グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
大朝日岳(1870m)
1.2003年8月27~28日
2.地図:国土地理院1:25000朝日岳
昭文社・山と高原地図⑨朝日連峰
3.交通:レンタカー・マツダファミリア2日¥12180 高速代¥4450
走行距離269キロ ガソリン19.27L¥1937
4.宿泊:古寺鉱泉朝陽館¥7000
8月27日(水)晴
14時30分、仙台のレンタカー事務所を出る。小雨だったが、笹谷トンネルを過ぎると晴れていた。寒河江SAでトイレに行っておく。
16時、西川ICで山形自動車道を降りてしまう。国道112号を走り、途中、冷酒とリンゴを買っておく。月山湖から県道27号に入り、大井沢を通過、地蔵峠を超え、古寺に向かう。舗装道路も一車線になり、砂利道になる。道路工事でキャタピラが動いていた。こちらが近寄ると後ろに動いて脇に寄ってくれる。 駐車場に入ると、下山して帰る人が車に乗るところだった。鳥原山を通って来たが、滑りやすいのでやめた方がいいと言う。ドアを開けたら一斉に虻が入って来た。そのまま閉めていく。川に沿った道を歩き、橋を渡って古寺鉱泉に行く。入り口に座り込んでいた中年オバサンの顔がむくんでいた。虻に刺されたと言う。宿のオバサンに2階の一室へ案内される。宿泊者は、あと3人だった。 夕食は午後6時から。それまで風呂に入る。茶褐色の熱湯で、水風呂から水を汲んで入る。
オッサンが入って来た。オバサン2人と奈良から来て、飯豊を登り、明日は吾妻山に向かう。
「今日は10時間かかった。大朝日小屋には9人おった。最盛期になると90人以上にならはる」
部屋で川を眺めながら冷酒を飲む。
18時過ぎ、案内があり、奈良組とビールを飲みながら食べる。先代佐藤隆吉さんの息子政吉さんが山菜料理五種類を説明してくれる。天ぷらは抹茶入り塩をかけて食べる。ヤマメの刺身と味噌汁にご飯。ガイドブックに書いてあった通り、ここは料理が自慢のようだ。
「明日の天気は、午前中50%、午後80%雨の予報です。ここまでの道は来年秋までに舗装化されます。虻は例年8月になると減りますが、今年は多い」
熊の出没について聞くと「先代は50年の間に2回会っただけ」。7月になるとヒメサユリの花が咲き出すようで、桃色の百合の写真が飾ってあった。部屋に戻ると、布団が敷いてあった。目覚まし時計をセットして寝る。
8月28日(木)
2時前、一度トイレに行く。朝食用の弁当が部屋の外に置いてあった。ランプの明かりが灯っていた。
4時、起きてオニギリを一つ食べ、排便を済ませ、バッグを玄関前に置く。
4時35分、ヘッドランプを点けて裏手を登って行く。茸が多かった。ジグザグに登って行くと、薄明るくなってくる。
5時55分、水場に出る。蚊と虻が耳と口を襲ってきた。タオルで耳を隠す。
ハナヌキ峰からの道と合流し、更に高度を上げて行く。三沢清水にもコップが置いてあった。朝陽館の水と入れ替えておく。名前のわからない花が咲く道を登る。
7時10分、古寺山に着く。視界が開けたが、大朝日岳の方はガスで見えない。
降りていくと、若人4人に会う。縦走しての帰りだった。
8時前、小朝日岳に登頂。ハイマツと笹に囲まれた広場だった。朝日連峰が見える。
風もあり、大朝日小屋が見えていた。一気に降りて折角の高度を下げてしまう。熊越の鞍部で巻き道と合流し、ダケカンバをぬって登り返す。ミヤマトリカブトが咲いていた。
9時過ぎ、銀明水は少し降りた所にあった。冷水で喉をうるおす。風が更に強くなってきた。いろんな花に出会う。竜胆は蕾のままだった。
一登りして行くと、道を整備している人に会う。大朝日小屋の管理人だった。ツルハシ、鋤、スコップを使っていた。「ありがたいことです」と挨拶する。小屋には7年前から来ており、「古寺から」と言うと、「早いね」と言われる。
失礼して登って行く。大朝日岳山頂避難小屋の周囲はきれいな花が咲いていた。
ベンチがないので、そのまま通り過ぎ山頂に向かう。結局ロープも鎖もなかった。
9時55分、大朝日岳登頂。連峰の盟主から西朝日岳、竜門山、以東岳と眺める。
ケルンを風除けにしてリンゴをかじりながらラーメンを用意する。食べ終わった頃、通り雨が降りだし、傘をさして紅茶を飲む。
10時、下山。途中で2人の男性が身一つで登って来た。帰りはホイホイ降りて行く。一息入れて振り返ると大朝日岳はガスで覆われていた。小朝日岳は登らず、巻き道を通過。
12時10分、古寺山で休憩。雨が降りだし、完全武装して降りていく。ストックを2本使い、一度、水場で休んだだけだった。
雨降りて蛙現る山路かな
14時前、朝陽館に帰り、レインウェアを脱いで中に入る。隆吉さんが留守番していた。
ご挨拶してバッグを持って風呂場で着替えを済ませる。奥さんが高血圧のため薬をもらいに息子と町に出ていた。料理のことを褒める。政吉さんは山形市の割烹旅館で修行していた。子どもの教育のため彼が単身で働いていた。
14時30分、雨の中、工事中の道を通り、27号線に入り、寒河江方面の道を走る。長いトンネルを越え、クネクネと降りて行くと、JAF車が道をふさいでいた。車が山側の溝に嵌まり、吊り上げていた。20分以上待たされる。携帯電話も繋がらなかった。寒河江市内に入ってから携帯を使い、仙台のホテルに連絡、事情を伝え、山形市の家には行けない旨伝える。ホテルスタッフの両親が会いたがっていた。
17時、仙台に戻り、ガソリンを満タンにして車を返す。
Ooasahidake(1548m) in Yamagata pref. 100Famous mountains in Japan
1.Access:Car is better.Yamagata expressway GassanIC→national road112,pref.
Road23,27,Koderakousen
2.Accomodation:KoderakousenChouyoukan(090-4638-7260)one night two meals
7000yen
3.Information:Asahi town tourist association(0237-67-2134)
4.Season:Jun to Oct
Records:Jun25
4:35-5:55 walk from Koderakousen lodge (680m)to water place.
6:00-7:10 climb to Koderayama(1501m).
7:20-7:55 climb to Koasahidake(1647m).
8:00-9:40 down and up to Daiasahi lodge.
9:40-9:55 climb to peak.
10:00-12:10back to Koderayama.
12:20-15:55back to starting point.
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