グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

           蒲生岳、会津朝日岳、浅草岳の山旅①

1.2005年9月10~12日

2.交通:I

3.宿泊:「季の郷・湯ら里」¥10150 「いわぶち」¥6800

4.会費:¥25000 

              蒲生岳(828m)

地図:国土地理院1:25000只見

9月10日(土)晴                            

 5時、駒込駅新宿方面始発の山手線で池袋に行き、西武池袋線で練馬駅に着く。南口に出ると、ボランティアの人たちが駅周辺を清掃していた。男性に場所を確認して区役所の大きなビルを目安にして待ち合わせ場所に行く。既に3人が立っていた。

 挨拶して乗り込む。リーダーのⅠがN、Aを紹介。Nは信託銀行で1年先輩、中央線沿線や奥多摩の山をハイキングしていた。Aは大学同期、ワンゲルに所属。関越自動車道を平均時速100キロで走行。途中、谷川岳PAでトイレタイム。小さなところで早朝には何もなかった。

 8時15分、小出ICを降りる。国道352号を走ってしまう。戻って252号を走行。只見線に沿っていき、会津マッターホルンと呼ばれる蒲生岳の麓の駐車場に車を停める。

DSC01362.JPG蒲生岳

 隣りは春日部ナンバーの車2台。中高年ハイカーが降りて準備していた。案内板があり、道を隔てたところに公民館のトイレが使えた。

DSC01364.JPG

 10時30分、Aを先頭に出発。国道から左に入り、線路を越えて二荒神社への階段を登って樹林帯の中を歩く。

DSC01365.JPG会津蒲生駅

 先行の春日部グループを抜いて炎天下の露岩帯を登る。30分後、一本立てる。眼下に只見川が蛇行し、里山の風景が見えた。

001.JPG只見川

 民家の屋根は青く、稲穂は実って黄色い。登りだして15分後、夫婦松を通過。2本の松がからまっていた。

DSC01366.JPG

 分岐点から右手の鼻毛通しルートをとる。Nのテンポが遅くなってきた。花を撮る。

DSC01367.JPGDSC01368.JPG

道標「あと200m」が2回、「あと100m」が2回あった。風穴の脇を通っていく。

 12時25分、登頂。西側岸壁ルートをとった春日部グループの数人が既にいた。潅木の下でラーメンを食べる。頂上からは、只見川を越えて鷲ガ倉山や柴倉山、更に会津朝日岳が見えていた。

004.JPG頂上

 13時35分、来た道を降りていく。途中、1回休む。樹林帯に入ったところで、遠くから雷鳴が聞こえた。駐車場に戻り、Ⅰが保冷箱のビールなどを取り出し、皆で乾杯。春日部グループは昭和村で泊り、明日は博士山を登ると言う。

 15時20分、出発。明日の登山に備えて「いわなの里」まで行く。途中、只見町のコンビニに寄ってNは軍手、私は地酒「花泉」を買っておく。国道289から左折、ソバの花が一面に咲いていた。雨の中、「いわなの里」は閑散としていた。駐車料金1日千円の看板を見て戻る。国道に出て右折し、宿泊地「湯ら里」に行く。8年前に建てられたが、未だ新しかった。対応も丁寧。209号室に荷物を置いて、温泉に入る。露天風呂の他、泡風呂やサウナもあった。靴下や下着を洗っておく。

 18時30分、食堂に行き、生ビールで乾杯。山菜料理を食べる。食用のヒイロガサだろうか赤い茸を始めて食べる。土曜の夜、家族やカップルが来ていた。食後、部屋でチリー産の赤ワインやウィスキーを飲みながら、今日の反省と明朝のことを話して寝る。

            会津朝日岳 (1624m)

1.地図:国土地理院1:25000会津朝日岳

   昭文社・山と高原地図⑮越後三山

9月11日(日)晴                          

 4時、起床。共同トイレに行ったが、電気がつかない。身障者用のトイレは通路灯で薄明るく何とか使えた。ポットのお湯をテルモスに入れ、昨晩届いていた弁当をリュックに収納して出る。雨は降っていなかった。

 4時45分、出発。「いわなの里」の手前に車を停めて車内で弁当を食べていたら、「いわな亭」からマイクを使って何やら言っていた。「登山なら、もっと先まで行ける」

 しばらく走ると道の脇に駐車スペースがあり、既に車が2台停まっていた。奥にテントを張っている。中から男が出て来て「練馬ナンバーの黒クルーガーの持ち主が昨日、山に行ったまま帰らないことを宿泊予定の旅館から警察に連絡があり、警官がここに来て登山中に何かあったら連絡してほしいと頼まれているのでよろしく」と言う。

 5時45分、スパッツを付け、リュックカバーをかけて先頭を歩く。朝露を払い、道に被さるススキや枝を折り、道に落ちている枝を脇に除ける。赤倉沢を2回渡っていくとジグザグに登っていく。40分から50分毎に休む。黄色や紫色の花や白色のガクアジサイが咲いていた。小さな蛙が飛び跳ねる。三吉ミチギの水場で水を補給。重くなったリュックを担ぎ、ブナ林の中、傘を差しながらジグザグに登る。人見の松で視界が開かれた。

DSC01369.JPG

 ゆるくなった尾根を登っていくと「叶の高手」に出る。ケヤキの大木が枯れていた。目標の山の全容が現れた。

007.JPG会津朝日岳

 下って行く。平地には水がたまっていたり、泥沼になっていて、置いてある切り株を頼りに渡る。ナナカマドが赤い実をつけている。湿気にやられたのか、内ポケットに入れたデジカメが作動しない。

9時30分、登り返して間もなく熊ノ平避難小屋に出る。中には蛙以外誰もいないし、使った形跡がない。レインウェアを着て不用なものを置いて頂上に向かう。ジグザグなので昨日の山より登りやすかった。樹林帯を抜け、バイウチノ高手、小幽沢カッチを通り、ロープを使って岩場を登る。ピークの先に行くと方位盤があった。

 10時30分、会津朝日岳登頂。

005.JPG頂上

 蛇が隠れていく。50m位降りたところにニホンカモシカがじっとこちらを見ていた。駐車場にいた男2人女1人がリュックをもたずにやって来た。遭難していた人に会っていた。40mほど滑落し、じっとしていたそうで自力で帰ったと言う。3人は日立市から来ていて、直ぐ降りていく。我々も降りる。

 11時30分、避難小屋に戻り、ヤキソバを食べる。ここには蛇の抜け殻があった。50分後、出発。50分後、人見の松を過ぎて間もなく急傾斜の道の枝に帽子がかかっていた。滑落した人のようだった。

 14時30分、三吉ミチギで水を補給。増水して川を渡るのに苦労する。Nは滑って水浸しになる。靴を脱いで靴下を絞ってから歩く。

 15時50分、車に戻る。旅館に行く前に明日の登山口を確認。国道252に出て只見線田子倉駅まで行く。会津側から行くと登山口への看板が良く見えた。塩沢駅まで戻って旅館に行く。

 17時40分、旅館「いわぶち」。今晩の宿泊は我々だけ。風呂に入って台所に近い部屋で食事する。鮎、ウグイ、馬刺、朝鮮人参のテンプラ、山菜と盛り沢山。ビール、酒を飲み終わった頃、手打ちソバとマイタケ入りの汁を持ってくる。途中から主人が酒を持って話に来る。主人は岩渕家16代目。塩沢は幕府の直轄領で、ここは代官が山の見回りにやって来るときに使われた宿。今は専ら釣り宿として使われていた。

 昨晩は間に寝たが、今夜は上段の間の奥に寝る。

Aizuasahidake(1624m) in Fukushima pref. 200Famous mountains in Japan

1.AccessKanetsuexpresswayKoideICnational road252,289,Iwananosato      

2.InformationTadami town office(0241-82-5280)

3.SeasonJun to Oct

RecordsSep11

05:45-07:00 Cross Akakurasawa two times from Iwananosato(530m)and climb to Miyoshimitigi water spot(1000m),keeping pace of 4050mnts and 5mnts rest.

07:00-09:30 Climb zigzag to Kanounotakate(1430m),down to Kumanotaira refuge lodge(1360m).

09:30-10:30 Climb to peak.

10:45-11:30 Down to Kumanotaira refuge lodge and take meal.

12:20-14:30 Back to Miyoshimitigi.

14:30-15:50 Back to starting point.


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