グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

           紀伊半島百名山の旅①

                 大台ヶ原 、八経ヶ岳

2003年9月9~11日

1.車:マツダデミオ2日間¥13912  走行511キロ  41.6L¥4798

  高速料金:名古屋¥1300 東名阪¥1550 伊勢自動車道¥2950

2.大台荘:12食¥6800

3.上北山温泉「薬師湯」¥500

            大台ヶ原(1694.9m)

地図:国土地理院1:25000

   昭文社:山と高原地図51大台ケ原

9月9日(火)晴のち曇のち雨

 8時前、名古屋・伏見のマツダレンタカーで事務所が開くのを待つ。手続きを終え、女性スタッフにカーナビのセッティングを手伝ってもらう。大台荘の電話番号は村の観光課だったのでダメ。大台ヶ原を探索して行き先が見つかる。

 8時30分、白川ICから高速に入り、桑名を過ぎると道も空いてくる。時速100キロ以上で走る。坂もスピードは落ちなかった。関で料金を払い、国道25号で大阪方面に向かう。制限速度60キロだが、突っ走る。

 針ICで降り、カーナビに従って国道370号から169号線を走行。カーナビから「休憩して下さい」という女性の声が流れる。大滝ダムを通り、トンネルを過ぎてドライブウェイを登っていく。曲がりくねった狭い道で対向車が来るのを覚悟して走ったが来なかった。

 12時前、大台ヶ原に着き、大台荘に行って宿泊の手続きをしておく。朝食を弁当にしてもらったら、200円安かった。

DSC00059.JPG大台荘

 12時20分、林の中を降りていく。公園を散歩している感じだった。シオカラ谷まで降りて吊り橋を渡り、登り返す。

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 川辺では、かなりの人が遊んでいた。ツクシ石楠花の林の中を色んな人を抜いて登っていく。

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 分岐点を右折、モミやツガの樹林帯を歩いて大蛇嵓に辿り着く。

 DSC00063.JPG大蛇嵓

 岩の先は断崖、鉄棒に鎖がついていた。こわごわと近寄っていく。既に辿り着いて、仰向けになって休んでいた人に写真を撮ってもらう。

 DSC00066.JPG

 名古屋を1時間前に出てきていた。10年振りにやってきたそうで、当時はトンネルも余りなく狭い道だったという。大峰山脈が連なっていた。鋭角的な釈迦ヶ岳はわかった。

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 振り向けば名前の通り山が高原の形をしていた。約百万年前に紀伊山地が隆起する前の平原だったところ。

 13時30分、元の道を歩き、分岐点を右折、牛石ヶ原を歩いていくと、左手に神武天皇像が立っていた。熊野から、ここに来られて国見をされたとい。

DSC00067.JPG神武天皇像

 トウヒ林を抜けていくと、尾鷲辻に休憩小屋があったので一服。立ち枯れの木や倒木の原っぱを歩いていると、看板が立っていた。1963年時、トウヒの森だった写真があった。

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 伊勢湾台風による被害から壊滅地域が広がっていった。登山道の上に作り上げた木道を登って正木嶺に出る。日出ヶ岳が近くに見えた。木道を伝って降り、登り返して行く。

DSC00070.JPG

 左手に鹿が白い尻を見せていた。トウヒが倒れて地表が乾燥化、苔に代わって鹿の大好物ミヤコザサが繁茂、禁猟地域のため鹿の楽園となっていた。

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 14時35分、展望台に立つ。台の四角に避雷針が突き出ていた。

DSC00074.JPG

 雨雲が近づいてきて視界は悪くなる。

DSC00072.JPG

 15時10分、雨が降りだす。ガスが動いていた。駐車場に戻って車からバッグを出して大部屋に入ると、布団がヅラリと敷かれている。風呂場に行き、蓋をとって身体を洗ってから入る。運転の疲れもとれて、気持ち良い。風呂を満喫してから、食堂に行って缶ビールを買い、ベランダで飲む。部屋に戻ると太り気味のオジサンが少し離れたところに座っていた。名古屋に住んでいる人で生れは四日市、若いときは鈴鹿の山も登ったが、仕事が忙しくなって、腹も出てからやめている。明日、一回り歩いて帰る。

 17時過ぎ、食堂で夕食を一緒にする。食後、ロビーのテレビで大相撲を観る。家に電話して家内の誕生日を祝う。部屋に戻ると青年が2人反対側にいた。

 4人で四方山話しをする。2人はコンサルティング会社から派遣されてトウヒの植生保護と調査にあたっている。登山道から離れると、腕章付けていても、他の人も中にやってくる。

 ここでは鹿害防止が主な仕事。江戸時代までは狼が生息して生態系を維持していたが、今は悪循環になっている。伐採や台風で森林に隙間ができると日光を好む笹が繁殖し、笹の葉を食べる鹿が増える。増えた鹿が冬になると針葉樹の樹皮をはがして栄養分をなめる。樹木が枯れる。親会社では海の調査もしていると言う。

 名古屋の人は海上保安庁に勤務していた。商船大学に不合格だったが、海の仕事に就きたかったそうだ。仕事は保安関係。2年毎に勤務先が変る。尾鷲、伊勢、東海地方・・。

 私の仕事が空であること、船と飛行機の名称の共通点から、ここ一世紀の流れを概観、その技術は戦争によって開発されていること、コンピューターやGPSといったものも然りという。青年達の仕事もパソコンが導入されていた。彼らに鳥の目と虫の目を持ち、色んな切り口を持つことを勧める。

 20時過ぎたところで話を切り上げ布団に入る。3人は未だ話し込んでいた。

Oodaigahara (1695m) border of Nara pref. and Mie pref.

                                                      100Famous mountains in Japan

1.AccessKeinawa expressway HaibaraICnational road370,Oodaigahara driveway

2.AccomodationCocorotojikan(07468-2-0120)private room one night two meals12600yen

share room one night breakfast4410yen

3.SeasonMay to Oct

Sep9

12:20-13:20  down to Shiokara valley and up to Daijyagura(1578.6m).

13:30-14:05  back to Ushiishigahara junction, turn right to Owashituji.

14:05-14:35  climb to peak.

15:10-15:40  down to starting point.


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