グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

                        谷川岳(1963m)

1.2000年9月18日 (月)

2.単独行

3.交通 鉄道:上中里―土合¥2940 ロープウェー:往復\1900+リフト¥400          

   バス:土合―水上温泉\650

4.温泉:ホテル松葉屋¥800

5.地図:国土地理院1:25000茂倉岳、水上

    昭文社・山と高原地図⑯谷川岳

9月18日(月)

 台風17号が過ぎ去り、今日は快晴の予報だった。

4時45分、家を出る。新聞配達の自転車が動いている。空は東から明るくなってきた。上中里駅の営業は6時からなので、自動販売機で高崎迄買っておく。

5時2分、大宮行きの電車に乗り、赤羽で高崎線のホームに移る。頭上に月が輝いていた。20分後、通勤用電車に乗る。途中、車掌が通ってきたので土合迄の乗り越し手続きをする。

6時54分、高崎着。ホームの立ち食い食堂で掻揚げ蕎麦を食べる。

7時13分、水上行き出発。8時16分、水上着。8時23分、長岡行き出発。

8時32分、土合に着いた。トンネルの中から急いで462階段を登り切ったが、39分発のバスに乗り遅れ、歩いて行く。

0091801.JPG土合駅

滋賀バスや乗用車が続々と通り過ぎていく。

9時10分、土合口から天神平までのロープウェーに乗る。東京からの女子大生3人と同乗。10分後、天神峠(1502m)迄リフトを使う。展望台から谷川岳が一望できた。

91802.JPG展望台

9時半、出発。雨上がりの柔らかい道を歩いていく。天神平からの道と合流してからは木道になる。ブナや石楠花の樹林帯を通っていく。

91803.JPG

    雨やみて秋風運ぶ木の香り

 熊穴沢の避難小屋に出る。左側の道は谷川温泉への道、右の道を歩くと急坂になる。親子バッタが道端でジットしていた。

91805.JPGバッタ

 第一見晴らしに出る。福岡から来たハイカー2人と写真を撮りあう。

91804.JPG

 彼らは羽田からレンタカーでやってきて昨日、雨の榛名山を登ってきたという。更に急登に挑戦、ガレ道を登る。木組みの岩道には両側にロープが張ってあった。ガスと共に冷風が吹き降りてきて気持ち良い。

         谷川尾根片や秋晴れ片や雲

 11時20分、肩の小屋。ベンチに座ってコーヒーを飲み、パンを食べる。笹原の間に出来た道を登って山頂トマの耳に達する。

91806.JPGトマの耳

 マチガ沢の方から滝の音が聞こえた。人が多いので引き続き、オキの耳に向かう。

9642413.JPGオキの耳

12時、ハエマツやダケカンバを見ながら登頂。1977m。

9211101.JPGオキノ耳

 こちらには人も少ない。一の倉岳に向かう道端に座って食事をとる。

91807.JPG

 この辺にも虫や蝿がいた。向い側の白毛門山から湯桧曽川にそそぐ松の木沢はガレになっていて岩肌が白い。眼下はるかに駐車場が見えた。

91808.JPG松ノ木沢

トマの耳の方を見ると、耳に瘤付き岩があり、その下から絶壁になっている。

9642412.JPG

30分後、元の道を下山。

14時15分、ロープウェーまで戻る。ロープウェーの足元の換気孔から涼風と渓流の音が聞こえてきた。

15時5分、上毛高原駅行きのバスに乗って30分後、水上温泉駅前で降りる。近くの観光協会で入浴できる場所を確かめ、ホテル松葉屋まで歩いていき、風呂に入る。利根川になったばかりの川が側を流れている。オッサンが1人入っていた。ここに宿泊しており、奥利根館に行って露天風呂に浸かってきた。1人になったので本を持ち込んで脚立に座って読む。身体全体に汗が滲み出したところで汗を流して出る。

16時55分、上野行き電車が出発。車内は下校の高校生で一杯だった。高崎まで利根川に沿って走る。夕焼け雲は未だ積乱雲だった。

19時33分、赤羽に着き、京浜東北線に乗り換えて帰る。

Tanigawadake(1977m)  border of Gunma pref. and Niigata pref. 

100Famous mountains in Japan

1.AccessDoaiguchi station-TenjinTouge by ropeway(0278-72-3575)

2. InformationMinakami town tourist&commerce/indusry (0278-62-2111) 

3.SeasonmidJun to Oct

RecordsSep18

8:32-9:10   Walk from Doai station to Doaiguchi(746m).

9:10-9:30   Take ropeway to TenjinTouge(1321m).

9:30-11:20  Climb to Katanokoya(1950m).

11:20-12:00 Climb to Tomanomimi(1963m) and Okinomimi(1977m).

12:30-14:15 Down to ropeway.


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

             磐梯山(1819m)

1.出発日:2000年10月9日

2.単独行

3.交通: 新幹線:仙台―郡山(自由席¥2520)仙台―猪苗代¥2940

タクシー:.猪苗代―登山口¥1890

4.温泉:裏磐梯高原ホテル¥700

5.地図:国土地理院1:25000磐梯山、猪苗代湖、中ノ沢

   昭文社・山と高原地図⑪磐梯・吾妻

10月9日(月)雨ときどき曇

5時の天気予報では、午前中迄雨それから回復するというので決行する。

5時45分、仙台駅前吉野家で納豆朝食を食べる。中の客は女の子だけだった。駅で新幹線の切符を買う。自動改札では、切符2枚一緒に入れる。ホームで自由席と反対方向に行ってしまい、車両に乗り込んでから向かう。

 6時5分動き出す。グリーン車は座席も広く、2階席やビデオのある個室もあった。誰もいない。指定席にいる人の大半が食べたり、食べる用意をしていた。これから海外に行くのか既に出国カードを書いている人もいた。

 6時54分、郡山駅。乗り換え口に行き、2番ホームへ降りて行く。会津若松行きに乗り込む。3両編成だった。

 6時59分、出発。奥羽大学の前を走っていく。猪苗代駅には7時40分定刻に着く。磐梯高原行きバスは40分後に出るので、国際スキー場から登るのは止めて、猪苗代スキー場から登ることにしてタクシーを使う。ゲレンデ前の温泉場で降りる。

0010901.JPGゲレンデ前

 8時30分、レインウェアを着て登山口を出る。静岡から来た初老ハイカーが降りてきた。視界が悪いし、滑るので戻ってきた。しばらく作業道を歩く。ゲレンデを横断してから登山道を登る。紅葉が鮮やかだった。休業中のレストランを過ぎ、ゲレンデに沿って登っていく。鹿だろうか、尿の臭いがした。黄葉した樹林帯の中を登っていく。雨は止んだが、視界が悪くなっていく。

 9時55分、沼ノ平で一休み。「ガスに注意」の看板が立っていた。

10902.JPG沼ノ平

 再び雨が降り出したのでガレ場を登る。30分後、火口尾根に着く。風が強い。噴火百周年記念の杭が立っていた。1888年7月7時45分の大噴火により、小磐梯山が吹き飛び、その時の泥流で11の集落を埋没させ、460人が亡くなっている。一方、渓流が堰きとめられて300以上の湖沼が出来た。尾根伝いに歩き、天狗岩を過ぎ、弘法清水小屋から一気に急坂を登る。清水を飲んでいる余裕はなかった。

DSC02903.JPG弘法清水

 11時15分、登頂。石祠には皇高天原命が祀られていた。

10904.JPG磐梯山頂

10903.JPG石祠

 オニギリを食べ、お茶を飲む。弘法清水まで来た道を戻り、岡部小屋で一服してから左に降りていく。樹林帯に入ると、赤、緑、オレンジ、黄色と雨で洗われた葉の色が瑞々しかった。

DSC02897.JPG

    振り向けば五色の紅葉山覆ふ

 空はどんよりとしているが、黄色の葉と地に落ちた茶色の枯葉が辺りを明るくしていた。

10906.JPG10905.JPG

 13時10分、中ノ湯分岐点で北に向う。穏やかな道になった。

 13時45分、銅沼(アカヌマ)に出た。赤錆びた色の岩が点在した沼で自然の庭園だった。1人たたずみ、景色を堪能する。

10907.JPG

10908.JPG

 引き続き降りていくと、左手に沼がある。澄んだ水の下に藻が映っていて、その藻が動いていた。

10909.JPG

 スキー場に出る。刈り取った草原を一気に降りていく。既にゲレンデのチェーンが動いている。スキーシーズンの前に試運転をしているようだ。落石防止の壁工事で、絶壁をクライマーのようにぶら下がっている。裏磐梯スキー場ロッジを右手に見ながら歩いていく。振り向くと磐梯山が見えた。

10911.JPG

 国道459号線に出る前、テニスコートの方から裏磐梯高原ホテルに行く。手前に弥六沼があった。

10910.JPG弥六沼

風呂に入れるか聞くと、午後3時まで使えた。靴を履いたまま、タオルをもらって入る。露天ではないが、弥六沼が見え、先に磐梯山が見えた。風呂からあがってビールを飲み、バスに乗る。

 15時40分、出発。桧原湖に出て、裏磐梯噴火記念館前で止まり、五色沼入り口、川上温泉、国際スキー場を通って猪苗代営業所に16時15分到着。

 16時31分、出発。45分後、郡山駅に着き、ホームで立ち食いソバを食べる。

 17時36分、4両編成の電車が出発。途中、館腰駅で車両故障が発生したため、大河原駅で停車。仙台に戻ったのは20時30分だった。

Bandaisan(1819m)  in Fukushima pref.  

                    100Famous mountains in Japan

1.AccessInawashiro station -Gate by taxi

 Bandaikougen-Kouriyama by Fukushima koutuu bus(024-943-1651Kooriyama)

2.InformationInawashiro tourist assciation (0242-62-2048) 

3.SeasonmidMay to Oct

RecordsOct6

8:30-9:55    Climb from gate(690m)to Numanodaira(1380m).

10:00-10:30  Climb to Kakouone.

10:30-11:15  Climb ridge and pass Tengudake,Kouboushimizu lodge(1630m),climb the steep slope to peak.

11:50-13:10  Back to Kouboushimizu lodge,turn left,Okabe lodge,down the steep lope and ridge to Nakanoyu(1290m).

13:15-13:45  Down to Akanuma (1105m)where is beautiful scenery.

13:50-14:50  Walk to Urabandaikougen hotel(1000m) and take bath.

15:40-17:16  Walk to Bandaikougen bus station and take bus .


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

                                      西吾妻山(2035m)

1.2000年7月17日

2.単独

3.交通:新幹線 仙台=福島(06:05-06: 50 )福島=米沢(07:01-07:48バス 米沢=白布湯元(08:00-08:41) ゴンドラ&リフト湯元駅=天望台(09:00-09:30) バス 白布温泉=上杉神社(15:53-16:25)新幹線 米沢=山形(17:40-18:13快速 山形=仙台(18:27-19:41)

費用:新幹線:仙台―福島¥3070 JR:福島―米沢¥740 ゴンドラ・リフト:湯元―展望台¥1500 バス:白布温泉―上杉神社¥700 新幹線:米沢―山形¥2620

4.温泉ほか:西屋旅館の湯¥400 上杉記念館¥310

5.地図:国土地理院1:25000吾妻山、天元台、白布温泉

昭文社・山と高原地図⑪磐梯・吾妻

7月17日(月)

4時50分起床、トイレで頑張ったが排便出来ずに出発。街には若者が屯していた。

5時半、仙台発特急北斗号は全席寝台で福島に行くだけでも8千円以上かかるので新幹線にする。5時50分に改札オープン。自由席のある車両に向かう。途中、伯養軒でオニギリセットとウーロン茶を買う。6時5分発やまびこ110号は、車庫停電のため遅れるとの案内。その間、続々とビジネスマンがやってきて並んで待っている。月曜の朝、単身赴任者が出勤する姿。15分遅れで出発。二つ目の福島には6時50分に着く。

 一反、改札を出て米沢迄の切符を買い、5番線に行く。2両編成。各自、外からボタンを押してドアを開け閉めする。車内冷房の電力節減に協力している。

7時1分、定刻に出発。複線だった。うっそうと繁った緑の中、駅は雪や風除けのためかドーム状になっている。長いトンネルを過ぎたところで「峠」という駅につく。いかにも峠の雰囲気。電車は直ぐ降って行く。快晴だった天気も、トンネルを幾つか越えると曇ってしまう。

米沢駅は新しいが簡素。駅内のコンビニで食糧を調達。他の電車から来た通学生がどっと出てきて列をなして歩いて行く。

0071701.JPG米沢駅

8時5分、白布湯元駅行きのバスが出る。上杉神社の近くを過ぎ、単線の米坂線を越えて行く。「興譲館」口では、英語教師らしき白人女性が女生徒と一緒に降りて行く。

8時48分、湯元駅。ロープウェイのある建物に入り、トイレに行っておく。

9時、切符を買って乗り込む。16人乗って出発。高度差350mを5分でつく。

71702.JPG天元台駅

天元台ホテルは廃業していた。次のリフトは、3回乗る。夏場のリフトでは最長という。トンボと一緒に動いていく。下に植えている草木に名前のプレートがついていた。「うらじろようらくつつじ」「のりうつぎ」「おおしらびそ」「くまのみずき」・・朝露が少し残っていた。

 9時20分、2回目のリフトは、2人用の席。ゆったりと登って行く。ハクサンチドリの花が咲き、樅の木が増えてきた。次のリフトでは、バーを卸して動き出す。高さ7mを動くので安全上必要だ。

71703.JPG

石楠花が下に咲いていた。

71704.JPG石楠花

空気も一段と冷えてきた。スキーコースを越えて行く。

9時45分、高度1820mの北望台に着く。登山用の道に行く人はいない。昨日迄雨だったせいか、所々ぬかるみになっている。オオシラビソ林の中を登って、かもしか展望台に出る。石の上を歩きながら展望の良い所を探したが、ガスが下から吹き上がってきて駄目だった。再び登山道に戻り、木道を歩く。山茶花、コバイケソウの花が咲き、蜂がコバイケソウの花に群がっていた。孔雀蝶が休んでいる。

71706.JPG孔雀蝶

脚立をセットして写真を撮っている人達は、アングルや光線がピッタリする迄じっと見つめていた。

71705.JPG

    コバイケソウ吾妻湿原独り占め

 雪渓を渡ると、遠くに一切経山の雄姿が見えた。ワタスゲ、チングルマやイワカガミの花も咲いている。反対側、グランデスキーの方に車を置いて登って来た夫婦に会う。東吾妻山を近くに見ながら登って行く。梵天岩の脇を通り、吾妻神社の見える岩場天狗岩に出る。

71707.JPG右、天狗岩

 神社前で2人と別れ、西吾妻山に向かう。しばらくすると、ぬかるみがひどくなる。ストックを持ちスパッツをつけて歩く。

11時30分、西吾妻山登頂。あっけなかった。

71708.JPG西吾妻山頂上

これでは登山にならない。オオシラビソの林の中でパンを食べ、水を飲んでいたら、忽然と女性ハイカーが現れる。福島から車で天元台迄やってきて、これから西大巓迄行って帰る。あそこ迄行くと桧原湖等が見え見晴らしが良いという。

「若女平(ワカメタイラ)コースは一度行きましたが、単調で長いですよ」

西大巓が近くに見えてきた。木道を歩き、西吾妻小屋手前のT字路で別れる。

71709.JPG西吾妻小屋とコバイケイソウ

71710.JPG

右折して林の中に降りて行く。登山道は小川のようになっていて、ひたすら石と泥と根っこの上を降りて行く。延々と同じ動作を続け、修行気分で足元を見ながら1時間。潅木の中を歩いていると、小鳥の動きで足がとまる。ウィチーチー、ウィチーチーと鳴いている。

       梅雨明け前蜘蛛糸わけて一人行く

 13時、曇ってしまい、お化けでも出そうな森の中だったが、木洩れ日が差してくると気分も心地よい。汗の臭いで虻が近づいてきたので、虫除けスプレーを首と手にかける。(翌日からアレルギーが出てしまう)

 14時、広場に出る。後ろに西吾妻山が見えたが、特徴のない山容だった。登頂迄が簡単だったが、滑りやすい下りを続けたせいか償いは終えた気持ちになる。途中、行動食をとっていたので、昼食をとらずに歩く。風景はブナ林に変わり、道もゆるく、ぬかるみもない。しかし湿気が増えてきた。途中、見晴らしの良い所が一ヶ所あり、そこからさっき通った天元台の建物が見えた。

71711.JPG左、北望台、右、展望台

 その後、鬱蒼とした杉林に入る。殺伐とした風景に羊歯や下草が生命の証を見せていてほっとする。

 15時過ぎ、川を渡る際、小さな滝があった。

71712.JPG

 今朝、バスで通った道に出、温泉に向かう。バス停留所の近くに西屋旅館があった。

71713.JPG西屋旅館

 丁度そこから箱を持って出てきた男性に一風呂浴びられるか聞くと大丈夫。荷物を玄関に置き、靴を履いたまま中庭に入り、男湯 に入る。脱衣して露天風呂かと思い、外に出たが見つからない。丁度2階の部屋から顔を出していた客に聞く。お風呂は脱衣場の向かい側にあった。時計をつけていく。1人の年配客が湯に浸かっていた。温泉巡りをして楽しんでいる隠居。湯は熱い。じっとしてる。滝湯をすすめられる。仕切られた奥に3本の湯が屋根近くから落ちていた。

1本は耐えられる熱さだが、他のは我慢できなかった。早々に出て上半身裸のままで玄関に戻り、丸首シャツを着て缶ビールをグビグビ。パンフをみたら、湯滝の宿で茅葺き入り母屋造りで2百年以上の歴史がある。NHKで雪の中を放映していた所だ。太い梁や黒光りした柱が歴史を感じさせた。

15時53分、バスがやってきた。最前席にハイカーが座っていた。反対側に座って話す。宇都宮から来た定年過ぎの人で、昨日、天元台で宿泊、中大巓と東大巓を歩いてきた、これから福島に出て新幹線で帰るという。

予定通り登山を終え、時間に余裕ができたので、上杉神社に寄っていく。城の脇では博物館を建てていた。

米沢城の堀に出て左折、上杉記念館に入る。17時迄開館、上杉鷹山の資料展示や大広間を見て歩く。居間の廊下から庭を見ていたら、彫像の下に犬がいる。裏側から入ってきたようで、主人に彫像のことを聞く。米沢市政に貢献した人だそうだが、場違いの感じだった。

次に堀の橋を渡っていく。鷹山の銅像が右手の公園にあり、左手の案内版には、鷹山の文章が書かれていた。

71714.JPG上杉鷹山像

なせば成るなさねば成らぬ何事も成らぬは人のなさぬなり

神社に参拝する。大正8年の米沢大火で焼失したが、4年後、明治神宮や平安神宮を設計した地元出身の伊東忠太博士の設計で再建している。

71717.JPG上杉神社

17時前、社務所の人が閉所の準備をしていた。お堀には大きな鯉が口をパクパクさせて餌をねだっている。残っていたパンをちぎって落とす。側に鳩がやってきた。手の平にパンを置いて差し出すとチョコっと嘴ではさみ呑み込む。

71716.JPG米沢城の堀

駅に行くバスは40分に来る。時間があるので街の中心になる道を歩く。閑散としていて、歩く人は殆どいない、車か自転車が行き交っている。

17時40分前、駅について駅員に山形に行く特急に乗りたいのだがと聞く。ホームには既に山形新幹線が着いていた。急げば間に合うからと臨時入場券を渡される。階段を昇り降りして走り込む。間に合った。車掌から仙台迄の切符と特急券を買う。16、17号車が自由席になっており喫煙車の方が空いていた。座って残飯を食べ、ワインを飲む。赤湯を過ぎるとビニールハウスが麓を被っている。近くのハウスをよく見ると葡萄栽培だった。蔵王山は中腹までしか眺められない。

18時13分、山形駅着。7番線に移り、快速仙台行きの3両編成に乗り込む。

18時27分、出発。山寺駅に停まる。左手に大きな岸壁も見えた。緑深い山間を走っていく。段々と疲れが出て終点迄休む。

Nishiazumayama(2035m)  border of Yamagata pref. and Fukushima pref. 

                                            100Famous mountains in Japan

1.AccessYonezawaShirabuOnsen by bus YamagataKoutu (0238-22-3392)

2.InformationYonezawa city office(0238-22-5111) 

3.SeasonJun to midNov

RecordsJul17

9:00-9:45    Take lift from ShirabuOnsen to Tengudai,Hokuboudai(1820m)

9:45-10:05   Climb to Kamoshika observatory(1940m).

10:05-11:30  Walk tree way, ridge,pass Tenguiwa(2005m) to peak.

11:35-13:00  Down to Wakametaira.

13:10-15:05  Down to ShirabuOnsen(850m) and enjoy Spa at NishiyaRyokan.                                                 


グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

                       恵那山(2189.8m)

1.1999年7月11日(日)

2.単独行

3.交通:特急名古屋―中津川¥2430 バス:中津川―川上スケートセンター¥500 

快速中津川―名古屋¥1280

4.地図:国土地理院1:25000恵那駒場、中津川

   昭文社:山と高原地図42木曽駒・空木岳

 7時10分、特急しなの一号の自由席に乗って名古屋駅を出発。中津川に43分で着く。駅から恵那山がどーんと見えた。日曜日、好天気なのにハイカーは他にいないので、タクシーで相乗りできない。バスにする。

 8時5分発のバスには他に1人、市役所清掃に行くオバサン。市役所の近くには、救世教だの世界文明某だの新興宗教の建物があった。オバサンが降りると貸切りになる。この路線は集落の人が市役所に行くのに使われるのが主だという。

 8時27分、川上スケートセンター前で降り、中津川を11キロ遡っていく。川原に車を乗り入れてキャンプしている家族がいた。ハイカーが運転する車が次々と過ぎていく。右手に本流の太い響き、左手に小さな滝の音が聞こえていた。

 9時40分、水場に出る。美味い。ところどころに駐車している車は、岩魚釣りに来ている人達のだった。朝3時に起きてやってきて岩魚5匹釣ってきた人が帰っていく。林道の脇には、山苺が実をつけていた。

 10時35分、黒井沢登山口。2人の蝶採集家が大きな捕蝶網を持って歩いていた。つい同行して川に沿って歩いてしまう。気が付いて戻り、営林署小屋前から登山道に入る。

9971101.JPG登山口

 曇っていて歩きやすい。桧、樅、栂といった針葉樹とミズナラ、コナラといった落葉樹が混ざった林の中を登る。木々に名前が書いてあるのでわかりやすい。

 11時30分、休憩小屋でアンパンを食べる。6時前から登ってきた人に会った。上は雨だという。50分後、一服。しかし蚊に追い立てられてジグザグに登る。深田久弥がこのルートで登っている。

         山登り汗かき藪蚊まといつく

 しばらくして野熊ノ池に出る。池は澄んでいて倒れた木が見えた。

9971103.JPG野熊ノ池

 雨が降ってきたので、スパッツを付けて歩く。更に50分後、倒木に座って休み、リュックカバーを付ける。

         熊のこと忘れさせりし鳥の声

 石仏を通り、笹の茂るカラマツ林を歩く。

15時、恵那山登頂。

enasan.JPG恵那山頂上

 潅木と笹に囲まれていた。避難小屋に戻って休む。

9971104.JPG避難小屋

置いてあるノートに記帳。ここから富士山を見たことが書いてあった。外は本降りとなり、傘をさして降りていく。野熊ノ池も水量が増えていた。次第に雨が止み、静寂な原生林の中を黙々と歩く。ミヤマシオガマが群落していた。

9971102.JPGミヤマシオガマ

 17時40分、登山口に戻る。丁度、頂上で会ったハイカーが車で帰るところだったのでバス停まで乗せてもらう。岡崎の人で運送会社勤務、1人は百名山に挑戦していた。道路にも水が溢れていて、ゆっくり走る。停留所まで30分かかった。お礼を言って別れる。

 18時30分発のバスでは、お婆さんと一緒。隣りの村から嫁いで50年、ここのことは知り尽くしていた。

「昔は青年団が協力して道を造成したもの。スケート場は、かって田んぼの水が凍って、そこで滑っていたところ。三菱製糖が施設を造ってくれた。出来たときにはさ、バス80台連ねてきたものさ。上空にはヘリコプターで取材していたさ。恵那山には恵那神社から三ノ宮、二ノ宮、一ノ宮と登っていったもの。かって九州からきたハイカーが雪の中で遭難、春になって`野熊の池`近くで遺体が発見されたことがあるよ。この川は土砂崩れがひどくてね、日本3大土砂災害地域に指定されているさ」

 ほかに国策パルプだった製紙工場が本州製紙、王子製紙と変わっていったことや電力のこと、石原慎太郎の母親はここの救世教の信者だのと聞いている内に駅に着く。

 19時22分発の快速名古屋行きに乗って帰る。隣りの人は、他の山からの帰りだった。

Enasan(2189.8m) border of Gifu pref. and Nagano pref. 

100Famous mountains in Japan

1.    AccessNagoya-Nakatsugawa byJR 

Nakatsugawa-Kawakami by Kitaenabus(0573-66-4649

2.InformationNakatsu city office tourist branch(0573-66-1111)

3.SeasonApr to Jun, Sep to Nov

RecordsJul 11

8:30-10:35   Walk 11km from Kawakami skate center to Kuroisawa gate(1170m).

10:45-11:30  Climb to rest hut.

11:40-15:00  Climb to peak.

15:15-17:15  Back to gate.


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