グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

           群馬3座の山旅②

                 草津白根山(2171m)

地図:国土地理院1:25000上野草津

   昭文社:山と高原地図⑰志賀高原・草津

6月15日(火)晴

6時半、起きて別の風呂に行く。3人入っていたが、昨晩かなり飲んだ様子。小さな露天風呂に入る。朝食は8時から。20分で済ませ、ポットにお湯を入れてもらう。トイレに行ってから支払いを済ませる。女性がバッグを持とうとするが、袋だけ持ってもらう。ここのスタッフはサービス精神に溢れていた。

8時45分、出発。砂利道を走って「池の平」に向かう。大きな駐車場に車を停め、旅館でもらった案内図を頼りに遊歩道を降りて行く。笹とカラマツ林をぬけると湿原に出る。真っ直ぐにのびた木道を歩いていくと、若い家族がいて、父親が大きな望遠レンズを使って樹木の芽を撮っていた。右手に池があり、湿原を過ぎると登りになる。家内はゆっくり車に戻って行く。「忠治の隠れ岩」を過ぎて林の中をヒト登りするとガレ場に出る。三方ヶ峰だった。頑丈な網が立ててあり、砂礫にコマクサが咲いていた。

DSC00611.JPGコマクサ

等間隔に網の孔を開けて網を黄色く塗ってあり、写真を撮りやすくしていた。

 DSC00610.JPG

見晴らし歩道の方に人が歩いていたが、時間がないので直ぐ引き返す。「篭ノ登山」が近くに見えた。

DSC00612.JPG篭ノ登山

7月から8月にかけて高山植物が咲き誇る頃に来てみたいところだ。

10時過ぎ、車に戻る。地蔵峠の方の道は舗装されていた。峠は賑やかだった。良く見るとレンゲツツジが満開。鹿沢の方まで、そこかしこに咲いていた。国道144号線を右折、嬬恋村から万座ハイウェイに入る。車は殆ど走っていない。万座から一気に登って行く。硫黄の臭いがする。

11時5分、420円払って白根火山第2駐車場に入る。登山準備してから逢ノ峰への木段を登っていく。15分で着いてしまう。あずま屋に入ってオニギリを食べる。風が強かった。食後、スキースロープの脇を降りていく。

      タンポポの咲き乱れたるスロープなり

12時、降り切ったところで家内と別れ、真っ直ぐに逢ノ峰へ登っていく。1人になるとスピードをあげ、他のハイカーを抜いていく。頂上で浅間山が良く見えた。

DSC00614.JPG浅間山

コメツガやシラビソの林を抜けると火口壁に出た。

DSC00617.JPG火口

西側を半周し、火口の木道を歩いて最高地点を目指す。火口壁を登ると浅間山一帯が見えた。一息入れたところで、なだらかな道を登り隠居夫婦を抜いて行く。

12時45分、最高地点に着く。標高2150m。先の本白根山へは立入り禁止だった。1976年、火山性ガスによる死亡事故が発生していた。

 DSC00615.JPG

隠居夫婦は木更津から来ており、今日は赤城山の温泉で泊まる。写真を撮り合ってから別れる。火口に降りてから展望所まで登る。頂上は風が強く、帽子が飛ばされそうになる。

DSC00620.JPG

膝と腰をおとして進む。ここにもコマクサが咲いていた。赤みが濃くなっている。

DSC00618.JPG

ハイマツやシラビソの林を降りていくと、関西弁丸出しの中高年3人組に会い、しばらく話しながら歩く。四阿山、黒斑山と登ってきて今日帰る。黒峰温泉ホテルは1泊7500円で泊まった。車内泊したりして安くあげている。オッサンはここに観光バスで来ており、何かと詳しい。鏡池で写真を撮り合った後、先に降りる。

DSC00619.JPG

ダケカンバのある樹林帯を歩いて2組抜いて行く。振子沢で残り少ない雪渓を越える。

DSC00621.JPG

ゴンドラを見ながら出発地点に戻る。さっきは動いていなかった本白根第2リフトが試運転をやっていた。

14時前、車道を歩いて帰る。小型のシャトルバスが通っていた。ゴンドラを使う観光客を湯釜の方へ案内するためか無料だった。予定より早かったので弓池を一回りする。

DSC00623.JPG弓池と逢ノ峰

1902年にも噴火していたところだが、小高いところにはハイマツがはえていた。

14時半、荷物を車に置いて家内と湯釜に向かう。家族やカップルの観光客と一緒に15分かけてコンクリ道を登る。

DSC00625.JPG駐車場と弓池

湯釜が現れた。

DSC00624.JPG

蔵王のお釜の色と違い、青と白を混ぜたアクア色。直径300m、水深30mあり、世界で最も強い酸性湖と言われている。戻る。

15時、出発。一気に高度を下げ草津に降りる。ベルツ通りに入ってからカーナビの言うことを聞かず、真っ直ぐ行ってしまい、コンビニに寄って確認して駐車場まで戻り、しゃくなげ通りをやや降りたところに草津ホテルが建っていた。車はそのまま置いて鍵を預けて中に入る。2階の「うぐいす」に案内される。仲居のご挨拶を受けてお茶を飲んでから湯畑に向かう。下駄を借りて行く。

西の河原通りは土産物店と旅館が並んでいる。一通り品定めしながら歩き湯畑に出る。「熱の湯」で、湯もみと踊りショーをやっている。最終時間が4時半、丁度間に合った。

 DSC00627.JPG

500円払って入る。団体客がいて混んでいたが、4時半前になると交代、最前列に座れた。司会者の解説の後、年配者を交えたモンペ姿の8人が「草津よいとこ一度はおいでお湯の中にもコリャ花が咲くよ」と歌いながら持ち場につく。一斉に大きな板を歌に合わせて反転させてお湯を混ぜる。一般参加10人応募したので、手を上げて並ぶ。

順番が来て、板を裏返し、戻す。最初タイミングが難しかったが慣れてくると隣とも呼吸が合ってきた。適当なところで交代する。帰りに賞状と記念品として草津節を書いたタオルをもらう。

湯畑の周りを歩く。手すり下の石杭に草津にやって来た著名人の名前が彫ってあった。日本武尊から木曽義仲、前田利家、良寛、小林一茶、ベルツ、若山牧水、横山大観、小林秀雄と続く。帰りは別の通りを歩く。白根神社に向かう道角に、高村光太郎、十返舎一九、松尾芭蕉碑への案内版が立っていた。

DSC00628.JPG

元の道に戻り、家内が長寿館で温泉饅頭、草津ガラス店・蔵でカップを買っていく。蔵店の前では温泉卵も売っていた。二号館では、とんぼ玉の実験工房がある。歩いていくと、古いスキー板で作ったベンチがあった。

ホテルに戻り、風呂に入る。同じ形の風呂が2つあった。入っていた人に聞くと、隣の方が熱いという。確かに熱い。戻ると夕食の用意がされていた。ホテルからのサービスの酒もあった。味は昨日より美味しい。心をこめて料理しているのがわかる。食後、家内が風呂に行っている間、年配の男性が布団を敷いてくれた。良く歩いたせいか、達成感からか良く寝られた。

Shiranesan(2171m) in Gunma pref.   100Famous mountains in Japan

1.AccessCar  Kanetsu expressway ShibukawaIkahoICnational road17,353,145,

            292,Shirane kazan

      Bus  Sinjyuku-Kusatsu JRbus Sinjyuku(03-5379-0874)

            Kusatsu-Shirane kazanSeibukougen bus(0267-45-5045)

2.AccommodationKusatsuHotel(0279-88-5011)one night two meals15000yen

3.Season:May to Oct

RecordsJun15

12:00-12:45  from Shirane kazan(2010m), climb Mt.Ainomine(2109.9m)and walk among hemlock trees,crater to climbMt.Motoshirane loop highest point(2150m).

12:55-13:30  down and up to View point. you can see Kagami pond.

13:30-14:30  back to starting point.

Recommend to see Yugama(strong acid pond) on 10minutes walk from Shirane kazan.


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