グランパのwalking
山の手一周ウォーク35キロ
2015年4月29日(水)
7時15分、食後、筋肉痛用の漢方薬ツムラ芍薬甘草湯を服用してから出発。ツツジが満開、ジャスミンの花も咲いていた。
左、ジャスミン
去年と違うのは、両脇に聖学院の運動場がある坂道を、小学校敷地を使って幅1m以上の歩道を設けている。生徒の安全もあるだろうが、住民もありがたい。
コンビニに寄ってオニギリを買い、駒込駅に行く。ホームの両脇もツツジが満開だった。
次の田端駅では、後方との間隔が開いているので1分余り時間調整する。
7時45分、上野駅で降りて公園側の改札口を出ると、日本万歩クラブの旗を持った係員が誘導、国立西洋美術館の方から向かう。正岡子規記念球場では既に試合をしていた。
上野恩賜公園開園130周年に建てられた句碑があった。解説によると子規は「打者」「走者」「直球」などの訳語を作っていた。
集合場所は清水観音堂前で、日航健保のデスクに行き、名簿に記入、参加費を払う。
ガイドマップとバンダナをもらって4番グループに集まる。前のグループは既に出発していた。
8時、去年は不忍通りからだったが、山手線の外側に行く。係員にルート変更の理由を聞くと、警察からのクレイムがあったためだった。幅広いパンダ橋を渡り、昭和通りを北上する。
近くの宿泊施設からだろうか中国語を話すグループがカート付きケースを転がして上野駅に向かっていた。都道452を渡って行くと古びた鶯谷総武館があり、合気道を主に居合、杖、柔拳法を教えている。15分後、入谷で交差点を渡ってから言問い通りへ左折。道をへだてて入谷鬼子母神が見えた。
この一帯は毎年7月上旬になると朝顔市が開かれる。先行者が根岸小学校前歩道橋を渡っていたので、ついていく。
尾久橋通りに入り、西日暮里に向かう。この時間、道角にゴミ袋が山と積まれている。道をへだてて、国際理容美容専門学校の高いビルが見えた。なぜか日本語学校が近くに二つある。
高架線の日暮里・舎人ライナーに沿って歩き、常磐線や京成本線の下を通って道灌山通りに出て左折。西日暮里駅手前には荒川区在住の彫刻家、平野千里氏の童子像「飛翔」が建っていた。
駅の下を通過、開成高校を右手に見ながら進む。
8時50分、不忍通りに出て渡ってから右折。前回と同じコースを歩く。動坂下からゆるやかに上り、上富士前で本郷通りを渡る。
9時過ぎ、グリーンコート広場のトイレで排尿。小石川高校では生徒たちが集まっていた。白山通りを渡って行くと、良く家族で食べに行っている「かごの屋」の前で、交通警察官たちがデスクを置いて調査している。我々のことだろうか。
護国寺前を過ぎ、少し南に入ってから信号のあるところで道路を渡って戻り、首都高速5号線の下を通って目白通りに出る。
途中、歩きながらアミノバイタルゼリーを飲んで水分補給。歩き方の良い人の後についてリズムを整える。深呼吸して脳に酸素を補給、背筋を伸ばし、腰を前に出すようにして行く。ランニングハイはあるが、ウォーキングハイもあるのだろうか。気持ちよく歩く。上下はともかく前後左右に目配りして歩くのも慣れてきた。千登勢橋に出て階段を降りて都電荒川線に沿って明治通りを歩く。両側にツツジが咲いていた。
学習院下の駅を過ぎ、ビッグカメラ本部のビルが道をへだてて見える。
10時16分、新宿5丁目東。35キロAコースと20キロBコースの分岐点で未だ11.4キロしか歩いていない。これといって異常がないので行けるところまで行く。
係員に誘導されて5丁目から明治通りに戻る。13分後、レディスファッションのFOREVER21というビルの端に巨大な女性が描かれていて目を引く。その先にシネマコンプレックスが見えた。
右手に伊勢丹本店そして国道20号線を渡って高島屋を見ながら行くとNTT代々木ビルを通る。このビルは、登山の帰り、首都高速4号線を走行中に見え、東京に帰って来たと実感させる。セコムの前に涼しげなビルが見えた。
NTT代々木ビル
新宿を通り過ぎ、千駄ヶ谷も通過。竹下口からラフォーレの方の道は人、人、人。こちら側ではイベントなのか女子中高生が300人ほど並んでいた。
表参道の歩道も原宿駅の方は身動きできない。
そそくさと表参道を渡って渋谷に向かう。宮益坂を超え、ヒカリエに行く。バルーンロボット宇宙飛行士が浮かび、スペースシップが丸い星の上にいる。ゴールデンウィークの中の4日間、2つのレバーを同時に引くとスペースシップが宇宙へ上昇するという。
首都高3号線の下にある陸橋を渡って行く。地図を確認しながら歩き、次なる交差点、渋谷橋に出る。ここでも係員が誘導していた。
都道305を歩いて恵比寿に向かう。やや上がって行き、恵比寿ガーデンプレイスの前に出る。左手の公園で奥さんを待っていたウォーカーはここで一緒に休む。くすのき通りを歩いて山手線の外に出て左折。住宅街を歩く。左手のHDSと書いた黒く細長いビルは日の丸自動車学校だった。
恵比寿ガーデンプレイス 日の丸自動車学校
目黒駅手前の交差点で堂々とした犬に会う。犬にも風格があった。アトレ目黒2のチェックポイントで判子を押してもらう。現在33番目だった。ノンストップの中、ジョギングして先に行った参加者以外、抜かれたことがなかった成果だろうか。殺伐とした道の脇に癒しの空間があった。
山手線・埼京線に沿って一方通行の道を歩いて行く。
五反田駅の手前で山手線の中に入り、駅前で陸橋を上がって八ツ山の坂に向かう。
12時10分、御殿山ガーデンシティ。銀杏並木の新緑が鮮やかだった。
三菱グループのクラブへ行く人が今回も正装して入って行く。ネットによると、旧岩崎家の別邸でジョサイア・コンドルが設計していた。彼はニコライ堂や旧古河庭園も設計している。
再び水補給を兼ねて漢方薬ツムラを飲み、後半のルートに備える。品川プリンス・ホテルの先、車道を超える陸橋を上って降りる。品川まで女性と同行していたウォーカーが、「駅から帰っていったので、同行させて下さい」と言う。大宮の人で6回目、今朝は10分早く出ていた。第一京浜の歩道は広いので並んで行ける。「カラー」の鮮やか黄色に目が止まる。慶応仲通り商店街を横に見ながら三田を通過する。
増上寺の手前、大門を通過。段々と足裏に豆ができ、筋肉痛症状が現れる。足をソフトに踏んで、信号待ちでは片方ずつバンテリン・ゲルを使って脛の前後を中心に塗る。
新橋のガード下では係員が立っていて、挨拶して行く。
13時20分、銀座8丁目から歩行者天国になっていた。
気分も変わり、人や店を眺めながら歩く。松坂屋は未だ建っていなかった。中国語を話す人が多い。ホテル備え付けの自転車に乗った中国語の男2人が、両脇にずっと黄色い旗で描かれている自転車走行禁止を無視して走っていた。身勝手な行動は政府と変わらない。
取材を受けている人、写真を撮る人と様々。
銀座4丁目の手前にはベンチもある。同行者は去年、木村屋總本店のアンパンをお土産にしたが、一つ300円していたので不評。他の店を探しながら歩く。
京橋の交差点は東京駅に向かう道のせいか信号が動いていた。ツムラビルの角に彫刻家安藤泉氏が造った麒麟像が立つている。
ヨーロッパ風の高島屋を通り、日本橋を通過。ここは写真を撮る人が多い。
三越本店では神田祭の準備で忙しい。ライオン像は御祭礼の提灯の下で大人しくしていた。信号が赤でも車が通らないと、渡ってしまう。万世橋で神田川を渡ってからは、ひたすら足を前に出すだけでデジカメを使う余裕はなかった。信号待ちでは、足をストレッチして
いた。
秋葉原電気街の雑踏は、ペースが狂うので車道の端を進む。段々ペースが落ちて相棒ともう一人が先に行く。見たことのない2人にも抜かれる。最後に、しっかりとバンテリンを塗り、気合を入れ直して進む。ゴール地点は公園の入口にあり、並んだ後、14時30分と着いた時間を記入して認定証をもらう。裏に34と書いてあった。
くじ引きは今年も外れ、参加賞と缶入り茶をもらう。万歩計ではコース区間43186歩、歩いた。係りの人の話では約千人が参加、Aコースは350人。35キロに参加しても大体、休みながら歩いていることになる。2人が腰かけている所に行って、オニギリをぱくつく。2個目では一度足をストレッチしてから食べる。
再会を期して別れ、90歳代の足取りで取っ手のある坂を上って清水観音堂に行き、大道芸を観ることなく近道を通って上野駅に行く。池袋方面の山手線にヨタヨタと乗り込んだせいか、家族の中の若い娘が席を譲ってくれた。好意に感謝して「ありがとう」と言って座る。西日暮里駅で、もっと高齢のお婆さんが乗って来た。「もうすぐ降りますので」と言って交代する。
前回と同じく、コンビニで果物入りアイスクリームを買い、歩幅を小さくして歩いていると、同じマンションに住む奥さんに会い、一緒に帰る。今回は最後まで同行者に会って無事、帰ることができた。家に着くと、万歩計は47637と出ていた。完