グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

                                    羊蹄山(1898m)

1.2000年8月15日

2.レンタカー:18リットル(¥1928)+¥14516(一日¥13500+保険)

3.その他:有島武郎記念館¥420

4.地図:国土地理院1:25000羊蹄山

   昭文社・山と高原地図②ニセコ・羊蹄山

youteizan1.JPG羊蹄山(from Wikipedia)

  前日午後6時半、マツダレンタカーに寄って車を確保しておく。夏休み、車は1台しか残っていない。マニュアル式のファミリア1500ccで2100キロしか走っていない。明日の準備をして床についたが、午前零時迄ウトウトしていた。

8月15日(火)

3時半に起き、4時に出発。 陸橋を越え、直線を走る。前の車が時速80キロから100キロにスピードアップしたが、そのまま80キロで走る。国道276号に出て支笏湖畔に出る頃から薄明るくなった。美笛峠のトンネルを過ぎると霧雨になり、しばらくワイパーを動かす。喜茂別町で左折、230号線を走り、留寿都村で道々66号へ右折、真狩村に入る。果てしなく続く緑の世界を区切った道を走って、自然公園入口で右折、キャンプ場は既に朝を迎え、テントから人が出てきていた。砂利道になったところで登山者用の駐車場があった。

5時40分、入山届を書いて出発。 鬱蒼とした森の中、柔らかな土を踏みしめながら登る。蝦夷松、椴松の他、落葉樹が交ざっている。登山道はクワガタムシの通りだった。2合目からシラカバ林に変わる。

6時半、3合目で水入り。再び霧雨になってきた。ジグザグ道を登る。笹原を過ぎて大木に4合目の看板がかかっていた。

youteizan2.JPG

レインウェアを着ていたら、下からカップルがホイホイやってきた。後についていくことにする。 

7時40分、5合目で一緒に休む。

81502.JPG五合目

男の名前はアン・パサン、ネパールのシェルパだった。日本に14年前にやってきて7年間、世田谷、他に大阪等に住んでいた。ヒマラヤ観光の宮原さんを知っている。10月には仕事でネパールに帰る。同行者は札幌のフィットネスクラブのインストラクター。足腰がしっかりしているわけだ。彼女の運転で前日、自然公園に泊まっていた。

引き続き樹林の中をジグザグに登っていく。途中、大きなイワベンケイの写真を撮っていたら、タイツ姿の青年に追い抜かれる。

81503.JPGイワベンケイ

やがて展望が開け、岩場に出る。瓦礫にはウメバチソウ、イワギキョウといった花が咲いていた。

81505.JPGウメバチソウ

頂上と避難小屋との分岐点を過ぎると9合目。雨が振り出し、風も強くなってきた。

9時45分、火口壁に出ると、風雨が強く、視界も悪い。雨具を用意していない2人は戻っていく。岩場経由の登頂は危険なので、距離の遠い反対側を行く。風に吹き飛ばされないように登っていく。山小屋の跡、コンクリの残骸が残っていた。かって気象観測所だった所だ。風を除けて完全武装し、オニギリを食べ、お茶を飲んで身体を暖める。

一反、降りてしまい、道なりに歩いて外輪山に達する、その後は、更に視界が悪い。

10時半、登頂。1893m。巨岩が積み重なっていた。

81504.JPG羊蹄山山頂

奥130mに最高峰があった。2万年前の火山活動を想う。15分経っても誰も来ない。帰りは外輪山尾根に沿って行く。イワギキョウ、イワウメが咲いていた。

                  夏風や羊蹄山頂花盛り

  尾根を降ると、寒さも和らぐ。ナナカマドが赤い実をつけていた。

81506.JPGナナカマド

 軽装の父子と擦れ違う。次第に明るくなってきた。ダケカンバの木と枝が曲がっている。

81507.JPG

その一つ、座り易い木に腰掛けて食べる。

12時半、6合目通過。時折、微風が通ると葉に溜まった雫がパラパラと落ちてくる。

                          夏の山虫さんざめき耳鳴りす

4合目を過ぎたところで、娘を連れた若夫婦に出会う。捕虫網を持ったパパが蝶や虫を探していた。濡れ道になり、ストックを使いながら降りて行く。

15時前、登山口に戻り記帳する。今日は、ここから8組が登っていた。キャンプ場の水場で靴を洗い、水を補給して出発する。

15時半、有島武郎記念館に着く。羊蹄山が半分見えていた。

81508.JPG有島記念館

81509.JPG有島武郎像

中に入ると、影響を受けた人達、家系等の展示の中に、映画「或る女」に出演している長男森雅之の写真があった。 孫がJALに勤務していることを思い出す。

16時、出発。今度は羊蹄山を回って行く。倶知安に入る手前を右折、 近道を通る。途中、新しい温泉場があったが通過。余り時間もないし、気持ち良くなって疲れが出て運転に差し障りがあっても良くない。 単調な道を70キロ台で走っていると眠くなる。歌を歌ったり、口をパクパクさせながら、苫小牧に辿りつき、三菱ガソリンスタンドで満タンにして返す。

Youteizan(1898m)  in Hokkaido 

          100Famous mountains in Japan

1.AccessCar is better. From Chitoise city Dodo16,national road 276,230,dodo66,right to Makkari Nature park

2. InformationMakkari village office(0136-45-2121) 

3.SeasonJul to Sep

RecordsAug15  Makkari route

5:40-6:30    Climb from gate(398m) to 3th stage.

6:35-8:00    Climb to 6th stage.

8:00-9:45    Climb to crater wall where is different weathter.

9:45-10:30   Walk to peak.

10:35-12:30  Back the same way ,take meal and down to 6th stage.

12:30-14:55  Down to starting point.

                                                        

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