グランパの日記Akihata's diary [登山mountaineering]

                 奥大日岳
1.2010年9月29日~30日
2.立山・黒部アルペンルート:立山=室堂¥4190
3.宿泊:ロッジ立山連峰1泊2食、相部屋¥8800
4.立山博物館¥400

9月29日(金)晴
11時30分、能登半島巡りを終えて富山駅前で家内と別れる。近くの富山市立図書館に寄って、立山室堂に行く方法を確認。コンビニで山行用の非常食を買う。
12時30分、県道43に出て常願寺川を渡り、立山線に沿って立山駅に向かう。駐車場の木陰に停めて登山に必要なものを用意。ケーブルカー乗り場に行って往復切符を買う。出発まで休憩所で待ってから改札を通過。隣りに座ったお婆さんは東京からの1人旅で鉄道とバスを使っていた。7分で美女平まで行き、バスに乗り変え、3分後、出発。団体も一緒になり、補助席まで使う。標高差1500mを50分かけて登っていく。途中、ゆっくり動いてくれたので称名滝が見える所を撮る。
238.JPG称名滝
運転手は巨大杉について案内したり、ガイド役を務める。英語のテープ案内もあった。
 14時50分、室堂着。出口を探してうろうろしていたら、自然観察の案内放送があり、15時に行くと、名前と住所を書いて参加できた。ガイドは年配の金子峰子さん。富山市に住んでいるが、この仕事があると宿舎に泊まっていた。ほか男女2人と同行する。枯れかかっている高嶺(たかね)蓬(よもぎ)の説明から始まる。葉が細く切れ込んでいた。伊吹山の大蓬になるとモグサの材料に使われている。シシウドはセリ科で2年に一回実をつける。一帯は8月に雪が融け、10月下旬には雪が積もる。チングルマは草でなくバラ科の落葉小低木だった。

258.JPGチングルマ

        咲き終へて稚児車髭靡かせり


 残暑が長かったのでイワイチョウの葉が黄葉していなかった。立山連峰はプレート移動で今でも隆起していると言う。太平洋からの風の道が一ノ越からミクリガ池に降りていた。
立山連峰の雄山と大汝山の下にカールが見えた。北アルプスのカールは東側にあるのに、ここだけは西側で、発見者の山崎直方(なおまさ)の名前を付けている。彼はドイツに留学後、日本地理学会の初代会長に就いていた。

270.JPG山崎カール案内
 ここの五葉松は八甲田五葉松で、牧野富太郎が命名しており、弥陀ヶ原が南限。ミクリガ池の周りはハイマツとホンドミヤマネズが共生していた。
265.JPG
 16時、ミクリガ池温泉に行く道で3人と別れる。石造りの道の工事をしているところを降りて雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテと通過、明朝の登山に最も近いロッジ立山連峰に行く。中に入ると三浦雄一郎の父三浦敬三氏が宿泊した時の色紙が飾ってあった。

273.JPG
 2階の213号室に案内される。他に2人の荷物が置いてあった。持参した焼酎を湯で割って飲んでいると、2人が戻って来た。1人は78歳、大阪の富田林在住。天王寺から黒部ダムまでの周遊券を購入して立山を登って来た。普段は近くの金剛山に登っている。もう1人は69歳、金沢在住。大阪生まれで、疎開してからずっと住んでいる。石川県オタクだった。今朝、寄ってきた加賀屋は廃業の旅館を買い取ってリニューアル、顧客に合わせた別館にしているという。
 18時、3人で夕食。ご飯と味噌汁を自分でよそって食べる。話しが一段落したところでトイレに行き、歯を磨いて寝る。冷えてきたので、蒲団の下に毛布2枚を重ねた。


9月30日(木)晴のち雨のち曇
 5時20分、排便。既に薄明るかった。荷物を持って玄関に置き、同室者と朝食を食べる。この後、富田林の人は帰り、金沢の人は剣沢小屋に行く。
6時40分、出発。雷鳥沢キャンプ場には色とりどりのテントがあり、人が起き出した。称名川の源流を渡る。
DSC00281.JPG
 木道を越えたところでレインウェアを脱ぐ。岩場を4人組が登っていた。15分で追いつく。今日、ランプがある大日小屋に泊まる年配男女だった。新室堂乗越の尾根に出ると剣岳が良く見える。

DSC00286.JPG

 称名廊下の谷、弥陀ヶ原、薬師岳、遠くの白山と眺望を楽しみながら進む。前方に目指す奥大日岳が見えて来た。池糖の脇を通っていくとオヤマリンドウの花を見つける。

DSC00287.JPGDSC00284.JPGDSC00296.JPG

DSC00299.JPGオヤマリンドウ
 8時30分、登頂。眼下に毛勝三山と富山湾が見えた。薬師岳、その左奥に槍ヶ岳まで見える。

DSC00291.JPGDSC00292.JPG薬師岳DSC00295.JPG
 ランプ小屋からやって来た女性に剣岳をバックにして撮っていただく。千葉在住だが、7月から11月まで山小屋で働いていた。もう1人がやって来たところで先に下山。中年から若手の女性グループまで次々とハイカーがやって来た。テント担いだ男やカメラマンにも会う。
 11時30分、室堂ターミナル。日本百名水の立山玉殿湧水を飲み、2リットル補給する。高原バスは満席になると出発。春の除雪に向けてポールを道脇に立て終り、立山熊太郎と名付けた除雪車が待機していた。 40分後、美女平でケーブルに乗り換える。標高差500mを降りて行くと雨。
 13時5分、車に戻って出発。立山博物館に寄る。701年に立山を開山した佐伯有頼が出家して慈興上人となったことが知られているが、「佐伯院附属状」で実在が確認できていた。江戸後期の儒学者海保青陵が立山紀行を書き残していた。当時の芦峅(くら)寺の門前には33の宿坊があったそうだ。
 14時、雨も止み、カーナビに道の駅「ウェーブパークなめりかわ」をセットして出発。40分後に着いたが、通常の道の駅と異なり食品売り場がなく、蛍烏賊ミュージアムや深層水体験館、足湯があった。2階に行って16人使える足湯に浸かる。日本海が直ぐ側にあり、近くで釣りをしていた。海を隔てて氷見市が見えたが、天気が良いと更に能登半島が見えるという。チップとして100円、箱に入れて出る。

DSC00309.JPG
Mt.Okudainiti(2606m) in Toyama Pref. 200Famous mountains in Japan
1.Axess:
  Non stop bus:Sinjyuku-Oogisawa bySawayaka sinshu(22:30-05:30)6000yen
  Service period:Jul16~Aug28(better to reserve050-5805-9949)
  Oogisawa―Murodo byTrolley,Cable&Ropeway8060yen
2.Accomodation:RaichosawaHyutte(076-482-1617) one night two meals8800yen
254.JPG
  Raichosawa Hyutte

Records
Sep29
Toyama station to Tateyama station by car. Taking cable and bus,arrived at Murodo and walked down to LodgeTateyamarenpo(not recommend).
Sep30
5:20 Woke up and took a meal.
6:20-7:10 Start and pass Raichousawa camp,cross river and take left hand route,walk treeway, climb to ridge ,take a short rest at Murodomurokosi where you can see Mt.Tsurugi(means sword).
7:15-8:20Reach peak of Mt.Okudainiti. You can see Toyama plains and gulf to the west,Mt.Hakusan to the south,Mt.Tsurugi and Mt.Tateyama to the east.Wonderful view.
8:45-11:20Back to the same route until Murodo station.


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