グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
紀伊半島百名山の旅②
八経ヶ岳(1915m)
地図:国土地理院1:25000弥山
昭文社:山と高原地図50大峰山脈
9月10日(水) 雨
4時20分、目を覚まし静かに仕度して出る。外は雨だった。レインウェア、スパッツを着けて車に乗り込む。
5時30分、出発。ドライブウェイから国道169号に入り、天ヶ瀬で309号へ右折。天山方面の道は、かなりワイルド、狭い道で山の中腹を登って行き、最後に長い行者還トンネルを越えていく。出たところは工事中だった。
その先に駐車場があり、1台停まっていた。
6時50分、登山口から歩いていく。三角型の木橋を渡ってから急登が始まる。
ブナ、ミズナラの林から石楠花とヒメシャラの木々の間を登っていく。
身体が目を覚ましていないせいか、息使いが激しくなり、30分毎に一息入れる。雨の下、蛙が動く。
ブナ林を更に登っていくと奥駈道出合に着く。
ここからは尾根道になる。トリカブトの花が多くなる。
トウヒの森を進んで行くと台地状になった「弁天の森」に出る。雨がやみ、林の中の道を歩いていくと、突然、視界が開け弥山が現れた。
大木を輪切りにした腰かけに座って眺めながら、ビタミン入りの水を飲む。下り気味の道を歩く。聖宝の宿跡には、高下駄を履いて座っている修行僧、理源大師の銅像が立っていた。
モミやトウヒの林の中、木段を登っていく内に樹林帯を越える。倒木をオオスギゴケが覆っていた。苔類が多いところに樹木の種子が育つ。この一帯は良循環になっていた。
9時45分、弥山小屋に出る。風が強くなっていた。ベンチでオニギリを食べておく。
10時10分、出発。苔の多い林の中を降りて登り返す。
柵の扉を何回も通っていく。天然記念物オオヤマレンゲを鹿が食べないように株があるところを囲って保護していた。オタカラコウが咲いていた。
10時35分。八剣山に登頂。ここは役行者が法華経八巻を納めたことから八経ヶ岳とも呼ばれている。周囲がガスっていて見えなかったが、降りる頃になって、ガスが晴れて弥山と小屋が見えた。
シラビソの木が立ち枯れしている。
小屋に戻り一服してから、来た道を帰る。途中、4人組に会ったが疲れていた。弁天の森を過ぎ尾根に出ると、下から発破の音が聞えてくる。啄木鳥の音も聞えた。雨も降りそうにないのでウェアを脱いで降りていく。
13時40分、橋の袂で汗をぬぐい、クッキーを食べて一息入れる。登山口に戻る。
車に戻ってシャツを着替えておく。
14時、出発。国道169号に出て尾鷲の方に向かう。途中、上北山温泉「薬師湯」に寄っていく。川向こうまで橋を渡る。
身体を洗い、内湯、露天、ジャグジーと入っていく。温泉を出てから駐車場の隣の店で山菜うどんを食べる。谷あいで鳶が盛んに鳴いていた。
17時過ぎ、平均時速60キロで山中を走る。緑林を見ながらダム湖に沿って走行。熊野に向かう途中で国道42号を左折、引き続き山の中を走る。尾鷲を通過。紀伊長島で寿司を食べようとしたが、港付近の店は閑散としていて生気がない。国道沿いに戻って刺身定食を食べる。
満月が山の上から顔を出していた。ラジオでセネガルとのサッカー実況中継を聞きながら国道を走る。
19時過ぎ、伊勢自動車道に入り、安濃SAで休む。
9月11日(木)
4時30分、トイレと洗面を済ませる。この時間はベンディングマシーンしか使えなかった。名古屋に向かって、ゆっくり走る。大山田SAで一休みする。
6時20分、白川ICで降り、レンタカー近くのガソリンスタンドに行く。8時営業開始だった。IC出口のコスモ石油は終日営業、しかしリッター5円高い。
7時45分、事務所が開いて車を返却し、ホテルまで歩いて帰る。
Hakkyougatake (1915m) in Nara pref. 100Famous mountains in Japan
1.Access:Higashimeihan expressway TenriIC→national road169,309、Gyoujyagaeri tunnel
2.Accomodation:Misen lodge(0747-52-1332)one night two meals8000yen
3.Season:May to Oct
Sep10
6:50-8:25 climb to Okugake route
8:35-9:45 walk to Misen lodge.
10:10-10:35 down and up to peak.
10:40-11:00 back to Misen lodge.
11:15-12:30 back to Okugake junction.
12:35-13:40 down to starting point.
グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
岐阜・南信州の山旅①
奥三界岳(1811m)
1.2009年9月6日~7日
2.地図:国土地理院1:25000奥三界岳、三留野
昭文社:山と高原地図39御嶽山
9月6日(日)晴
3時半、起床。簡単に食事を済ませて出発。首都高、中央高速を走る。双葉SAでトイレ。伊那方面の「動物注意」看板は猿だった。
7時20分、中津川ICを降り、国道19に出て少し戻る。坂下で国道256に入って直ぐ、道の駅「きりら坂下」に寄る。タオルに水を浸けてフロントガラスに付いた虫の屍骸をふき取る。花馬祭りのシンボルの馬像が立つ。
案内板によると、木曽義仲が平家追討に成功したことを祝って、毎年10月、3地区がそれぞれ馬の背に幣(ぬさ)を結びつけた矢を立てて坂下神社に参拝、境内で大太鼓の合図と共に花串を奪い合い、田畑や神棚に供えて一年の豊作、家内安全を祈る。県道3号から川上で右折して411号を入り、キャンプ場を通る。
8時5分、ゲート手前。神戸と岐阜ナンバーが駐車していた。
オニギリを食べて20分後、出発。川上林道を歩く。
左手、岩盤から滝となって水が落ちてくる。
15分後、左手に銅穴の滝と休憩所があった。更に進むと左手に標識が立ち、林道から離れて「一つ滝」方面へ降りていく。
銅穴の滝
定員1名の吊橋を渡って、ジグザグに登る。
樹相は杉林からダケカンバになる。色模様の良い枯葉が落ちていた。
9時30分、1本立ててから歩いていくと、丸野林道に出た。
ひたすら歩く。焦げ茶色の蛇が道にいた。
橋を渡り、落石で埋まった道を越える。昇竜ノ滝が右手に見えた。
昇竜ノ滝
10時55分、林道の終点。小屋がある。
石に座ってパンとチーズを食べ、紅茶を飲む。15分後、出発。登山道の木段は始めだけ。高度をあげていく。オッサンが降りてきて「あわてないで」と言って通り過ぎる。
笹の中の涸れ沢を登っていくと、夫婦に会う。男はゴルフのアイアンをストック代わりにしていた。「稜線に出ると泥の深いところがあって膝上まで行くところもある」それでさっきの忠告がわかった。慎重に足の置き場所を探さないと泥に突っ込むようだ。稜線に出て笹、檜、コメツガの林の中を進む。
しばらく雨が降っていないので泥帯は少なかった。一箇所、ストックで確かめるとズボッと入っていく。2回ゆるやかな上り下りをする。
12時20分、展望台の上に立つ。
小秀山は見えたが、御嶽山は雲の中だった。
下のベンチでオニギリとリンゴを食べる。美濃加茂からの中年女性がやって来たので、ベンチを譲る。
12時45分、下山。ストックを使って泥地通過。樹林の枝にカケスが止まっていた。
沢に出て万一に備え水を補給し、タオルを浸して顔を拭き頭に巻く。
14時、林道。15分後、車道に出、30分後、登山道を降りる。
15時25分、吊橋。30分後、駐車場。結局、蛇を往きに3回、帰りに2回見ていた。次の目的地に近い地名にカーナビをセットして出発。途中、道の駅でナシとトマトを調達。妻籠のガソリンスタンドで20ℓ補給、国道276から県道8号に入ってジグザグに登っていく。幸い、対向車は軽自動が1台やって来ただけだった。
17時25分、高度1345mの大平峠を通過。25分後、安平路山への道を左折する。東沢林道は、始めは舗装していたが、直ぐガタガタ道になり、時速5から10キロで進む。
18時20分、ロープで道を遮断していた。車が回転できるスペースから少し離れたところに停める。ビールを飲みながら料理して食べて車内泊。
Okusangaidake(1811m) border of Gifu Pref.and Nagano Pref.
300Famous mountains in Japan
1.Access:car is better. Chuo ExresswayNakatsugawaIC,national road19,256,pref.
road411,Yuumori park
From Nagoya to Sakashita by JR Chuo line(1+30)From Sakashita to Yuumori park
by Kitaena bus(30mnts)
2.Information:Bus Kitaenakotu0573-66-1555
Better to carry stock for muddy road.
3.Season:May to Oct
Records
Sep6
04:00-07:20 Tokyo-Nakatsugawa IC by Chuo expressway
07:20-08:05 Nakatsugawa IC-Yuumori park
08:25-10:55 walk ,cross suspension bridge, climb zigzag among cedar and birch woods, logging road to the end. There is a cottage.
11:00-12:20 climb to ridge line and through muddy route among hemlock woods to peak.
12:45-15:55 down to parked car.