グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]

大隅半島の山旅①

高隈山(大箆柄(おのがら))、稲尾岳、桜島

1.2006年3月8~10日

2.レンタカー:マツダAZワゴン660 2日¥11550 425キロ 30.2ltl 3954

3.交通:鹿児島空港IC-国分IC600 佐多岬有料道路¥1000

4.施設:上野原縄文の森展示館¥300 

5.温泉:ネッピー館¥300  

                                          高隈山(大箆柄・おのがら)岳(1237m)

地図:国土地理院1:25000上祓川

3月8日(水)晴                            

今年はじめての山行のせいか、5時過ぎに起きてしまう。モノレールに乗って羽田空港に行き、JL1863便にチェックイン。セキュリティでは登山靴を脱がされる。ゲート2番で待っていると、パイロットと一緒に背広を着た男が飛行機に行く。国土交通省の検査官だろうか。

定刻8時、出発、定刻9時50分、鹿児島空港に着く。快適だった。預けたリュックをピックアップしてレンタカーから迎えに来た車に乗って事務所に行く。3万キロ以上走った軽自動車にはカーナビが付いていた。係員に操作を教えてもらってから出発。上野原遺跡まで急ぐので高速道路を使う。森には山桜が咲いていた。

国分ICで降り、国道10号を通ってテクノパークで左折、ループしてシラス台地に出る。車を駐車場に止め、上野原縄文の森展示館に入る。

DSC02239.JPG上野原縄文の森展示館

11時から20分、アニメによる縄文世界番組を放映していた。古老が青年と娘を主人公にして語っていく。猪肉の燻製つくりや猪に襲われて母親が死ぬことを通して生命のはかなさを説く。火山噴火に遭遇した時の先人達の記憶を話していた。観客は他に1人いた。隼人の説明文を読む。

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9500年前の縄文土器の展示を見る。

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縄文人はイヌガヤ、ヤマモモ、クズ、サンショウ、トチノキ等の植物を食べていた。

           縄文の代より食はれし山椒の実

外に出て復元集落を歩く。52棟の内10、おわん型の家を復元していた。

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半分は土盛りになっている遺跡保存館に入ってみると、手摺りの下に土坑や集石、竪穴住居跡が残されていた。歩道は水はけが良く足に負担がこない。

DSC02236.JPGDSC02235.JPG

作業員がアキグミの枝を剪定していた。小さな地層観察館に入って14層の地層を観察。2億4千年前、蛤良カルデラで噴出して出来たシラスは白くなっていた。

DSC02238.JPG2億4千年前の白い層

12時、出発。鶯が鳴き、菜の花が咲いていた。国道10号から220号に出て錦江湾に沿って走行。2ヶ所、工事による一方通行があった。毎度、年度末の行事。20分後、福山の銀杏大木に寄る。国道から直ぐ、宮浦神社の鳥居から階段を上がって眺める。右手は高さ38m、幹周り7.55m、左手38.6m、幹周り7.68mと殆ど変わらない。注連縄が巻かれていた。新刊本「巨樹・巨木」では黄葉した葉が写っていたが、今は枯れている。

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                                                   明治天皇行幸碑

敷地の角に神武天皇行幸伝説の碑があった。国道には神武天皇渡船の地の看板が立つ。

           大枯木神武行幸せしところ

垂水に向かう。前方に桜島が見えた。今日は噴煙をあげていない。

DSC02245.JPG桜島

桜島口を左折、棕櫚の並木道を走る。垂水の街中に入り、県道71号を走っていくと、大箆柄岳登山口の看板が見えた。大野原林道に入ると、道も細くなり標識もなくなる。その内、通行止めの看板が出ていた。

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道を間違えたのかと思い、戻る。丁度、小型トラックがやって来たので確認すると、4キロ先の登山口までは行けた。戻って行くと、かなり荒れた道。1キロ毎に標示が出ていた。4キロ過ぎて登山口に出た。1台、熊本ナンバーでレンタカーの8人乗りバスが駐車していた。

DSC02254.JPG登山口

14時10分、出発。15分位は緩やかだったが、水場への分岐点を過ぎて登りだす。DSC02253.JPG

途中、長袖を脱いでスピードアップ、照葉樹の雑木林の中なので気持ちよい。九州自然歩道だけあって道もわかりやすく、落ちやすい所にはロープがはってあった。

14時55分、5合目の露岩で休む。見晴らしも良い。

DSC02252.JPG

ロープを使って登りだしたところで男が先頭、6人の女性ハイカーが降りてきた。挨拶して別れる。ゼイゼイ言いながら登る。照葉樹林を過ぎ、ブナ林になる。ここはブナの南限の山。途中、2ℓペットボトルをブナの倒木の脇に置いてリュックを軽くして登る。7合目を過ぎると小さな杖捨祠があった。高度は1200mになっていた。

DSC02246.JPGDSC02247.JPG

笹やスズタケに挟まれた道を登る。山名の中にある「柄」は地元ではスズタケを意味しているが、これで良くわかった。視界がよくなると、頂上が見えてきた。

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15時50分、大箆柄岳登頂。

DSC02248.JPG頂上、御岳

DSC02249.JPG左から妻岳、平岳、横岳

DSC02250.JPG

カテキン茶を飲みながらヤキソバを食べる。林道が自然林を貫き、錦江湾が輝いていた。少し南側にある最高点に行ってみたが、雑木林に被われていただけだった。30分後、下山。ストックを使う。途中、ペットボトルを回収、無事に登られた達成感で気持ち良く降りていく。

17時30分、登山口に戻ると、村田組のリムジンが通っていく。4キロ先の工事を終えての帰りだった。国道に出て割烹屋で、大きな鯵2匹の焼き魚定食を食べる。湾沿いに走行。途中、県道68号に出るところを、そのまま走ってしまい、鹿屋市に向かうので戻る。国道269号に出て根占町に入るとカーナビに、温泉のネッピー館が現れた。

汗を流してジャグジーに浸かる。塩気があった。露天風呂の湯は土色で、中を歩けるようにプールの形をしていた。同年輩の男と話す。近くでトマトとジャガイモを栽培。娘達は東京や千葉で働いていて結婚する気がないと言う。40年振りに故郷に帰って余生を送るのも多い。もう1人は小学校の校長。鹿屋体育大学の話になる。水泳の柴田選手が有名だが、団体競技が出きる人数がなかなか集まらないと言う。

 再び国道に出て走行。カーナビで海岸線を走っているのがわかる。道の駅に駐車。大浜海浜公園の中にあり、海辺まで段々状の石が整備されていた。トイレに行ってから運転席のヘッドレストを外し、完全に倒して横になる。

 

Takakumayama(1237m) in Kagoshima Pref.

                        300Famous mountains in Japan                               

 

1.Access:Car is essencial. Higashikyushu expresswayKokubuICnational road220,

pref.71,Ohnohara rindo

2.InformationTarumi city office(0994-32-1111)

3.SeasonApr to Nov

RecordsMar8

14:10-14:55 Walk Kyushu nature road to 5th stage.

15:00-15:50 Climb to peak.

16:20-17:30 Back to starting point.


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