.JPG芭蕉・月待ちの湯

ここは都留市営で2000年に出来た。靴箱は奥行きがあったので横にして入れ鍵をかける。駐車している台数からして、かなりの人がいるかと思ったが、そうでもない。中温風呂に入り、ジャグジーで腰、肩、足をあててマッサージしてから洗面洗髪。露天風呂に行く。地元の年配者がのんびり浸かっていた。芭蕉の句が石に刻まれていた。

                      名月の夜やさぞかしの宝池山

「最近、近鉄などが1日7千円で横浜、新宿、埼玉からバスを仕立て二十六夜山登山口でお客を降ろし、4時間後ピックアップしてここに案内して帰る。食事は自前だが、結構利用している」二十六夜山が花の百名山のせいだろうか。

「この辺の山には猪や鹿、猿がいる。一度、猪に遭遇、背中に斧を突き立てたら絶命。そこに猟師がやって来て、持って行かれてしまった」

「富士演習場には明るくなる前に入って山菜採りをする」

「雑木林の中に首輪をつけた犬がいました」

「野犬や野良猫が増えている。ここに来るのは70代の人達で、80過ぎると病気になったり、車の運転が出来なくなったりして殆ど来なくなる」

話が尽きそうもない。挨拶してサウナに入って汗を出し、シャワーを浴びて出る。Oと休憩室に行ってアイスクリームを食べながら、温泉談義。ここの効能は普通、風呂に入っても効果のあるものだった。

16時30分、Oの住所をカーナビにセットして出発。12分で都留ICに入り、八王子ICでおりて国道16を走行、中央環状を突っ走って18時にO家の前に着く。家に呼ばれたが、疲れが出るので失礼し、帰宅。

Mishoutaiyama(1682m) in Yamanashi pref.  200Famous mountains in Japan

1.AccessCar is better. Chuo expresswayTsuruIC Pref.road24,Dozaka tunnel

2.InformationTsuru city office tourist section(0554-43-1111)              

3.SeasonApr to Nov

RecordsMay25

08:05-09:10 From Douzaka pass(1020m high),climb to Iwashitanomaru(1304m ).

09:20-11:05 Climb up and down ridge ,through Shiraidaira junction, climb steep to peak.

12:05-14:30 Back to starting point.


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