グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

            南木曾岳(1676.9m)

1.1998年8月15日(土)

2.単独行

3.交通機関 名古屋―南木曾¥1620+特急自由席¥1150 

おんたけ交通バス:南木曾―尾越¥500

4.地図:国土地理院1:25000南木曽岳

 6時35分、名古屋駅から特急に乗って行く。

 8時15分、南木曾駅で保神行きバスに乗る。

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 フリーターで満席だった。妻篭宿から国道256号を走り、ホテル木曽路や木工芸館を通っていく。20分で尾越に着き、歩き出す。遊歩道を歩いていると鶴が飛んでいた。

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 峡谷に入り、砂防ダムを通って行く。南木曾キャンプに出た。お爺さんが杖をついて降りてきた。91歳、色つやも良い。

「若い頃は良く登って、避難小屋に泊まっていた」

 川沿いの林道を歩く。釣り師がいた。

          橋下や釣り人二人夏の川

 10時、登山道に入る。

98081501.JPG登山口

 アスナロ、桧などの高木が生い茂っている。谷を埋める大きな岩の下に大きな穴があった。「金時の洞窟」だった。急登になり、鎖場を過ぎると、見晴らしが良くなり、恵那山がうっすらと見えた。

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 更に登り、森に突き出たカブト岩を通っていく。

98081505.JPG兜岩

 一帯は徳川尾張藩の領地として厳しく管理されていたところだ。やや緩やかな登りになった。

 12時10分、登頂。潅木に囲まれていて展望はきかない。ここは昔、御岳や木曾駒ケ岳と並んで木曾三岳と言われ、修験者の山だった。南木曽大明神が祀られている。木曾義仲も若い時に登っている。別名「なきびそ岳」と言われるくらい雨が多い。

98081513.JPG南木曽岳山頂

 30分程、オニギリを食べたりしていたら、雨が降り出した。傘を差して降りていく。お爺さんが言っていた避難小屋があったので寄ってみる。

98081509.JPG避難小屋

          熊笹に半身沈めいく木曾の夏

 女岩(おんないわ)の分岐点を左折、熊笹と原生林の間をひたすら降りていく。雨もやみ、一休みする。

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 ブナや樫、ミズナラの巨木が続き、大木が倒れてもいた。

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 雨の滴がポタポタと傘に落ちてくる。周囲4m、3つに枝分かれした巨木の姿は泰然としていた。

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「上野原」という標識に従って降りる。お化け茸が足元に見えた。桧林になると、土は黒々としている。送電線の下を2回歩いていくと緩やかになってきた。ハクサンシャジンが咲いていた。

98081512.JPGハクサンシャジン

 15時30分、林道に出る。雨もやみ、狭い舗装道路を歩く。等覚寺の門には1985年に建てた仁王像が立っている。三留野の集落がある中山道を歩く。シャボン玉をあげている子供達がいた。

 16時43分に快速がやってきたが、特急通過のため7分後に出発。

Nagisodake(1676.9m) in Nagano pref.  

                       300Famous mountains in Japan

1.AccessTrain Nagoya-Nagiso by Chuouhonsen

      Bus Nagiso-Ogoshi by OntakeKoutu0264-57-2346

2.InformationNagiso town office(0264-57-2001)

 3.SeasonMay to Nov

RecordsAug15

8:40-10:00   Walk from Ogoshi to gate.

10:00-12:10  Climb among forest steep slope by chain to peak and take meal.

12:40-15:30  Down to logging road.

15:30-14:20  Walk to Nagiso station.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

             御嶽(3067m)

1.1999年8月28日

2.単独行

3.交通手段:JR 名古屋―木曾福島¥3890 バス 木曾福島―田ノ原¥2150、中の湯―木曾福島¥1520 木曾福島―千種¥2210+特急券¥1150(木曾福島-中津川)

4.地図:国土地理院1:25000御嶽山

      昭文社・山と高原地図39御嶽山

8月28日(土)

 6時、起床。名古屋駅に行き、「しなの号1号」自由席を買う。10番線、5・6号車乗り口に並ぶ。

8時、乗車開始。窓側に座る。近くのオバサン達は弁当を出し、既にビールを飲みだす。耳栓をしても聞こえる。上松に着く前でトイレを使う。中はオムツを取り替えられるスペースがあった。

8時33分、木曾福島駅で降りる。隣に座っていた娘は、彼氏に迎えられて、手をつないで消えていく。バス乗り場は直ぐだった。御岳ロープウェイ案内所で田ノ原までの切符を買い、乗り込む。日差しが強いので帽子を被る。

9時、バス出発。木曾病院に停まり、木曽川を越えていく。木曾ダム貯水湖の脇を走る。更に黒沢を左折、御岳湖に沿って走り、王滝村に入る。御岳高原を登っていき、田ノ原終点に着いたのは10時30分前。武蔵国の行者、普寛によって開かれ、江戸時代から道者の登る山として道が整備されている。大きな鳥居をくぐって登りだす。

99082801.JPG登山口

5分ほどで頂上奥社遥拝所を通過。大江権現から木の階段になる。石道になったところで金剛童子に出る。白い旗が立っていた。

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昭和30年頃迄は、ここから草鞋を新しいものに履き替えて登っていた。孔雀蝶が秋薊にとまって羽根を伸ばしている。

99082803.JPG孔雀蝶

ロープ伝いに登っていく。

11時20分、8合目を通過。岩場を登っていくと、雨合羽を着た女の子が一人、神妙に座っていた。棒が2本置いてあるので待っている様子だった。

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20分過ぎに、その家族が現われた。「まだ居ないね」「もっと先よ」と言っていた。家族に伝える。9合目を過ぎると鉄分を含んだ岩になってくる。中央不動尊を過ぎると、雨がパラツキだす。

12時10分、武尊大神の祠に出る。硫黄の臭いがし、風も強くなってきた。御岳神社の礼拝所の中に入って一休みする。ハイカーが食事をとっていたので座って軽食をとる。白装束の行者が三人やってきて参拝後、お祓いを受けていた。

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     霧雨や御嶽行者登りつく

雨用もゴアテックスのズボンをはいて裏手から剣が峰に行く。

12時45分、御嶽山登頂。

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 火口は何も見えない。覚明が埋葬されている霊堂から一気に降りて黒沢口に向う。

99082808.JPG覚明像

ここは尾張の行者、覚明が開拓したルートだった。1時間後、石室山荘を通過。岩だらけの道が朽ちつつある木の階段に変わる。金剛堂、女人堂を通過。かって山頂は女人禁制で女性はここまでしか登れず、明治になって解かれた。霊神碑が林立していた。

99082807.JPG霊神碑

7合目に達する。ここでケーブル行きと別れる。ハイマツからダケカンバになる。

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15時30分、日野製薬出張所を通る。ここで胃腸に効く百草丸を製造していた。「中の湯」バス乗り場に着き、切符売り場の中に入ってビールを飲む。店のT夫妻がツマミに漬物と梅を持ってきてくれる。

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ここでは長野製薬の百草丸を売っていた。昔、山伏が作っていたものだ。

16時10分、バスがやってきた。運転手の煙草休憩時間が終わってから出発する。百軒滝、松尾滝などを通過、霊神碑の石塔を置いている石材店があった。このバス路線は9月から休んでしまう。ついていた。

17時5分、木曾福島駅に着く。

17時12分発の特急に乗り、途中、中津川で降りて駅内で天ぷらソバを食べる。次に快速電車に乗って千種駅で降り、地下鉄に乗って栄町のホテルに帰る。

Ontake(3067m) border of Nagano pref. and Gifu pref.

                 100Famous mountains in Japan

1.   AccessFrom Nagano station to Kisofukushima station by JR Chuou line.

           Kisofukushima-Tanohara by Outaki bus(0264-22-4287)

2.   Information:Ohtaki Kankou sougou office(0264-48-2257)

3.   SeasonJun to Oct

RecordsAug28 

10:30-11:20  Climb from Tanohara(2200m) to 8th stage(2470m).

11:25-12:10  Climb to Outaki peak(2937m).

12:10-12:45  Climb to peak.

12:50-13:50  Down to Ishimuro lodge.

13:55-15:20  Down to 7th stage.

15:20-15:30  Down to 6th stage:Nakanoyu.

16:10-17:05  Take bus to Kisofukushima station.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

            伊吹山(1377m)

1.1996年10月10日

2.単独行

3.JR名古屋―近江長岡¥1090 湖国バス:近江長岡―伊吹登山口¥280 

  山頂駐車場―関が原¥1020 JR関が原―名古屋¥930

  貸自転車(関ヶ原駅)5時間¥400 歴史民俗資料館¥200

4.地図:国土地理院1:25000関ヶ原、長浜、美束

     昭文社・山と高原地図44御在所・霊仙・伊吹

10月10日(木)快晴

 8時15分、地下鉄東山線に乗る。休日だと、この時間は風景が違う。バックパックを背負った中高年、スポーツウェアの人、ヒビノサッカーチームの少年達がいた。名古屋駅の6番ホームに走りこみ、大垣行きの電車に乗る。大垣に9時過ぎに着く。1番ホームで米原行きの電車を待つ。

 9時17分、大垣を出発。途中、関が原から伊吹山の雄姿が見えた。

  9時55分、近江長岡に着く。50人以上のハイカーが降りていた。

 10時10分、ミニバスが満員の客を乗せて出る。車内は関西弁が飛び交う。大阪セメント工場への引き込み線の脇を走る。コスモスや黄色い花が道脇に咲いていた。12分で登山口(標高230m)に着く。

96ibuki002.JPG96ibuki001.JPG登山口

 三ノ宮神社の境内を通り抜けて、登山道に入る。先に登っていた人がジャケットを脱いでいる間、先頭になる。1合目は標高400m。ハングライダーの基地があり、マイクで指導していた。4人家族のお父さんがいて「これは24万円する。良く事故が起きるんや」という。大きな日本犬が太い紐に繋がれて見晴らしの良い所に座り、辺りを睥睨していた。近くに立つと、近寄って股間を嗅いできた。秋の七草やコスモスが咲いているところを登っていく。

 11時に一服して登る。視界が広がり、伊吹高原ホテルを過ぎる。近くに、大正3年にスキー場を開設した中山再次郎の胸像が立っていた。ゲレンデ監視所で水を飲む。花々には蝶がつきもの。シジミ蝶、モンシロ蝶が飛び、芒の原っぱでは鈴虫が鳴いていた。

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 頂上の方からガスが降りてきた。5合目から笹原になる。バスで一緒だった団体は、ここまでリフトを使ってきた様子。6合目(標高990m)を過ぎると、琵琶湖がハッキリ見えてきた。風を利用してハングライダーが上空を登っていく。

96ibuki004.JPGハングライダー

 微風が気持ち良い。ジグザグに登る。8合目(標高1220m)を過ぎると、石灰岩のゴロゴロした道になる。

96ibuki005.JPG奥に琵琶湖

 9合目で柵に囲まれた花畑の中を歩く。石灰岩の土壌を好む植物が花を咲かせていた。植物は凡そ1300種、薬草は280種あり、国の天然記念物に指定されている。車でやってきた人の服装は街中の格好をしていた。

 13時20分、伊吹山山頂。

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 測候所近くに三角点があり、頂上に日本武尊像がある。大正元年10月に地元の人達が建てている。日本書紀によると、山の神の毒気に当てられたことになっているが、雹に打たれて体調を崩している。冬の季節風で大雪になる所でもあった。

 ここからは鈴鹿山脈が良く見える。双眼鏡で琵琶湖を眺めると舟が見えた。

96ibuki007.JPG鈴鹿山脈

96ibuki008.JPG琵琶湖方面

 ビールを飲んでからバス駐車場に降りていく。300台位、車が駐車していた。

96ibuki009.JPG駐車場

 反対側の山は紅葉の一歩手前で茶色くなっている。

 14時20分、バスが出る。こちらは空席があった。上りの道では、延々と車が並んで待っている。原生林の中を走っていく。琵琶湖は日光で輝いていた。最後部に座ったので、バスを追い越せない車が続いているのが見える。関ヶ原駅で降りる。伊吹山が良く見えた。

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   そのままよ月もたのまし伊吹山  芭蕉

 

 自転車を借りて歴史民俗資料館に入る。関ヶ原の戦いを解説していた。慶長5年9月15日午前8時、戦闘開始。石田光成は大垣城から移動して作戦を立てる。午後1時、小早川秀秋の寝返りで西軍が劣勢になり、午後2時、決着。数日後、石田光成は伊吹山の洞穴に隠れていたところを見つかり、10月1日、処刑される。

 事前学習が終わったところで、広いバイパス道路の脇を走って決戦地跡に行く。3人が車で乗り付けていた。

96ibuki011.JPG関ヶ原決戦地

 奈良時代からある「不破の関」に向かう。スーパーを出たところにいる人に聞くと「ついてきなさい」と言って野菜、果物を籠に入れて、ゆっくり走っていく。国道21号に出て坂を上り降りたところに資料館があった。お礼を言って別れる。しかし午後4時に閉館していた。福島正実の陣地跡である春日神社に行ってから帰る。

96ibuki012.JPG春日神社

 駅で清掃のオバサンと話す。女性トイレがひどい。煙草の投げ捨てや生理の汚物を自宅から持ってきて捨てるのもいる。JR東海になってから、駅員も「お客様は神様」と思うように変身しているという。

 17時41分、4両編成の快速浜松行きが出発。大垣駅で乗務員が交代していた。

Ibukiyama(1377m)  in Shiga pref.  100Famous mountains in Japan

1.AccessKokoku bus(0749-55-4545) is available from Ouminagaoka station to  Ibukitozanguchi.

2.InformationMaibara city Ibuki chousha (0749-58-1121) 

3.SeasonApr to Dec

RecordsOct10

10:25-11:00   Climb from gate(230m) to Ibuki kougen hotel.

11:05-12:20   Climb to 6th stage.

12:25-13:20  Climb zigzag to peak.

14:20        Take bus to Sekigahara station.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

                                    四阿山(2333m)

1.          1999年5月12日

2.          同行者:HM

3.          ガソリン代:一人¥1200   

4.          地図:国土地理院1:25000四阿山

      昭文社・山と高原地図⑰志賀高原

6時、高田馬場広場に集合。関越自動車道に乗り、上信越自動車道の上田菅平ICで降り、あずまや高原ホテルに行く。

8時50分、登山口を出発。

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 快晴の下、牧場の柵の脇を登っていき、シャツ一枚になる。馬糞の臭いがきつい。牧場を過ぎて熊笹の中を30分以上歩き、瓦礫の坂道を登っていく。

10時35分、根子岳(2207m)登頂。

971208012.JPG根子岳

 目指す山は、未だ遠くに見える。気を取り直して降りていく。

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 十ヶ原の鞍部から登り返して樹林帯に残る雪の中を登る。

971208017.JPG奥、四阿山

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11時40分、登頂。

971208016.JPG四阿山頂上

 若者2人が上半身裸になって食べていた。我々もマットを敷いて昼飯を食べる。北アルプスが遠くに連なり、雨飾山、妙高山が続いていた。八ヶ岳や浅間山も近くに見える。中央、南アルプスまで見えた。ここには日本武尊等の神々が祀られていた。

12時30分、根子岳に向って降りて行く。

971208015.JPG根子岳

 15時10分、登山口に戻る。町営温泉「ふれあいさなだ館」に入って汗を流して帰る。

Azumayasan(2354m)  border of Nagano pref. and Gunma pref. 

                         100Famous mountains in Japan

1.AccessCar is better. Kanetsu,Jyoushietsu expressway UedaSugadairaICnational road144,406,Azumaya kougen hotel

2.InformationUeda city office(0268-22-4100) 

      SpaFureaisanadakan(0268-72-2500)400yen

3.SeasonMay to Nov

RecordsMay12

8:50-10:35   Walk Sugadaira ranch and climb to Nekodake(2207m).

10:40-11:40  Down and up to peak and take meal.

12:30-15:10  Back to starting point.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

            白根三山縦走②

            間ノ岳(3189.3m)、農鳥岳(3025.9m)

地図:国土地理院1:25000間ノ岳、夜叉神峠、奈良田

   昭文社・山と高原地図43甲斐駒・北岳

8月17日(火)

 4時30分に起き、残飯とフリカケ、ニンニクと水で朝食。取りあえず間ノ岳に向かう。

 5時40分、出発。霧と風の中、ゆるやかな登りを歩いて平坦な中白峰山(3055m)に達する。

022.JPG中白峰山頂上

 7時半、間ノ岳に登頂。ここも広々としている。

023.JPG間ノ岳頂上

 視界不良、一番左手の尾根を降りていく。急登の疲れと予定変更となった失望のせいか、身体がだるく腰が重い。

           山登り腰痛かかえ冷えし汗

 ガレ場を時たま現われる赤丸印を頼りに黙々とガスの中を歩く。三国平への分岐点を過ぎ、ハイマツの間を通って9時前、赤い屋根の農鳥小屋につく。

025.JPG農鳥小屋

 小憩後、再び厳しい登りが続く。

 10時10分、西農鳥岳(3051m)。更に稜線を登り降りしていく。草付きの斜面が続いていた。

 10時50分、農鳥岳登頂。

024.JPG農鳥岳山頂、左、歌碑

ここで昼食。岩石の間に大町桂月の歌碑が建っていた。

 酒のみて高根の前に吐く息はちりて下界のあめとなるらん

oomachikahi.JPG大町桂月歌碑

 ハイマツの道から岩礫の広い斜面を歩く。大門沢への道標と鐘があり、鐘を突いて降りていく。

Bunkikane.JPG026.JPG

 鉄製の道標に、昭和40年代の冬に遭難した時の碑文が書かれていた。ハイマツ帯の斜面、専ら根や石ころを見ながら歩く。ダケカンバの樹林帯が続く。天気も良くなり、渓流に出たところで、身体を拭いてサッパリする。

 16時、大門沢小屋。テント敷地利用料を払って、テントを初めて張る。ここから鳳凰三山や富士山がかすかに見えた。

8月18日(水)

 朝、テントから出ると谷間に富士山の威容が見えた。

 6時30分、山の中、森林浴しながら降りていく。八丁坂は急な下りとなる。丸太橋を渡り、3回、吊橋で渓流を渡る。

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 途中、岩が濡れていて左足がすべり、倒れてしまう。既にコスモスの花が咲き、ススキの穂が出ている。

       雨あがり岩取りつきし苔茂り

 9時10分、林道に出た。早川開発株式会社の慰霊碑があり、発電所建設で亡くなった人達を弔っていた。舗装された林道が早川本流に出ると第一発電所があった。左折すれば広河原に行く。車道を歩いて奈良田に着く。「かぎや」と書いた茅葺の家があった。氏神の鍵を預かっていたという。

031.JPGかぎや

 白旗史朗記念館に寄り、大きな写真による山岳風景を鑑賞する。

032.JPG白旗史朗記念館

 バスの出発時間を確認してから、近くの「奈良田の里温泉」に入る。奈良田では昔、孝謙天皇(女帝)が温泉治療していた。

14時5分、身延駅行きバスがやってきた。地元の年配者のために前方の席を空けておく。

15時40分、身延駅。雨の中の縦走になったが、4人無事だった。

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Ainodake(3189.3m)  border of Yamanashi pref. and Shizuoka pref. 

100Famous mountains in Japan

Noutoridake(3025.9m)  border of Yamanashi pref. and Shizuoka pref. 

200Famous mountains in Japan

1.Access the same as Kitadake

2.AccommodatiomNoutori lodge(0556-48-2533)one night two meals7000yen

 Daimonsawa lodge(0556-48-2648) one night two meals7000yen

3.InformationHayakawa town office(0556-45-2511)

4.SeasonJul to midOct

RecordsAug17

5:40-7:20    Climb from Kitadake lodge(3000m)to Ainodake.

7:30-8:50    Down and walk ridge Noutori lodge.

9:00-10:10   Walk and climb to NishiNoutoridake(3051m).

10:10-11:50  Down and climb to Noutoridake.

12:00-16:00  Down to Daimonsawa lodge(1710m) and stay in tent.

Aug18

6:30-9:10   Down and cross suspension bridge three times to logging road.

9:20-11:40  Walk to Narata(around800m) and visit Photographer Shirai Memorial Museum and take spa.

14:05-15:40 Take bus to Minobu station.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

                       白根三山縦走①

                                北岳・間ノ岳・農鳥岳

1.1999年8月15~18日

2.同行者:HM兄弟

3.交通機関:JR新宿―甲府    バス:甲府―大樺沢出会¥1910  

4.宿泊:白根御池小屋 素泊まり¥3300 北岳山荘 素泊まり¥3500

    大門沢小屋 テント¥400

8月15日(日)

 6時前、起床。ポットにお湯を入れるとザックは20kg越えていた。

 7時5分、新宿駅6番線で待つ。「あずさ1号は満席、自由席も錦糸町で満席となりました」とアナウンスがある。28分、4号車に乗り込んで3人と会う。八王子から雨が降り出す。17分遅れで甲府に着く。トイレに行ってから昼食用弁当とお茶を買っておく。

 10時5分、広河原行きの山梨交通バスが出る。車内で料金を払う。1時間程、アイマスクを使って休み、鳳凰三山への登山口で目を覚ます。未だ雨が降っていた。

 12時5分、広河原。トイレに行き、食事をとってから出発。雨が降りだす。登山道が川になっていたりして、瓦礫の端を歩いていく。日曜日のせいか、降りてくるハイカーが多い。分岐を右にとり、若い2人連れと抜きつ抜かれつしながら樹林帯の中を登っていく。

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 15時40分、ホースから出てくる水が美味かった。

 16時、村営の白根御池小屋(2236m)に着く。外で自炊開始、カレーライスを食べる。雨が降り出したのでテントは止めて素泊まりにする。今年5月の雪崩で崩壊、今は仮小屋なので乾燥室がなかった。

               夏の雨テントしまひて小屋泊まる

           北岳(3192.4m)

地図:国土地理院1:25000仙丈ヶ岳、鳳凰山、間ノ岳

   昭文社・山と高原地図43甲斐駒・北岳

8月16日(月)

 目を覚ましたら、未だ午前0時30分。もう一休みする。3時、小屋を出ていく人がいた。4時、起床。5時30分、出発。

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 薊が咲く山腹を登っていく。久しぶりに晴れたせいか、蝶が飛び回っている。白根御池の原っぱにはテントが5つ張ってあった。

 草滑りルートは急登だった。水蒸気が山頂に向かっていく。シーハー、息を吐き、ハヒフヘホと喘ぎながら登る。海底であったところが隆起して出来た山にしてはきつい。ミヤマキンポウゲが咲いていた。

DSC06592.JPGミヤマキンポウゲ

 標高差500mを3時間かけて登り、更に30分かけて「肩の小屋」につく。

020.JPG肩の小屋

 ここで料理を作って食べる。水1ℓ100円だった。

 10時過ぎ、霧の中、急俊な岩場を登る。

10時50分、北岳登頂。東京から来た若いカップルと写真を撮りあう。

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11時20分、歩き出して直ぐ大粒の雨が降りだす。岩礫の斜面を降りると吊尾根分岐点に出る。左手は池山吊尾根、南斜面はキタダケソウの花が咲く所だが、何も見えない。岩のペンキ印を頼りに歩く。

 12時15分、北岳山荘。今日も小屋に泊まる。雨で濡れたものを乾燥室に入れ、時間つぶしに酒を飲む。17時過ぎ、ようやく排便。ラジオによる天気予報では天候が回復しないので、明日、間ノ岳から塩見岳に向かう距離が長いので農鳥岳に向かうことにする。一畳分使って寝られた。深田久弥が「日本百名山」で北岳を「謙虚」で「高い気品を備え」「凛とした気概をもって立つ」と書いていたが、眺めることが出来た場合のみであることが良くわかった。

Kitadake(3192.4m)  in Yamanashi pref. 

                               100Famous mountains in Japan

1.Access:Shinjyuku-Koufu byJR   Koufu station-Ohkanbanosawa by Yamanashi   koutu bus(055-223-0811)

2.AccomodationShiraneoike lodge( 090-3201-7683)one night two meals7800yen 

          Hirokawara lodge(090-2677-0828) one night two meals7700yen

          KitadakeKatanokoya(090-4606-0068)one night two meals7500yen

          Kidadake lodge(090-0529-4947)  one night two meals7900yen                  

3.InformationMinamiAlps city office (055-284-1111) 

4.SeasonJul to midOct

Aug15

13:00-16:00 Climb from Hirokawara(1500m) to ShiraneOike lodge(2236m).

Aug16

5:30-9:00   Climb to Katanokoya( 3010m).

9:10-10:50  Climb to peak.

11:00-12:15 Down to Kitadake lodge(3000m) and stay.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

          南アルプス2名山の旅②

                  駒ヶ岳(2965.6m)

地図:国土地理院1:25000甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳

   昭文社・山と高原地図43甲斐駒・北岳

7月19日(日)

5時にテント場を出る。

009.JPG

沢に沿ってシラビソ林の中を登っていく。左手に堰堤が続いていた。途中、仙水小屋の脇を通り、岩礫の上を歩く。

DSC06596.JPG仙水小屋

DSC06597.JPG岩礫

6時、仙水峠に出た。岩に座って休憩。原口国秋君の碑があった。

010.JPG仙水峠

右手に魔利支天を見ながら登っていく。再び樹林帯に入り、一気に高度を稼ぐ。息が荒くなる。ハイマツ帯になって更に登っていくと駒津峰に出る。

013.JPG

016.JPG甲斐駒ケ岳

 今度は狭い岩尾根を降り、登り返す。

011.JPG

六方石の下から左手の急登のルートをとる。

DSC06601.JPG六方石

少し登っては息を整えていくが、ハーハーしてきつい。ヘルニアにかかって余命いくばくもない犬のようだった。岩また岩そして白ザレの急登が続く。

9時50分、駒ヶ岳頂上に辿りつく。石の祠の前に立ち、三角点を触る。

012.JPG

DSC06602.JPG石祠

下りは魔利支天に向って降りていく。Hは先に進み、魔利支天に行こうとしたが、時間がかかるので直ぐ戻ってくる。

014.JPG右、摩利支天

六方石までは、団体がやってきて道がふさがれてしまう。駒津峰に戻ってから、ハイマツ帯を降りて双児山を登る。

11時45分、双児北峰登頂。

015.JPG

ここで昼食にする。ガスっていて視界不良だった。更に南峰を登り返してから降りていく。ザックも軽くなり、ホイホイ降りて13時前に北沢峠に出る。ハイカーがミニバスに乗るため列をつくっていた。長衛小屋近くの岩肌に竹沢長衛の胸像レリーフがある。南アルプス北部の登山道を整備した人に挨拶する。

017.JPG竹沢長衛レリーフ

テントに戻って、荷造りをする。隣りには学生パーティのテントが5つ、奥に大テントが張ってあった。

14時、出発。バス停留所で20分待ってピストン輸送のバスに乗る。途中、無線を使って対向してくるバスと連絡しながら一車線の道を交差する。広河原の駐車場は車で一杯だった。広河原ロッジに泊まる。204号室に入って、まずビールを飲む。風呂場は狭く6人入って一杯になる。身体を洗うだけで出る。

18時、食堂で夕食。山菜を固形燃料で温めて食べながら熱燗を飲む。部屋のテレビは衛生放送しか受信しなかった。布団を敷いて寝る。

7月20日(月)

6時、起床。既に泊まり客の大半は山に向っていた。

7時30分、朝食に出てきた15人は帰るところだった。

8時20分、車で出発。長いトンネルの途中には車が交差できるスペースがあった。国道20号線に入る手前の川沿いは公園になっていて、武田信玄時代の遺跡が残っていた。中央高速に入ってからは時速100キロで走っていく。

11時30分、新宿駅南口で降りて、別れる。

Kaikomagatake(2965.6m)  border of Yamanashi pref. and Nagano pref. 

                               100Famous mountains in Japan

1.Access,Accommodation,Information,Seasonthe same as Senjyougatake

RecordsJul19

5:00-6:00    Climb to Sensui lodge,conglomerate,Sensui pass(2264m).

6:05-7:50    Climb to Komatsumine(2752m).

8:00-9:50    Down and climb steep slope to peak.

10:10-11:45  Down to Futagoyama(2649m) and take meal.

12:20-12:55  Back to tent.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

           南アルプス2名山の旅①

                   仙丈ヶ岳、駒ヶ岳

1.1998年7月17~20日

2.同行者:HM

3.交通機関:駒込―大月¥1450特急券¥1660 広河原=北沢峠¥3000

4.宿泊:北沢長衛小屋 テント¥500 広河原ロッジ1泊2食¥6610

7月17日(金)

 6時前、起きる。テレビの天気予報では今日は晴れてくる。靴のヒモを縛るのに手間取る。小雨の中を歩いて駅に行く。山の手線に乗ると、運び屋のオバサン達がバラバラに立ち、大きな荷物を座席に置いていた。新宿で切符を買い、6番線ホームに行く。

 7時、あずさ1号が定刻に出発する。登山客の中にビジネス客が同居していた。八王子でもハイカーが列をなして乗り込んできた。

 7時57分、大月に着く。Ⅿが改札口で待っていた。Hの車に乗る。高速に入り、トンネルを越えると雨は止んでいた。甲府昭和ICで降り、芦安村から山間の道路を登っていく。野呂川橋を渡って広河原でバスに乗る。

001.JPG広河原

21人、補助席を使わずに出発する。切り立つ沢から水が一筋に下りていた。

 10時45分、北沢峠に着く。外は冷気につつまれていた。北沢長衛小屋に行ってHがキャンプの手続きをする。テントを張り、食事にする。食べ終えた頃、雨が降り出す。

008.JPGテント場

 14時過ぎ、雨がやんだので、散歩。大きなダケカンバやコメツガ、ナナカマドの林の中を歩く。

002.JPG003.JPG

「黒河内国有林」の看板があった。ベージュ色の花を咲かせたショウマを見つける。

005.JPGショウマ

 大平山荘まで歩いて戻る。テント内でラジオの大相撲放送を聞いてから夕食。

             仙丈ヶ岳(3032.6m)

地図:国土地理院1:25000仙丈ヶ岳

   昭文社・山と高原地図43甲斐駒・北岳

7月18日(土)

 2時30分、隣りのテントでガサガサ音がして目を覚ます。川の音の他に、側を通り過ぎる音が聞こえる。ウトウトする。

 4時過ぎ、鳥のさえずりと共にヒトも起きだす。リリリリリと早く鳴くのとピョクョピョクョと鳴くのが聴こえる。雲間に三日月と明けの明星が輝いていた。朝露のため、傘やタオルは濡れたままだった。

 5時45分、出発。林道脇の近道を降り、大平山荘の前を通り、シラビソやツガの林の中を登る。倒れた木に苔が生え、羊歯類の下草が生えていた。ジグザグに登っていく。初心者なので2人にはさまれて登る。食後なので2人が、オナラを連発する。

                  夏の山奏でし友の放屁かな

7時30分、藪沢大滝手前の広場に出る。甲斐駒ケ岳が見えた。

007.JPG奥、甲斐駒ケ岳と摩利支天

 ハクサンフウロやナデシコの花が咲いていた。

014.JPGハクサンフウロ

5分休んで登り出す。日当たりの良い斜面には、黄色いシナノキンバイが咲いていた。その中にクルマ百合が一輪引き立っていた。山腹を登っていく。

006.JPGクルマユリ

8時50分、丸太造りの「馬の背ヒュッテ」に出る。ダケカンバの林を登ると、分岐点に出た。

008.JPG馬ノ背分岐点

 左手を登っていく。振り向くと甲斐駒ケ岳から鋸岳へと屏風のようにつながっていた。更に登ると右手下に伊那谷、そして天竜川が光っていた。

010.JPG 右、甲斐駒ケ岳

 樹林限界を超え、ハイマツの稜線に出る。足元には高山植物、左手に仙丈ヶ岳が大きく構えていた。

009.JPG

 藪沢カールの右側の壁をジグザグに登っていく。

10時、仙丈ヶ岳に登頂。最初の3000m峰だった。

013.JPG仙丈ヶ岳頂上

テレビ信州のクルーが間ノ岳にいる同僚と鏡を使って交信していた。前方に北岳、その左奥に富士山が見える。

011.JPG北岳

日本の2番目に高い山を真近に眺める。後ろにひいて写真を撮っているうち、足を踏み外す。滑落にならずにすんだ。カールを巻いて砂礫の稜線を降りて小仙丈ヶ岳(標高2855m)に出る。

015.JPG小仙丈ヶ岳

016.JPG小千丈沢カール

そして再びハイマツ林に出る。急坂を降りていく。道は見晴らしの良い方にできていた。大滝ノ頭(2519m)で眼下にルートが見えた。

017.JPG

13時、4合目。さらに10分毎に3、2合目と降りていく。シラビソ林の中を通り、長衛小屋のテントに戻る。

Senjyogatake(2544m)  border of Yamanashi pref. and Nagano pref. 

100Famous mountains in Japan

1.AccessCar is ICnational road158

2.AccomodationChoueisou( 0265-71-5577)one night two meals8000yen 

          Hirokawara lodge(090-2677-0828) one night two meals7700yen                      

3.InformationMinamialps city office (055-284-1111) 

      SeasonJul to midOct

RecordsJul18

5:45-7:30   Climb from Hirokawara lodge(2030m) to Yabusawa lodge.

7:35-8:50   Climb to Umanose hut(2640m).

9:00-10:00  Climb to peak and take meal.

10:50-11:35 Down and up to Kosenjyougatake(2855m).

11:40-12:40 Down to 4th stage.

12:50-13:40 Back to starting point.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

            至仏山(2228.1m)

1.1999年7月6日

2.同行者:HM

3.H

4.地図:国土地理院1:25000至仏山

       昭文社・山と高原地図⑭尾瀬

7月6日(火)

  鳩待峠で車を駐車。トイレに行っておく。有料(百円)だった。

8時50分、出発。ブナやミズナラ、ダケカンバが茂る尾根を登っていく。タケシマランの葉が見えた。オオシラビソの林を通り過ぎ、木段を登りつめると、左手の斜面にトカゲ岩が張り出ていた。

DSC06565.JPG

 湿原のようなところにエンレイソウやワタスゲの花が咲いている。

DSC06564.JPGエンレイソウ

016.JPGワタスゲ

オヤマ沢田代を過ぎると、森林限界の風景になる。1億7千万年前の、日本で最も古い秩父古生層が1億年前に隆起した山だけあって、暗緑色で蛇皮模様の蛇紋岩が増える。木道の近くに黄色いチングルマや白いハクサンイチゲの花が咲いていた。

 11時、小至仏山に立つ。

018.JPG017.JPG至仏山

 ハイマツが生えている稜線を歩く。ここにもウスユキソウが咲いていた。この山にしかないホソバヒナウスユキソウだ。蛇紋岩の間を、印を頼りに歩く。

 11時35分、至仏山登頂。平ヶ岳や景鶴山、眼下に尾瀬ヶ原、その先に燧ケ岳が見える。およそ5万年前、燧ケ岳が噴火して尾瀬の湿原が出来たという。

019.JPG

 020.JPG左、平ヶ岳、右、景鶴山

021.JPG尾瀬ヶ原と燧ケ岳

 階段状になった木道を降りていく。高天ヶ原で休む。急坂を降り、蛇紋岩が露出した岩場を、鎖を使っていく。丸太で土留めされた階段を降りていくとコメツガの樹林帯に入り、黙々と木道を歩く。鳥がとまっていた。

022.JPG

 13時50分、山ノ鼻に着く。ハイカーの出入りが多い。ビジターセンターの近くで昼食にする。食後、橋を渡り、川上川に沿って続く木道を歩く。峠まで高度差、190mあり、最後の登りがきつかった。

 16時15分、鳩待峠。靴の汚れを取って車に乗り込む。

Shibutsusan(2228m)  in Gunma pref. 

100Famous mountains in Japan

1.AccessKanestu ExpresswayNumataICnational road120,401,pref.road63,

                260Hatomachi pass

2.InformationKatashina village tourist association (0278-58-3222) 

3.SeasonJul to Oct

RecordsOct6

8:50-10:30   Climb from Hatomachi pass(1591m) to Oyamasawatashiro(2030m)

10:35-11:00  Climb ridge to Koshibutsusan(2162m).

11:00-11:35  Down and climb to peak.

11:45-12:20  Down wood stairs to Takaamahara(2145m).

12:30-13:50  Down the steep slope using chain and walk tree way to Yamanohana

(1400m)and take meal.

14:30-16:15  Walk tree way and climb to Hatomachi pass.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

            安達太良山(1699.6m)

1.1999年6月13日(日)

2.単独

3.鉄道:仙台=二本松(¥3780) リムジン:二本松―奥岳(¥800) ゴンドラ:あだたらエクスプレス(¥850) 露天風呂:塩沢温泉湯川荘(¥600) バス:塩沢温泉―二本松(¥730)

4.地図:国土地理院1:25000安達太良山

     昭文社・山と高原地図⑪磐梯・吾妻・安達太良

 仙台駅3番ホーム、6時3分発の電車に乗って二本松まで行く。途中、大河原で7分停車、貨物列車が追い越していく。二本松に7時55分着。8時10発のバスはなかったが、代わりに9人乗りのリムジンに乗り込む。同乗者は女性ハイカー5人と青年3人。途中、岳温泉や林間学校を通り、8時40分に麓の奥岳に着く。メーターは6820円になっていた。1人8百円払う。今度はゴンドラに乗る。1989年に開設されたもので富士急安達太良観光が運営している。6人乗りで、途中から硫黄の臭いが入ってきた。

 8時55分、準備運動してから登りだす。既に高度1200mある。日曜のせいで家族や中高年が多い。犬の糞が岩の上にあった。七弁の白い花、岩鏡の花が咲いていた。

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 急登もなく乳首までたどりつく。

10時、安達太良山登頂。

002.JPG003.JPG

 風が冷たく、所々に雪が残っていた。西側の沼ノ平は別世界、硫黄の臭いがした。

004.JPG沼ノ平

平成9年9月15日に4人が火口の船明神山斜面でガス中毒死している。北に向って尾根を歩く。

005.JPG

   ガス臭ふ安達太良山に梅咲きぬ

 くろがね温泉へのルートが見える。

006.JPG

10時50分、鉄山。下に、くろがね山荘が見える。大正期の爆発で一度なくなってしまったところの下に建っている。山荘への道もなくなっていた。20分で鉄山避難小屋を通過。

007.JPG鉄山避難小屋

 更に笹平分岐から塩沢温泉に降りていく。沢水の方は苔で覆われていた。

008.JPG

 雪渓もあったが、名前の通り笹藪が続く。足元が見えないが、出来るだけ泥濘を避けて歩く。僧悟台から滝のある方に降りて行こうとしたが、入り口に「危険につき廃コース」と書いた看板が立っていた。尾根伝いに降りていく。岩鏡や岩ツツジ、白山シャクナゲが咲いていた。蛙と蝉の鳴き声が林の中で響きわたる。

 12時45分、見晴し岩で休憩。頭上、ジェット雲を作っていく飛行機が南に飛んでいった。ミズナラ林を一気に降りていくと二本松塩沢スキー場のゲレンデに出る。

009.JPG塩沢温泉

 14時、湯川温泉街に入り、バスの出発時刻を確認して湯川荘で露天風呂に浸かる。

        日差し浴び露天湯浸かる夏の山

 若い頃、登山していた人と山の話になる。来月、大雪山に挑戦すると言ったら、「熊に遭っても、死んだふりは通用しない。食糧を放り出し逃げるに限る」と教えてくれた。やがて中高年の一団が入ってきたので出る。日本山岳会による登山グループでバスをチャーターしてやってきていた。福島の地ビールが美味かった。

 15時30分発のバスでは、二本松から相乗りした人と一緒になる。矢筈森から屏風岩を経由して降りてきた。地元の人でバスが市街に入ると挨拶して降りていく。

 16時5分に二本松駅に着く。仙台方面の電車は34分に出るので、それまでの時間で歴史資料館に行ってみる。歩いて5分、入場料百円を払って入る。地元の画家大山忠作の絵が5点あり、鑑賞してから駅に戻る。

18時50分、仙台駅に着く。

Adatarayama(1699.6m)  in Fukushima pref. 

100Famous mountains in Japan

1.AccessNihonmatsu-Okudake by Taxi riding together

            Okudake-Yakushidake by Gondora

2.AccommodationKurogane lodge(090-8780-0302)one night two meals

6450 yen

3.InformationNihonmatsu city office(0243-23-1111) 

4.SeasonMay to midNov

RecordsJun13

8:55-10:00   Climb from Yakushidake(1200m) to Kenmin no mori junction(1470m)

and peak.

10:10-10:50  Down to Tetsu yama(1709.3m)

10:55-12:45  Down to Sougodai.

12:55-14:00  Down to Yukawa Onsen and take bath.

15:30-16:05  Take bus to Nihonmatsu station.


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