グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
長崎県2座の山旅①
雲仙岳、多良岳
1.2003年11月8~10日
2.単独行
3.レンタカー:デミオ1300 2日¥14175 都市高速¥600 大宰府―大村¥2900
大村―諫早¥450 仁田峠循環道路¥770 武雄―大宰府¥1950
ガソリン:39.9l¥3945 412キロ
4.その他 島原城¥510 瑞穂温泉「千年の湯」¥500
11月8日(土)曇
17時過ぎ、福岡の滞在ホテルを出発。半道橋の先から都市高速に入る。既に薄暗かった。九州道路に入り、鳥栖で長崎方面に入る。運転が慣れてきたところでスピードアップ、時速120キロで走る。
18時、金立SAで休憩。レストラン風月で「秋の膳」を食べる。
テレビの天気予報では、明日50%雨だった。
19時20分、出発。40分後、大村ICで降り、国道444号に出て、黒木渓谷を遡っていく。途中、酒屋に寄ってビールとツマミを買い、ルートを確認する。萱瀬ダムの先で国道から離れて左折、登っていくと、「この先、車両進入禁止」まで出る。脇に大きな駐車場があり、バスが1台停まっていた。少し離れて駐車。明朝に備えてヘッドライトを付けて歩いてみる。穴の中でゴミを燃やしていた。民家の下を歩いて行くと、突然、犬に吠えられる。見通しもないので車に戻り、ビールを飲んで寝る。雨の音が聞こえていた。
雲仙岳(1359m)
地図:国土地理院1:25000島原
11月9日(日)曇
4時45分、目覚まし時計の音で起きる。雨は止んでいた。薄明るくなったところで出発。民家の先で吠えられたが、無視して通過。分岐点をまっすぐ歩いたが、雑草が伸びていて足跡が見えない。分岐点に戻ってコンクリ道を登っていくと民家に出る。ガイドブック「九州の山」では五家原岳を経由するコースのようだ。遠回りになるので諦めて戻り、雲仙に向かう。ダムを過ぎて役場らしき建物を通る。衆議院選挙会場になっていて7時前なのに、投票しに来ていた。時間短縮のため高速に入り、諫早で降りて、国道34号線から57号線を走る。島原鉄道の黄色い単車が走っていた。橘湾に出て小浜温泉街に入り、左折して登る。ホテルや雲仙地獄の湯気を横に見ながら街を通過する。
8時過ぎ、仁田峠循環有料道路に入る。 8時から17時までオープン。昨晩来ていても同じだった。ゴルフ場の脇を通ってジグザグに登って行く。濃霧の中、バスの後ろについていく。排気ガスを吸うのに辟易していた頃に大駐車場に出た。登山口から少し離れた所に案内されて停める。
トイレに行ってから出発。登山口ではグメの実を売っている。ロープウェー乗り場の脇に普賢神社があり、鳥居を通過。直ぐ6合目だった。高度1090m。一帯は小振りの雲仙笹の中から樅の大木や椿が茂っていた。ここは森林浴の森の日本百選に選ばれている。
歩道は整備され、景色の良さそうな所にはベンチが備えられていた。ナナカマドやトネリコの木々も現われる。1人散歩気分で登って行く。
9時5分、紅葉茶屋の峠に出る。
一息いれて鳥の鳴き声を聴きながら岩場を登る。
9時30分、登頂。一等三角点を触る。風を避けて紅茶を飲んでいたら、平成新山の一部が見えた。写真を撮ろうとしたが、直ぐガスに覆われてしまう。
黒斑の猫がいた。鼠でも探しているのだろうか、穴を嗅いでいた。下の方から人の声がしたので降りていく。関西弁の団体。2組ともにぎやかだった。紅葉茶屋から国見岳分岐に向かう。
急勾配の坂道を登る。時季はずれのツツジが咲いていた。
分岐点からは、緩やかな下りで九州自然歩道になっていた。尾根伝いに歩いていくと妙見神社に出る。
一休みしてから一気に降りていく。家族で登って来る人達が多かった。
11時10分、駐車場に戻り土産店を覗く。近くから昭和天皇の歌碑への道があった。ここから阿蘇山が見えた時、ガイドが案内すると天皇は「ア、ソ」と答えたそうだ。歌碑まで行く時間がないので車に乗り込む。国道57号に出て島原に降りていく。
12時、道の駅「みずなし本陣」に着く。温泉場は手打ちソバ道場に変わっていた。
雲仙岳災害記念館に寄ったが、時間がないので出ていく。
12時45分、白土湖(シラチコ)に着く。ここは1791年、眉山が爆発し、島原港と共に出来た。今でも湖底から清水が湧き出ている。大きな鯉が悠然と泳いでいる。
山崩のこのかたを湧く清水かな 田士英
島原城に行く。入り口で駐車場代310円を払ってから城内に入る。5層の天守閣を見学。大和武士松倉重政が家康に取り入って設計した城で、有馬氏の旧城である原城の石垣を使い、農民を酷使して築いたせいか、キリシタン弾圧の記録も見当たらなかった。南蛮貿易や有馬晴信等のキリシタン史料が展示されていた。別棟に観光復興記念館があり、1991年6月3日の大火砕流で43人が亡くなったことを教えてくれる。
14時20分、武家屋敷街に行く。観光客優先の駐車場に車を停めて、人の後について行く。篠塚邸に入る。
通り抜けると道の中央に水が流れていた。風情がある。
30分後、出発。中腹の道路からは有明海と対岸が見えた。有明から国見を通っていく。
瑞穂町の、すこやかランドにある温泉「千年の湯」に行く。日曜のせいか利用者が多い。お湯はぬるかった。生ビールを飲み、一休みしてから出る。
18時、多良駅に着く。ここは特急が停まる。駅前の寿司屋に入って刺身定食を食べる。板さんも山が好きだった。登山口までの道を確認しておく。セブンイレブンに入ってビールとオデンを仕入れてから中山キャンプに向かう。街を出るとわかりやすく山間を登っていく。登山口には駐車スペースがあった。高度546m。明日の天気予報は60%雨だった。車内でビールを飲みながらオデンを食べ、トイレに行ってから就寝。
Unzendake(1483m) in Nagasaki pref. 200Famous mountains in Japan
1.Access:Car Nagasaki expressway IsahayaIC→national road34, 57,389,Nita touge
2.Season:Apr to Nov
3.Information:Unzen sightseeing association(0957-73-3434)
Records:Nov9
8:30-9:05 from Nita touge, walk to Momiji jyaya.
9:05-9:30 climb to Fugendake(1359m).
9:50-10:45 walk to Myoken shrine.
10:50-11:10 down to starting point.
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