グランパの日記Akihata's Diary [登山mountaineering]
1.2001年7月25~27日
2.同行者:MH、MN、MI、H
3.交通機関:MI車
4.経費:車ほか¥10000 宿泊費¥8600×2 テレキャビン\840 薬師の湯¥500
爺ヶ岳(2670m)地図:国土地理院1:25000神城
昭文社:山と高原地図36鹿島槍・黒部湖
7月25日(水)
5時45分、MI車が新宿南口に止まる。レガシーのランカスター、車体が高いので山道を走るのに向いている。Hの隣りに座って、富士山情報やスイス旅行の話をする。
途中、諏訪湖SAでトイレタイム。豊科で高速を降り、カーナビを使って大町から45号線を走る。扇沢手前の空き地に駐車したハイカーが登山口に向っていた。我々も奥のスペースに駐車する。
9時35分、出発。高度計を1350mにセットし、橋を渡って柏原新道を歩く。
この登山道は種池山荘、冷(つめた)池山荘の主人柏原正泰氏が7年かけて開いた道。下山してくる人がいた。高度200m登ったところで休む。コメツガやヒノキなどの樹林帯を登っていくので日差しがあたらない。尾根の脇をじわじわと登っていく。
中学生たちが降りてきた。松本の明善中学生150人。一泊して鹿島槍に登ってきた。ほとんどが元気良く「コンニチハ」と挨拶していく。「松本とはいいね」、しかし「東京から来た」と言うと「いいなあ」と羨ましがられる。最後は足をかばいながら降りている女学生だった。先生が付き添っていた。
風薫る中学生の鹿島槍
前方の稜線に種池山荘が見えた。未だ遠く高い。
道脇にはゴゼンタチバナの小さな白い花が咲いていた。高度2100mを越えると、ウスユキソウが代わる。2300mからは、いろんな高山植物に出会う。葉の形が兎の耳に似たウサギギク、薄紫色で四弁のシラネアオイ、キヌガサソウは判明した。
12時40分、出がけに買っておいたオニギリを食べる。30分かからずに出発。左に大きく曲がり、ジグザグ道を登っていく。ハクサンフウロが咲いていた。
高山植物と蜻蛉が一気に増えてきたところで種池山荘に着く。おじさんが本格的なカメラを使って、チングルマや紫色の花々を撮っていた。
コバイケソウは既に葉っぱだけになっていた。ここで泊まる人の多くは、五竜岳の方から来ていた。1ℓ150円の水を補給。
針ノ木岳と蓮華岳が正面に聳えている。遠く槍ガ岳が盟主のように突き出ていた。小憩後、ストックをしまって歩き出す。尾根伝いに登り降りを繰り返して進む。中央峰に近づくと、前方に猿2匹を見つける。更に歩いていくと、猿は集団で我々を見下ろしていた。
14時45分、爺ヶ岳中央峰。
近くにコマクサが咲いている。
北峰に降りていくと、石楠花やミヤマダイコンソウが咲いていた。
ミヤマダイコンソウ
先方のハイカーが立ち止まっていた。道の真中に雷鳥の親子3羽がいた。岩肌の羽根をつけている。
一通り写真を撮ったところで近づく。最初は道をあけなかったが、いやいやハイマツに紛れ込む。日本アルプスに挑戦して5年目で始めて見た。冷乗越手前で左手を歩き、シラビソの樹林を歩く。
16時25分、冷池山荘に降りていく。ハイマツやナナカマドに囲まれた赤い屋根の3棟だった。宿泊手続きを一人一人済ませる。明日のチラシ弁当も頼んでおく。夕食は18時からとなる。洗面の水はチョロチョロ、これでは衣類を洗えない。睡眠不足だったので食事まで休む。ほかの連中は奥の談話室でビールを飲んでいた。
夕食を済ませ、談話室でブランディとツマミを持って皆で飲む。ここでは山のビデオを放映していた。
20時、就寝。
Jijigatake(2671m) border of Nagano pref. and Toyama pref.
300Famous mountains in Japan1. Access:car is better. Chuo ,Nagano expressway ToyoshinaIC→pref.road57,147,326
2.Accommodation:Tsubetaike lodge(0261-22-1263)one night two meals 8600yen
3.Information::Ohmachi town office(0261-22-0420)
4. Season:midJul to midOct
Records:Jul25
9:35-13:10 Climb Kashiwara new route from 1330m high and take meal to Taneike lodge(2410m).
13:15-14:45 Climb to peak. There are grouses.
14:50-16:30 Walk ridge to Tsumetaike lodge(2410m) and stay.