グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

                        御在所岳(1212m)

1.1996年11月26日(火)

2.単独行

3.交通:近鉄名古屋―四日市―湯ノ山温泉¥810 

バス:湯ノ山温泉―三交湯ノ山温泉¥260

4.温泉:BIRD IN湯ノ山¥800

5.地図:国土地理院1:25000御在所岳

     昭文社・山と高原地図44御在所・霊仙・伊吹

 7時31分、近鉄名古屋駅から急行松坂行きに乗る。四日市で湯ノ山行きに乗り換える。大きな駅でホームは12番まであり、登校生で混んでいた。

 8時13分、四日市を出発 、左手に鈴鹿山系が見えてきた。菰野駅でジャケットスタイルの制服を着た高校生がどっと降りていく。ここは、かって大石内蔵助が訪れていたところだ。30分後、湯ノ山温泉駅に着く。

今度はバスに乗って温泉まで行く。貸切だった。三滝川に沿って、紅葉のきれいな峡谷を登っていく。

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温泉には10分で着いてしまう。この温泉は約1300年前、薬師如来のお告げにより発見されたという。標識は専らホテル案内で、「キンコンカン」というペンションの入り口には3つの鐘があった。

県道577号線を登っていく。シロモジの黄色い花が鮮やかだった。

002.JPG

一ノ谷茶屋で登山登録を書こうとしたら、オバサンが手を横に振っていたのでやめる。随所に砂防提があり、下の穴から水が流れていた。一気に花崗岩を登っていく。大きな岩の間を登り、鎖を使う。「単独登山要注意」の案内に身が引き締まり、ゆっくり登る。遠くから、三滝川のせせらぎと滝の音が聞こえていた。

9時55分、真上にロープウェイが見えた。空のゴンドラが1分置きに通っていく。

003.JPGロープウェイ

紅葉の木はなくなり、ツゲや常緑樹だけになる。

10時10分、2枚の大きな花崗岩が突き出ているところで休む。「おばれ石」、赤子を背負った姿から呼ばれている。

004.JPG負ばれ石

尾根が狭くなったところを登る。地蔵岩の脇を通って奇岩を登っていく。

005.JPG

曇ってきた。向い側の鎌ヶ岳は既にガスが立ち込めていた。

10時35分、急な岩場に出、鎖を使って降りる。鞍部から再び登り返す。急に熊笹に囲まれ、苔や羊歯類があった。ガスの中に入り、足元しか見えない。朝陽台に出る。

006.JPG朝陽台

11時30分、山上公園。ロープウェイを使ってやってきた団体がワイワイやっていた。駅に寄る。片道1000円、全長2159m、12分かかる。高度差780m、出来た時には世界一を誇っていた。雨量観測所があった。車はロープウェイで吊るして持ってきたという。120キロ周囲の雨量をレーダーで観測する。電波を雨に向けて発射して測る。ツツジ科のアカヤシオの芽が赤くなっていた。5月に開花する。

頂上に行くと「滋賀県と三重県の県境」と明示されていた。

008.JPG山頂

山口誓子の句碑が立っていた。

                        雪嶺の大三角を鎌と呼ぶ

風が冷たいので早々に引き上げ、カモシカセンターに入る。カモシカの写真を撮ると「山の哲学者認定証」が発行される。近くの藤内壁は、六甲ロックガーデン、山梨の三ツ峠と並んで日本3大岩登り練習場になっている。カモシカは5400万年前から、馬、牛、猪と分科していく。年2回、夏毛と冬毛に切り替わる。ゴーラルというカモシカの一種がタイの切手になっていた。

009.JPGカモシカ

アゼリアレストランで茸ソバを食べる。

12時40分、国見峠に向けて降りる。雨が降ると砂礫の道が川になるようで、ぬかるみになっていた。20分後、沢を横切って峠に出て、さらに降りていく。

010.JPG国見峠

沢から聞こえる水の音が気持ちいい。青い羽根の鳥が見えた。右手に藤内壁が屹立していた。

011.JPG藤内壁

岩に書いてある矢印や枝についている赤テープを目印に降りていく。水場で一息入れる。途中、佐藤君遭難地と書いた立て看板があった。段々、紅葉した木が増えてくる。

15時5分、藤内小屋。犬に吠えられながらベンチに座る。「おすわり」と言ったら座ったので、スナックパンを切ってあげる。ギターをかかえたオッサンと若い女性がやってきた。ここで泊まるという。更に歩いていくと日向小屋に出る。人影はないが、クライミング教室のポスターが貼ってあった。鈴鹿スカイラインの下を通って湯ノ山温泉に戻る。温泉案内所に入って、入浴できるところを教えてもらう。バス停前の「BIRD IN湯ノ山」に入って料金を払うと、タオルをもらう。浴場に1人いたが、やがて出てしまう。ゆっくり浸かって出る。

17時4分、バスに乗って駅に行く。17時16分発の電車に乗り、26分後、四日市に着く。近鉄名古屋駅に着いたのは18時38分だった。

Gozaisho(1212m)  border of Mie pref. and Shiga pref. 

200Famous mountains in Japan

1.AccessNagoyaYokkaichiYunoyamaOnsen by Kintetsu

                Bus YunoyamaOnsen-SankouYunoyamaOnsen

2.InformationKomono town tourist branch (059-391-1129) 

3.SeasonFeb to Nov

RecordsNov26

9:00-9:50     Walk from YunoyamaOnsen(280m)and cross under ropeway.

9:50-10:10    Climb to Obareishi.

10:10-11:30   Climb to Sanjyou park(1180m) and peak. Go to Azalea restaurant and take noodle.

12:40-13:10   Down to Kunimi pass(1084m).

13:10-14:45   Down to Tounai lodge.

14:50-15:45   Down to Yunoyama Onsen and take bath.


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