グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
1.2001年3月22日(木)
2.単独行
3.レンタカー\9660 駐車場\410 走行距離94キロ
4.地図:国土地理院1:25000韓国岳
昭文社・山と高原地図67霧島・開聞岳
6時に起きて出発。
7時30分、モノレールの最後部車両に座る。向い側には携帯電話で話しながらOLが座ってきた。出発しても一向に止めない。車内放送で使わないよう案内があるのに、聞いていないので効果がない。一反終わったが、ピリピリ鳴り出し、携帯を使おうとする。「電源切ったら」という。恐れをなしたのか「後で連絡する」と言って終わる。池内紀「湯めぐり歌めぐり」を読む。天空橋に着くと「スイマセン」と声をかけられ、「先程は失礼しました」と言って降りていく。
8時、日本航空カウンターに行くと鹿児島行き393便の32Gにアサインされる。セキュリティで小型ナイフを預ける。昨年の10月から厳しくなった。12番ゲートでB777機に乗り込む。巡航高度になって休もうとしたら、後ろで父親に抱かれた幼児がテーブルを出したり閉まったりして休めない。後ろの空席に移って休む。鹿児島空港に着陸して前に向い、通路に並ぶ。丁度34Gの後ろに立ったところで父親が「先程はお騒がせしました」と誤ってくる。「どういたしまして」
若い人達も自分のやっていることに気づく感性はあるようで、ホッとする。制限品が届くまで携帯を使ってニッサンレンタカーに連絡、国際線近くで迎えに来てくれることになった。場所は空港ビルの向い側だった。6時間分の料金を支払い、ナビゲーションを「えびの高原」にセットしてもらってから11時前に出発。
国道223号線を走って牧園町を通過、霧島温泉郷に入ると湯煙をたてていた。ゆるやかな登りが続き、えびの高原温泉のバス停を過ぎる。
霧島の横断歩道鹿渡る
もっと近づけないかと走っている内に赤松千本原の方に降りてしまう。途中、露天風呂があった。元に戻って道脇に駐車。本など不用なものを車に置いていく。
11時58分、快晴の下、石畳を登っていく。まず硫黄山に行き、左折して丸太棒で石が崩れるのを防いだ道を登る。
賽の河原に出てジグザグに登り、雑木林を過ぎ、急登が続く。
12時30分、5合目。中高年の団体が休んでいる。リーダーが案内していた。「長くいると冷え込みますから、そろそろ出かけます。調子悪くなったら何時でも私か、最後にいる何某に知らせて下さい」お先に登っていく。右手には大浪池が噴火口の中に見えた。
左手の足下も噴火口で、こちらは池になっていない。直径800m、深さ300mの火口内は草も生えない瓦礫だった。
大浪池の火口内には木々が生えている。その違いが風景を一変させているようだ。前方頭上には東南アジアに向う飛行機がジェット雲を作りながら飛んでいく。
13時、頂上に立つ。
新燃岳、高千穂峰が見えたが、桜島は見えなかった。
高校生達が下で食事をとっていた。大阪の明星高校で、船で宮崎まで来て高千穂峰から縦走している。明日は開聞岳を登る。風が冷たいのでレインウェアを着る。近くでオニギリを食べていたら、先程の団体がやってきた。羽田から今朝8時の飛行機でやってきている。毎日新聞のツァーで明日、開聞に登る。
20分後、下山。ストックがないので慎重かつ急いで降りていく。
14時、車に戻り、高千穂河原に向う。30分後、有料駐車場に車を停めて登る。尾羽の長いエナガという青い鳥がチーチーチー、チャッチャッと鳴いていた。石畳の道のあるところは、公園風で木々の名前が書いてある。ヤマザクラ、タンナサワタギ、ヤマハンノキ、アオハタ等。展望場を過ぎると歩きにくくなる。日差しが強いところに出て水を飲んでいたら、青年2人が登っていく。火山灰で足をとられて登りにくい。踏み固められたところを選んで登る。やがて青年が後ろから追い越していく。さっきの2人と同じグループの様子。
15時15分、御鉢の尾根に着く。彼らは休みが終り、歩き出す。火口には落書きが残っていた。
半周したところで、犬を連れた女性ハイカー2人に出会う。犬は風に毛をなびかせ、気持ちよさそうだった。尾根では、まともに風にあたり寒い。吹き飛ばされないように気をつける。御鉢から一反下り、登り返す。足元は一層登りにくくなる。
今度は、一応、登山道が出来ていた。
15時40分、高千穂峰登頂。強風の中、青年達と写真を撮りあう。
彼らは福岡から車でやってきた。途中、祖母山に登っている。2人は韓国岳から縦走、1人は既に経験しているので韓国岳の後、車を運転して高千穂河原に駐車してきている。風が強い上、寒くてじっとしていられない。天の逆鉾を写真に撮っただけで、小石を記念にピックアップして降りる。遠くに韓国岳が見えた。
御鉢に向けて降りていく。
注意しながら降りたが、一度、足をとられ後ろに倒れる。その折、背中に石が当たる。更に慎重に降りていく。
16時50分、駐車場に戻る。序にビジターセンターを訪れる。火山や自然についての情報をパノラマやビデオ、音声で紹介していた。
17時34分、霧島神宮に参拝。ここの桜は蕾だった。神官が明後日には咲くでしょうと言っていた。展望台から桜島や開聞岳が見えるようだが、霞んでいて見えなかった。事務所の奥で横笛の練習をしていた。
霞たる神宮に笛澄みわたる
満開の菜の花畑を見ながら、空港に向う。温泉に入りたかったが、空港まで無事に運転する自信がなかった。暗くなる前に着けるように運転する。
18時40分、空港に着き、三菱石油のガソリンスタンドで満タンにして戻る。94キロ走っていた。超過時間を1時間にして払い、空港まで送ってくれる。398便も空席があり、最後部の窓側に座る。
22時過ぎ、羽田に着陸。
Karakunidake(1700m) border of Kagoshima pref. and Miyazaki pref.
100Famous mountains in JapanTakachihonomine(1574m) border of Kagoshima pref. and Miyazaki pref.
200Famous mountains in Japan
1. Access:car is better. Kagoshima airport→national road504,pref.56,national 223,pref1,
National223,Ebino kougen →pref.road1,104,Takachihokawara
2. Information::Ebino city(0984-35-1111)for Karakunidake
Takahara town office(0984-42-2111)for Takachihonomine
3. Season:all year
4. Records:Mar22
12:00-13:00 Climb from Ebinokougen(1180m) to Karakunidake. You can see crater lake Ohnamiike.
13:20-14:00 Back to starting point. Drive to Takachihokawara.
14:30-15:40 Climb from Takachihokawara(980m) to Ohachi(1408m) and peak where Sakahoko is standing.
15:45-16:50 Back to starting point.