グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
栗駒山(1628m)
1.1997年6月28日(土)
2.交通:JR仙台―石越\1280 栗原田園鉄道:石越―栗駒¥880
宮城交通バス:栗駒―イワカガミ平¥1220 須川温泉―一ノ関¥1450
JR一ノ関―仙台¥1620
3.地図:国土地理院1:25000栗駒山
昭文社・山と高原地図⑥栗駒・早池峰
6時30分、仙台東急ホテルを出て早足で駅まで行く。7番線ホームで一ノ関行きを待つ間、立ち食いソバを食べる。
6時51分、出発。車内放送で前2両が一ノ関と案内していたので前に移る。小牛田で10分停車。その後は車掌もいなくなり、乗り降りは手動でやる。瀬崎で「カナン宮城TRACK&FIELD」と書いたジャケットを着た高校生がどっと降りていく。
8時8分、石越駅で栗原田園鉄道に乗り換える。8分後、ワインカラーの車両一両が出発。前方が入り口で、バスと同じように料金表と整理券、運賃箱がおいてあった。
8時45分、栗駒駅に着き、トイレに行っておく。
9時10分、バス出発。車内にはハイカーが1人いた。テープによる栗駒解説を聞く。
「複式コニーデ型の火山で古くからの信仰の山です。山の名前は、残雪が馬の形をしていること、麓で栗毛の駒(馬)を飼っていたことから栗原郡の駒ヶ岳という意味で付けられました。水芭蕉と岩鏡など高山植物の宝庫で、一帯には熊、カモシカ、駒鳥、仏法僧、オオルリなどがいます」
20分ほどして登りに入る。栗駒ダムを過ぎてからは一車線となり、対向車が来ると交差できるところまで移動する。ダムは昭和25年から11年かけて建設、貯水池はまだ高さ4、5m余裕があった。高さ20mある行者滝を通る。この山も山岳信仰の山で、現在、ここはパワースポットになっている。
山間には靄が上っていく。この辺の高原ではナメコ、苺、大根を栽培している。途中、駒の湯温泉まで寄り道してから登っていく。何度も曲がって高度を上げる。
10時20分、イワカガミ平で降りて東栗駒コースをとる。
藪の中の小道で溝状を登っていくと、運良くハイカーが降りてきたので挨拶し、注意点を聞く。
「大きな沢に出たところでわかりにくいけど、しばらく沢に沿っていくと右手に道が見えます。いつもは水量が少ないけど、今日は気をつけた方がいいです」
鴬の鳴き声が聞こえていた。段々と霧が晴れてウラジオヨウラクの花が見える。
11時、沢を越え、潅木帯からハイマツの交じる砂礫帯を登る。30分後、東栗駒山に出る。ハイマツやトドマツは風下に向って枝を伸ばしていた。鐘の形をしたアカモノの白い花が可憐だが、葉がたくましい。左手に栗駒山を見ながら、広い尾根を周っていく。一帯は秋になると真紅に色づくドウダン類、黄色に変わるカエデ、ハイマツの緑で紅葉が日本一と言われるところだ。
途中、笊森コースとの分岐点を過ぎ、一気に登る。
12時30分、登頂。
団体のハイカーがいた。仙台からの日帰りツアーで、昼食・温泉付きで7500円、須川から登ってきた。この山は岩手県側では須川岳、秋田県側では大日岳と呼んでいる。レインウェアを着てオニギリを食べる。食後、天狗岩を過ぎ、須川コースを降りていく。
昭和19年の爆発で出来た昭和湖で人に会い、写真を撮ってもらう。
イワカガミが群落していた。名残ヶ原の湿原を通っていく。
13時40分、須川温泉が見え、お婆さん2人に会う。塩釜から一週間湯治にやってきたけど、ふやけてしまったので歩いてきたという。団体に紛れて温泉に入る。お湯が熱いので15分で出てしまう。靴を履こうとしたら、イワカガミ平までのバスで一緒だったハイカーに会う。中央コースをとって登ってきたという。
14時45分の急行バスに乗る。8人の乗客の内5人が会社の同僚。谷あいはガスに包まれひっそりとしている。砂防ダムを通過、国道342号線をくねくね曲がりながらブナ林の中を降りていく。後ろに車が続くようになると、脇に止まって追い越させていく。矢びつ温泉で一度停まる。30キロ走って巌美渓を過ぎていく。1時間後、田んぼが見えてきた。
16時30分、一ノ関駅。
16時42分発、仙台行きの電車に乗る。小牛田で車両を連結。松島駅で、荷物カートを転がしてきたオッちゃんが近くに座り、携帯電話を使って家に連絡。新幹線を予約させ、ホームで会う手筈をとっていた。その内、トンネルに入り聞こえにくくなったせいか、「コラお前、耳が悪いんか、頭が悪いんか、良くキケ!」と怒鳴り出す。
18時28分、仙台駅。ホテルに戻り、テレビを観たら、神戸の小学生殺人犯が逮捕された。中学3年のAだった。
Kurikomayama(1627m) border of Iwate pref., Miyagi pref., Akita pref.
200Famous mountains in Japan
1.Access:Sendai-Ishikoshi by JR,Ishikoshi-Kurihara by Kurihara denen
Tetsudou, Kurihara-Iwakagamidaira by Miyagi koutuu bus(0228-45-1615)
SugawaOnsen-Ichinoseki by Iwate koutuu bus(0191-23-4250)
Ichinoseki-Sendai by JR
2.Information:Kurikoma city Denenkankouka(0228-22-1151)
3.Season:May to Oct
Records:Jun28 HigashiKurikoma roue and Sugawa route
10:25-11:30 Climb from Iwakagamidaira(1100m) to HigashiKurikomayama(1434m).
11:35-12:35 Climb broad ridge to peak and take snack.
13:00-14:20 Walk ridge to Tengu rock and down to Shouwa lake(1285m), Nagori marsh (1160m)and Sugawa Onsen(1120m).
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