グランパのwalking

市川散策・大町駅から大野駅へ

 

  1. 2017年11月23日 午前中・小雨、午後・曇のち晴 

  2. 同行者・K

  3. 交通機関 山手線:駒込駅→日暮里駅 京成電鉄:日暮里駅→青砥駅

     北総線:青砥駅→大町駅

     武蔵野線:市川大野駅→西船橋駅 総武線:西船橋駅→秋葉原駅

     山手線:秋葉原駅→駒込駅

行程:大町自然公園(鑑賞植物園、もみじ山)、駒形大神社、礼林寺、法蓮寺、浄光寺、大野城跡(第五中学)、万葉植物園

 

 出発前、同行するKに電話すると風呂に入っていた。

 9時40分、家を出て近くのコンビニに寄ってオニギリを温めてもらって買う。店員はネパール人だったのでダンネバード(ありがとう)、ナマステ(さようなら)と言って別れる。山手線で日暮里駅から京成電鉄の改札口に行く。スカイライナーで成田空港から着いた外人達がどっと向かって来る。やって来た特急に乗ると、英語・中国語・韓国語でも放送していた。次の停車駅青砥で降りて各駅電車の印旛日本医大行きを待つ。電車到着時間の標示には英語でも案内している。

DSC00186.JPG青砥駅ホーム

10時15分、乗車。次の高砂で4分停車する。乗ってから面白かったのは駅名。山がないのに秋山。松戸飛行場の滑走路があった松飛台の名前がある。予定より25分前に大町駅に着いてしまい、ベンチに座って俳句の本「名人×名句×名評」を読んで時間をつぶす。改札口の近くにあるパンフ「ほくそう×里山のチカラ」には、これから行くコースも案内していた。

11時、Kが現れる。朝風呂に入ったせいか風邪気味で、近くのコンビニに寄ってマスクとティッシューを買う。小雨の中、信号のある所で左折。右手には梨園があった。千葉県は全国一、中でも市川や松戸は特産地と言う。

DSC00190.JPG梨園

30分後、大町自然公園に入る。長田谷津と呼ばれる谷間へ階段で降りて行くと、森林の中に入る。

DSC00192.JPG長田谷津

谷に出ると、奥に休憩小屋や竹林が見えた。左手に「ありのみコース」の案内があり、行ってみると雨のせいか閉まっていた。戻って整備された歩道を歩く。尾瀬ヶ原より幅広で人が交差できるが、天気のせいで誰も来ない。一部、すっかり紅葉していた。

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湧き水が小川になったところでは、夏になればヘイケボタルが見られるという。新たに観察路を作っていた。川にはクチボソやホトケドジョウなどが生息している。

12時、観賞植物園の温室に無料で入る。サボテン温室では、まずメキシコ産のダシリリオンを始めて見る。灌木に葉を1mほど四方に伸ばしていた。夏になると花茎を4m以上高く伸ばして小さな黄褐色の花をつける。

DSC00202.JPGダシリリオン

近くに自生地が限られているメキシコ産の「金鯱(しゃち)」が幾つかある。

DSC00203.JPG金鯱

南アフリカ産の「雪波」はアロエ風で小さな白い花を咲かせていた。

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熱帯植物の大温室に入る。大きなアボカドや実をつけたコーヒーの木、タイでは、そこじゅうにあるプルメリアが咲いていた。ボルネオに多いネペンテス・ウツボカズラを見つける。食虫植物で蟻などの虫を中に落として消化液で溶かしてしまう。ツボは葉の先が変化して出来る。

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    コーヒーの木     ネペンテス・ウツボカズラ

ブラジル産でパイナップル(アナナス)科のエクメア・ファッシアータの花を観賞する。

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マダガスカルの近くにあるマスカリン諸島の椰子に、形から「トックリヤシ」と命名していた。バナナ科の「旅人の木」は、温室の屋根に届くような高さでマダガスカル産だった。葉鞘に溜まった水を旅人が飲んで渇きを癒したことに由来している。2階は生き物コーナーで、周辺の川や池の魚を水槽に入れて展示していた。

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    トックリヤシ         旅人の木

 ホールに戻り、休憩室で持ってきた物を食べ、ポットのお湯を使ってKにコーヒーをサービス。彼からピクニック用菓子セットをもらう。

 13時半、ホールでは明日催行の盆栽展の準備をしていた。中には実をたくさん付けた柿の木を活けていた。

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外は予報通り晴れ渡り、紫式部が咲いていた。

DSC00287.JPG観賞植物園入口                    

 池の脇を通って「もみじ山」に行く。ここも階段があり、人にも会う。登り終えて行くと長細い竹棒を持ったオジサンが来る。事情を聞くと、紅葉の葉に絡んだ杉の葉を落とすためだった。土日、観光客が景観を楽しめるようにしていた。モミジの一部はすっかり赤色になっている。

DSC00220.JPGもみじ山

降りて行くと、空は晴れ上がっていた。時間の都合で動植物園は素通りする。

DSC00221.JPG動植物園

歩きながら近在の人に行き先を確認して駒形大神社の裏に出る。馬頭観音があり、奥に忠魂碑が立っていた。

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       馬頭観音

拝殿は1921年に造営、2015年に改装している。拝殿では土木関係の会社だろうか20人位の人が宮司のお祓いを受け、代表3人が供え物を神殿に奉じていた。

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 ここの御霊神社は、桓武天皇の末裔にして豪傑の鎌倉景政の御霊を祀っている。

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神輿庫には神輿が納められていた。参道の石段を降りて行く。道の向かいの工場では餅つきが終わったところで、少女はお餅を食べ終わっていた。大野町四丁目の中を歩いて、27分後、礼林寺の境内に入る。本堂の他、観音像が立っていた。

DSC00233.JPG礼林寺

 15時前、カートを押して歩いている婆さまに尋ねたりした20分後、四丁目の法蓮寺に出る。

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第五中学校を探す。丁度やって来た生徒達に聞くと、スマホで見つけてくれる。柏中学のサッカー部員だった。しかしそこは一度通った第五中学の運動場だった。Kが持って来た二万五千分の一地図のコピーでは道路も不明、会う人に聞いても地元を知らない人が多い。その内、法蓮寺に出る。1277年、日蓮が開山。江戸時代に住職が平将門の夢を見たことで合祀、駒形大明神としている。         

一度、教えてくれていた第五中学の校舎が見えていたので向かう。

運よく生協のスタッフがお客に対応していた。その後、質問すると、浄光寺への道を具体的、正確に教えてくれる。教わった通りに歩くと大野山浄光寺に出る。ここも日蓮宗の寺院だった。

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       浄光寺山門                 本堂

第五中学に向かう。学校は旗日なので深閑としていた。記念碑を探したが、校庭の奥の茂みに何も書かれていない石碑があっただけだった。事務室だろうか、電気が点いているので行って入口に入る。そこへ事務員だろうかやって来た。事情を言うと裏口に案内板があると言う。行ってみると裏門の脇に立っていた。1981年10月に市川市教育委員会が説明している。

「この台地は城山と呼ばれ、大手門、領主館、米倉、馬場、外堀といった中世を偲ばせる地名が残されている。伝承では関東を征服すべく天慶の乱を起こした平将門が下総国の西南部を鎮圧するために築城したという。しかし、1969年及び10年後、この地域を発掘調査した結果では将門伝説と結びつけることは無理で、中世戦国時代に相当する城跡かと言われている」

裏道から県道9号に出ると丁度、万葉植物園の表示があり、まっすぐ道を越えて進み、陸橋を過ぎて道なりに行くと入口に出た。

15時40分、閉園まで20分。係員のオバサン達に挨拶して、専ら万葉集の歌と合わせて植物を撮る。

DSC00274.JPG万葉植物園内

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花を咲かせている植物もなく一気に終える。ここには約155種類の草木が栽培されていた。入口に戻る。

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近くの大野駅まで階段を降りて行く。ホームに出ると、ほどなく電車がやって来た。武蔵野線に乗って二つ目の西船橋駅で降りて構内にある「SoupStockTokyo」に入って地ビールを飲み、ピクニック用ビスケットを摘まみながら、今日を振り返る。計画した行程を消化、いろんな光景や人に出会えたことに満足する。市川市に感謝して、来年の春に別の所を散策することになった。江戸川を渡り、小岩駅で別れ、秋葉原で山手線に乗り換えて帰る。

 

後日、日本古典文学大系「万葉集」(全4巻)に収録されている高橋虫麻呂による(市川)真間の歌を確かめる。葛飾でなく勝鹿と書き、手児奈(テゴナ)は真間あたりにいた少女の名前であった。山部赤人は葛飾と書いて詠っている。他、詠み人知らずだが真間を詠っていて当時から中央に知られていたことがわかる。

勝鹿の真間の井を見れば立ち平(ナラ)し水汲ましけむ手児奈し思ほゆ(巻9-1808) 

葛飾の真間に入江にうちなびく玉藻刈りけむ手児奈し思ほゆ 山部赤人(巻3-433)

葛飾の真間の真間の手児奈をまことかもわれに寄とふ真間の手児奈を(巻14-3384) 

葛飾の真間の手児奈がありしかば真間の磯辺(オスヒ)に波もとどろに(巻14-3385)

鳰鳥(ニホドリ)の葛飾早稲(ワセ)を饗(ニヘ)すともその愛(カナ)しきを外(ト)に立てめやも                                                            (巻14-3386)

足(ア)の音せず行かむ駒もが葛飾の真間の継橋(ツギハシ)やまず通はむ(巻14-3387)

                               完

 

 

 


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グランパの山歩き

                 群馬・栃木4座の旅
  1. 2017年11月1日~2日

  2. 同行者:I

  3. 交通手段:I車・三菱アウトランダー

  4. 宿泊:(とう)(せい)館・一泊一食6200 ℡0277225421

  5. 地図:山と高原地図20赤城・皇海

  6. 諸経費:¥13000

 

11月1日(水)快晴 荒神(こうじん)624m)、(なる)(かみ)980m) 13373

5時25分、家を出る。南北線西ヶ原駅5時47分発の地下鉄に乗って王子で降りる。

6時、王子駅北口の三井住友銀行裏で待っているI車に乗る。王子北から首都高速に入り、東北自動車道路を走行する。佐野SAでトイレ休憩。

6時53分、佐野SAでトイレ休憩。

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15分後、出発。岩舟JCTで北関東自動車道に入り、2.5kmのトンネルを通過。専ら山岳地域を走行する。猪注意のマークがあった。

7時半、太田桐生ICで降りて王子から続いている国道122へ右折、(ただ)(かり)を左折、広沢町1丁目を右折、県道66を北上する。途中、ファミリーマートで昼食を調達。渡良瀬川にかかる「黒保根大を越えて案内板を確認、登って行く。

DSC00056.JPGくろほね大橋と荒神山

9時前、登山口(高度480m)に出る。登山や群馬テレビ黒保根中継所の案内がある。登山靴に履き替えて15分後、登って行く。左手、展望台への道を横目にして、手造り広場を通過。

DSC00064.JPG手造り広場

 南側に杉林、赤松や広葉樹の中を通って20分で頂上に着く。

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視界が悪いので、写真を撮って直ぐに展望台に寄って行く。近くに石の祠が残っていて信仰の山であることがわかる。

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 展望台から赤城山の全貌や右手に袈裟丸山の前後峰が見えた。

DSC00065.JPG赤城山

DSC00066.JPG袈裟丸山

黒保根村案内板には地元出身の星野長太郎、新井領一郎兄弟が明治時代、日米生糸貿易の創始者として活躍したことを伝えている。

10時20分、駐車場に戻って出発。次の目標に向かう。県道66を北上、県道343に入ろうと走って行く内に信号を見過ごして梅田湖が見えてしまい、戻って行く。舗装されているが、地対向車が来たら動きがとれない。大滝登山口の駐車場が樹徳高校大滝山荘の私有地で一般車は駐車出来ない。高沢川を更に遡ってコツナギ橋登山口に行く。2台既に停まっていて後1台のところに駐車できた。

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12時5分、出発。渓流に沿って杉の森の中を登っていく。

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4本の木を合わせ、歩きやすく細い板を取り付けている橋で渓流を渡る。

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25分後、単独ハイカーが降りてきた。更に20分後、犬を連れたハイカーも。これで車の持ち主が釣り師ではなかったことがわかる。

13時13分、カッコソウの保護地帯を行く。

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生えている木の上部を切って彫り、紫色の帽子を被せ、赤い布を巻いていた。

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 ひと登りして(くぬぎ)田峠(850m)に出る。

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カッコソウの保護への賽銭箱に献金してから昼食にする。

13時35分、ドングリや栗の実が落ちているルートから始まり、登っていくと、第2、第1展望と続き、14時、頂上に出る。赤く小さな鳴神神社の下、石で三方を囲んだ中に標識がある。

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周り込んで上に行くと石の祠があった。大展望からは紅葉の木々の奥に赤城山が、左奥に雪の浅間山が見えた。

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一帯のアカヤシオの木には白テープを巻き付けて鹿の食害から護っている。

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帰りは一気に降りて行く。渓流の音がリズミカルだった。

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15時15分、駐車場。10分後、ホテル桐盛館の電話番号をカーナビにセットして出発。県道66に沿って街に入ると、群馬大学工学部の脇を通る。話題が2年前、前橋市にある医学部附属病院で腹腔鏡手術を受けた患者が相次いで亡くなったケースになる。審査を受けない単独医師の判断と能力というより、組織の問題ではないか。

16時、桐生の末広町にある旅館の駐車場に車を停める。先に宿泊代を払ったが、領収書は、こちらから言わないと出さない。2階のツイン部屋で飲んでから、健康効果のある麦飯石の風呂に入る。両毛線のガードの先にあるファミリーマートで明日の朝食分を買いに行ったが、酒と湯上りでいい気分になって帰り道を忘れてしまい、マートに来た人に教わって帰る。

18時半、夕食。他に若者が2人来てそそくさと食べて戻る。我々も部屋に戻る。ここでは一番広かったが、東横インと同じスタイルで狭苦しかった。

20時、就寝。

 

11月2日(木)快晴 根本山(1199m)、熊鷹山(1168m) 18831

4時起床。お湯を沸かしてポットに入れ、更に、ここで飲むお茶用に沸かす。洗面後、冷蔵庫に入れておいた朝食を食べる。NHKは4時半にニュースと天気予報を流していた。5時過ぎに出る。車で昨日のコンビニに寄って昼食を買っておく。店員の話だと群馬大学の学生もコンビニでバイトすると残飯を食べられるので食費を浮かせるメリットがあった。

再び県道66を走行、梅田大橋の手前で分かれて県道337を北上する。空は朝日を浴びて薄赤く染まっていたが青空になる。桐生川に沿って徐々に高度を上げていく。3000ccの車ぎりぎりの所も無事、通過。ガードレールのない箇所は慎重に走る。

6時半、三境林道と車止めゲートのある登山ルートとの分岐点の手前にある駐車用スペースに停める。小用を済ませ、ストック1本用意して10分後、出発。

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徒歩6分で登山口(570m)が現れる。左手に根本山瑞雲倶楽部による根本山参詣路の歴史遺産についての詳細な案内図があり、右手に中尾根コースを案内していた。徒歩5分で林道との分岐点に出る。

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道標に従って歩いていくと耳型天南星の実を見つける。

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7時7分、登山口に熊除けの鐘があったので鳴らす。

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最初から急登だった。桧の森の中、呼吸を整えて足を運ぶ。

7時35分、石祠で一本立てる。再び根本山瑞雲倶楽部による鐘があった。

 

       鐘鳴らし熊潜むらし山奥へ

 

傾斜地のルートは注意して進む。右手の峡谷からの水音だけが聴こえる。25分後、急角度の山に取りかかりロープがあったが、ストックを使って登る。

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右手に5千本の桧の植林が続く。

8時40分、桧林と別れ、紅葉しだした広葉樹を見ながら登る。10分後、中尾根十字路を通過。樹林の間から、西側の三橋山に続く稜線の下の色が横に茶色くなっている。伐採の後だろうか。アカヤシオの木々の中を進む。

9時5分、根本山登頂。視界がないので休まずに降りて行く。

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20分後、雑木林の中に十二山、根本山神社に出る。小柄な白御影石の御社殿や鳥居が建っていた。

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神社沿革を彫った碑によると、明和8(1771)年、根本山神、大山祗神、薬師如来を祀る山岳信仰があり、文化3(1806)年、小野清典が本地仏薬師如来を守る12神将を納めて以来、十二山と呼ばれるようになった。明治29年から昭和2年まで祀職永澤宗次郎親子が居住したが、翌年、社殿を焼失していた。昭和61年、永澤家達の有志が石宮奉納碑銘を立てている。近くに参拝者記帳簿函があり、留め金を外して中にあるノートに日付け、日本山岳修験学会会員と名前を書いて納める。

DSC00112.JPG参拝者記帳簿函

松の多い雑木林の中を降りて登り返す。

9時50分、氷室山との分岐点(1140m)。

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再び降りてアップダウンを繰り返す。足元に黄金虫を見つける。

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ルートは落ち葉で見えなくなっているが稜線を行く。やがて後ろから人声が聞こえて来た。

10時半、登頂。お互いの写真を撮り終わった後、3人のハイカーが現れる。

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館林からで大体近辺の山を登り尽くしていた。一緒に展望台に上がり、山を同定する。筑波山や富士山が見えたが、デジカメでは写らない。登って来た根本山や男体山は良く見えるが、男体山の左奥に見える雪を被った白根山もはっきり映らなかった。

DSC00122.JPG根本山

DSC00121.JPG男体山、左手前、十二山

20分後、下山。彼らはここで食べて行く。ルートは落ち葉でクルブシまで埋まってしまう。

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 下り行く落葉埋もれる山道を

 

600m進み、標識を確認して降りて行く。

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テープが信頼できた。20分で石鴨林道に出たので一本立てる。

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2本のストックを洗っていたら、3人が先に行く。10分後、石鴨林道を歩き出す。一帯は十二山国有地だった。Iがスピードアップして3人の先を行く。左手に流れる川がずっと下にあったのが滝になって近づく。渓谷美を満喫する。やがて石組みしている個所や砂防が現れ、治水が行われているのがわかる。

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滝が続いていた。

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一般道路通行禁止のゲートを通過。

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左手に曲がりくねった木を見過ごす。

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12時35分、駐車場。川が見える所で水の音を聴きながら食べる。

13時15分。出発。2回、対向車に会ったが、対向車が我々の車が来るのを見ていたのか待っていてくれた。25分後、CAINS HOMEの市場で里芋、隠元、山芋、春菊を買っておく。一時期は8人雇っていたが、今は老夫婦で営んでいた。街に入る。本町4丁目には金光教桐生教会があった。

14時半、太田桐生ICから高速に入り、岩舟JCTから東北自動車道を走行。

15時10分、薄田SAが満車なので手前の羽生PAに入って水を飲みながら精算を済ませる。ここは池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」の舞台を再現、江戸時代モードで統一している。立ち食い処、「本所さなだや」の蕎麦処などが軒を連ねていた。外国人も来ているが、我々も惹きつけられる。

DSC00133.JPG羽生PA

25分後、出発。川口から中央環状線に入って渋滞、荒川にかかる橋を眺めると都会に帰ってきた実感が沸く。

16時50分、王子北で降りて集合場所で別れる。30分後、帰宅。

 

        里芋や買うて妻への旅土産

 


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グランパの山歩き

                    群馬百名山3座の旅
  1. 2017年10月25~26日

  2. 同行者:I

  3. 交通手段:I

  4. 宿泊所:常盤館一泊二食 11800円+税

  5. 地図:山と高原地図21西上州
  6. 総経費:2万円

 

10月25日(水) 曇り時々小雨  天狗山(670m)、稲含山(1370m) 12050

群馬県甘楽郡の天気予報:降雨確立30%、気温12~19℃

 4時半、起床。昨夕、買っておいたオニギリを食べる。

 5時半、出発。小型リュックを担ぎ、首にかけられるバッグをかけて出発。地下鉄南北線の西ヶ原駅まで歩く。既に薄明るくなっていた。15分で着く。始めて来た。

DSC09974.JPG西ヶ原駅改札口

 5時47分発に乗り、2分で王子駅。4番出口から地上に出て三井住友信託銀行の裏の待ち合わせ場所に行くとI 車が既に来ていた。王子北ICから首都高速に入る。対向車線は既に渋滞していた。圏央道、練馬から関越道を走行、藤岡ジャンクションで上信越自動車道へ左折、吉井ICで降りる。国道254に入り、甘楽町の7イレブンで昼食用の弁当を調達する。

 8時15分、赤い天狗像のあるところを左折する。

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 雨が少しフロントガラスにあたる。10分で白倉登山口に駐車。15分後に歩き出す時には雨もやんでいた。足元には痩せ細った蛙や蜘蛛を見つける他、生き物は我々だけだった。大木を3本繋げた橋を渡って行く。

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 8時50分、標識のある所を通過。

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 湧き水が岩の間から出ている「かなごの滝」には紙垂(しで)を木と木の間に垂らしている。

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 大木に赤ペンキが塗ってあるが、近くは倒木などで歩きにくく、緩やかな渓流を行く。

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 意外とルートが取りにくく、時間がかかった。登山道になってからは、左手に渓流を見ながら石蔵や幅広の滝を通る。

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 9時40分、新しい鳥居を通過。

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 刈り取った大木の跡一面に苔が生えていて中から水が流れていた。

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 水場を過ぎて登って行くと廃小屋が見える。20分後、天狗像が現れる。左手に烏像、右に団扇を持った像が我々を睨んでいる。

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 白倉神社の前を通り、昭和34年、建立の皇太子記念碑を過ぎるとコルに出て右に行く。

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 10時10分、登頂。早速、証拠写真を撮り合う。地元の人は「お天狗さま」「金光山」とも呼ぶ。信仰の山だった。

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 連なった芒の穂の下、轟登山口に白いボックスカーが見えた。5分後、下山。同じルートを2本のストックを使ってホイホイ降りて1時間で駐車場に戻る。車で小幡地区から県道46号に出て左折、織田家7代の墓など、一度訪ねている所を横目にして「秋畑地域交流センター」等「秋畑」の名前を見ながら進む。

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 22日の衆議院選挙の後で「小渕優子」のポスターが残っている。遅れを取り戻すために茂垣峠まで出て稜線を昇り降りして、旧秋畑稲含神社には寄らないことにした。ジグザグに上って行く。時々、でこぼこした所もあり、余りスピードは出せなかった。

11時半、高度1060mの柴垣(旧鳥居)峠は広かった。登山案内図で確かめる。雨模様なので車内で弁当を食べる。

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12時10分、出発。分岐点を通過。

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 25分後、鳥居を通過。ジグザグに登って行く。

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 朴(ほお)や馬酔木、雑木林の中を登る。

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 ロープや石段、鞍部には両脇に木製の手すりがあり、良く整備されている。

13時15分、展望が開ける。ベンチも用意されていて下仁田町の集落が眼下に見える。

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急な所にはチェーンも用意されている。

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10分後、分岐点を右に取り、子育て石仏を左手に見る。

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13時37分、稲含神社。1990年に建てている。8分後、登頂。いなふくみ山。ここは下仁田町栗山地区だった。方位版があっても曇り空、風も吹いているので写真を撮って直ぐ神社に降りて休む。

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神社の許可を得て置かれた82冊目のノートには、昨日来た人が「展望、最高」と記し、2時間前、岩井実氏が889回目と書いていた。毎年5月3日に大祭が行われ、在所の人々が参拝にやって来る。いろんな校歌を防水のケースに入れて壁に貼ってあった。地元の小学校から高校まであり、生徒が登れるようにし、木々の名前を案内していたのも納得する。小さな木を呑み込んでいる木があり、解説している。

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ウリハダカエデという木の名前を学んだ。

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14時40、駐車場。我々を待っていたかのように雨が降り出す。傘をドアと車体の間に差して靴を履き替えて助手席に座る。20分後、出発。植えた木を一本一本保護していた。

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未舗装の道なのでゆっくりと走行。栗山地区から高倉川に沿って降りて行き、人家が現れると舗装道になる。カーナビの画面に現在地が映り、清流荘の前を通過。

15時45分、下仁田町の中心にある常盤館に着き。狭い駐車場に入れる。中に入って名乗り、宿帳に名前を書いて、秋畑という姓の人がいないか聞いてみた。いないが、主人の名は「進」で同じ、誕生日は昭和16年12月6日。真珠湾攻撃の前なので進軍とは関係なかった。東京から山好きのグループも利用していると言う。

昭和初期に竹久夢二が宿泊、宿賃の代わりに絵を描いていたようで、そこらじゅうに複製がかかっている。本物は伊香保の記念館に所蔵されている。

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17時、入浴。大正時代からの家だが、風呂やトイレは新しくしていた。

18時、我々2人だけで、ビールを飲みながらコンニャクの刺身、地元の具材を使った料理を食べる。食後、精算し、朝食用オニギリをもらって廊下隅に置いておく。

 21時、就寝。

 

10月26日(木)快晴 物語山(1019m) 16543歩(登山10648歩)

 4時、起床。洗面後、お茶を飲みながら、大きなオニギリを二つ食べる。

 5時半、出発。国道254(信州街道)に出て西に向かって12キロ、サンスポーツランドへ左折。登山案内図で確認してから駐車場(高度395m)に停めて準備。公演内のトイレで排便を済ます。

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 6時20分、橋を渡り、林道を歩きながら徐々に高度を上げて行く。峡谷に沿って歩く内に滝が見えて冷風を感じる。

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 足元にミミガタテンナンショウの実を見つける。

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7時間25分後、登山口。(高度680m)

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沢を越えて、杉の森の中をジグザグに登る。15分後、広葉樹林の中を登る。やがて「頂上まで75分」の標識が現れる。一帯がスレート状になり、ガレ場を滑らないように注意しながら行く。右手に炭焼き窯が残っていた。

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案内標識が5分毎に、後55分まで置かれていた。単調な登りの中、励ます意味があるのだろう。

8時32分、鞍部に出て右に取る。

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ロープも幾つかあって、使いながら登る。

 

         秋の山誰にも会はず頂へ

 

8時50分、登頂。

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樹林の中、裏妙義山が見える。

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物語山という名前は、近くのメンベ岩に財宝を埋めたという物語があるからだった。ここも5分で下山。西峰に行けば浅間山が良く見えるのだが、帰る途中、何とか撮れた。

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帰りは、慎重に降りて行く。雨天では来ない所だ。

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高度800mで鳥の鳴き声が聴こえ、更にせせらぎの音がする。滝が現れた。更に湧き水を見つける。

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登山口に出て歩くと、濡れていた箇所も乾いて歩きやすかった。

10時55分、駐車場。地域の管理人がいて、枝払いのノコギリを持っていた。20分後、出発。国道254を走行、途中、下仁田の道の駅に寄る。アスパラ菜や里芋、胡瓜を土産にする。下仁田ICから高速道に入る。

12時40分、高坂SAで電気充電を30分にセットしてから昼食をとる。

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中国語を話す家族がいたが、注文後、画面に現れる番号がわかるので、数字が現れれると取りに行かれるので日本語がわからなくても問題なかった。ここには「蕎麦湯」もポットに入れてサービスしていた。旅の精算を済ませて出発。練馬付近や圏央道もスムース。

14時半、集合場所に戻り、次回も同行することを確認して別れる。完


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